防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年1月15日号
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メキシコ合衆国派遣
日本武道代表団に参加
警団人事部訓練班長 2空尉 堤 圭一郎
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 今回、私を含め航空自衛隊から7名(少林寺拳法:佐々木曹長=千歳救難隊、銃剣道:坂根3佐=空教隊、堤2尉=中警団、宿利3尉=空教隊、地頭薗准尉=総隊司、前田曹長=8空団、池田1曹=空教隊)の隊員が、日本武道館主催の『日本メキシコ交流400周年記念メキシコ合衆国派遣日本武道代表団』として、メキシコに行ってまいりました。これは、日本の伝統文化である武道を世界に披露し、日本の心を世界に広め、これを機会に、両国の絆が強固になることを目的とする事業であります。武道代表団は、元防衛庁長官の臼井日出男団長を筆頭に現代武道九道(柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道)と古武道3流派の計12団体総勢74名で編成され、私は銃剣道の代表として参加しました。
 初日、東京九段下の日本武道館で結団式をした後に、代表団全員で成田空港に向かいました。そして、成田空港からサンフランシスコ経由でメキシコシティーに到着しました。機内での時間がトータルで約15時間と長く、大変な長旅となりました。
 2日目は、メキシコシティーの市内を研修しながら、メキシコの文化スポーツ庁に赴きました。そこでは、今回の派遣に伴う記者会見が行われました。メキシコシティーは、沢山の超高層ビルの横に、アステカ帝国やスペイン植民地時代の旧跡が残っており、様々な文明文化が入り混じる独特な雰囲気を醸し出しておりました。
 3日目は、日系人が多く通う『日本メキシコ学院』という学校に赴き、演武を披露しました。その後、在メキシコ日本大使公邸にて『天皇陛下祝賀会』に出席しました。このような格式の高いパーティーに参加することができてとても光栄でした。
 4日目は、メキシコの孤児院に赴きました。メキシコは孤児が多く、このような施設も沢山あるそうです。最初は、「そんな所に行って我々を受け入れてくれるのだろうか?」と心配しましたが、現地に入ると、とても大きな歓声と笑顔いっぱいの子供達が待ち構えていました。そんな子供達と一緒に時を過ごし、逆に我々が孤児達にたくさんの元気をもらったような気がします。
 5日目は、いよいよ『日墨交流400周年記念メキシコ合衆国日本武道代表団武道演武大会』当日。会場は約4500人の人で埋め尽くされ満員御礼。メキシコの方々の武道に対する興味が伺えました。その大観衆の中、我々は、日本武道の「心」と「技」を披露し、会場は拍手喝采。そして、武道演武大会は成功裏に終えることが出来ました。メキシコの方々に日本の武道の素晴らしさを伝えることが出来たら何よりの光栄です。そして、我々の蒔いた種が、数年後に芽を出し、いつか大きな花を咲かせてくれることを祈念しております。
 6日目は、史跡見学に出かけました。メキシコには、32もの世界遺産があり、その中のオラティワカンというところに行きました。オラティワカンとは、「神々の都市」と言われているだけあって、とても神聖な場所でした。私は、ピラミッドの大きさとその存在感にただただ驚き、とても感動しました。
 今回の派遣に伴い、強く感じた事は、日本という国の美しさ、そして律儀で規則正しい日本国民の素晴らしさです。日本の伝統と文化、和の美しさ、我々の大和魂は世界の誇りです。今、日本が失いかけているこの『日本国民としての誇り』を武道を通して後世に伝えていかなければならないと強く感じました。また、他武道の先生方とも知り合いになることができ、そして他武道からいろいろなことを学び、私にとってかけがえのない有意義なものとなりました。
 このご縁と経験を、自衛官として今後の部隊の精強化及び武道の普及に役立てていきたいと思います。
 最後に、私が本派遣団としてメキシコに行くことを快諾してくれた上司、不在間業務をバックアップしてくれた仲間、家族、その他にも本当に沢山の人に支えられて私は有意義で貴重な経験をすることが出来ました。本当にありがとうございました。この感謝の気持ちを忘れず、これからも日々精進していきたいと思います。


園児が23空隊員に手作りの勲章授与
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 11月24日、舞鶴市の三鶴幼稚園の園児が、第23航空隊(司令・壹岐浩一1海佐)を訪れ、隊員に勲章をプレゼントした。同幼稚園では、勤労感謝の日にあわせて園児手作りの勲章を隊員に感謝の意を込めて渡すことが恒例行事となっている。
 勲章は、円い色紙に、「からだにきをつけてがんばってください」などと書かれ、折り紙等で作られた飛行機が貼り付けられたり、園児の似顔絵が描かれていたりと、かわいい手作りのものである。
 今年は約30人の園児が、壹岐司令以下整列した隊員に真心を込めた勲章をかけ、「いつもお仕事がんばってくれてありがとうございます」と一斉に感謝の言葉を述べた。その御礼に、隊員を代表して紅林3曹が「みんなのためにこれからもがんばるよ。応援よろしくね」と返答した。

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
I hope you will pass the exam!
合格するといいね!
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 Hi! A Happy New Year! How are you doing? 皆さん、明けましておめでとうございます。日本中が凍ったように寒いですね。いかがお過ごしでしょうか。ウサギ年は、過去を振り返るといろいろと大きな変化が起きている年のようですが、2011年はどのような年になるでしょうか。楽しみですね。

 さて、今回の表現はhopeを使った表現です。I hope〜で「これから先〜になるといいねえ。」といった期待を表すフレーズを作ることができます。今回は、受験シーズンでもあるので、"you will pass the exam."「試験に合格する」にしました。examは、examination(試験)の略です。会話の中ではよく使います。その他には、"you will win the game"「試験に勝つ」などを入れ替えて言ってみて下さい。「合格するといいね。」といわれたときの返答は、"I hope so"「そうですね。」よりは、"Yes,I will"「うん、合格するよ。」と答えたほうが、良い方向に行きそうです。強く念じることも大事なことです。

 受験生の皆さんは特に、風邪等ひかないようにご自愛ください。最後の頑張りも必要ですが、あせらず着々と一日を大切にして準備してください。きっと幸運の女神が微笑んでくれます。それでは、2011年もより良き年で、ストレスの少ない、楽しく、陽気な生活をお楽しみください。それでは、皆さん。See ya!
 〈スワタケル〉


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