防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年1月1日号
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あけましておめでとうございます
ハイチで正月迎える PKO部隊
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10施群387施中2陸尉 柳澤 昇
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 新年あけましておめでとうございます。
 今年で入隊30有余年となりますが、まさか異国の地で新年を迎えるなどとは、入隊当初には全く想像もできなかったことです。自衛隊を取り巻く環境が大きく変わったことを実感します。
 私は現在器材小隊長として36名の隊員とともに活動中です。当初は慣れない環境下での活動に戸惑う場面も多々ありましたが、活動の要領にも慣れ、市内の道路も覚え、日々充実した活動を実施しています。
 日本代表としてハイチの復旧に携われることを誇りに思い、残りの派遣期間も全力投球で頑張ります。

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9施大3中1陸曹 北向 正彦
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 新年あけましておめでとうございます。
 今年は、異国の地で年男となる特別な正月となりました。副 器材班長としてハイチに派遣され約4ヶ月が経ちます。現在までの活動では、市内の瓦礫除去や病院・学校建設予定地の敷地造成等の任務において施設器材を操作しております。活動現場では、猛暑に加え、作業地域に立ち入ってくるハイチの方々に常時注意を払い活動しています。依然倒壊したままの家屋や避難民キャンプの光景を見るとあらためて日本の良さを感じる反面「あと一杯、あと一押」とつい油圧ショベルやドーザーのレバーを握る手に力が入ります。
 残りの派遣間、一日でも早いハイチの復旧のために、微力ながら任務に邁進したいと思っています。

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9通大2中3陸曹 佐々木拓也
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 ハイチに来て約4カ月が過ぎました。私は通信班の衛星通信陸曹として通信の維持運営のうち、無線中継を担当するため、通信所等で勤務しています。ハイチに来た当初は日本との違いに戸惑い、苦労する事もありましたが、今は上司、同僚、原隊及び家族の支えのおかげでハイチの任務・生活にも慣れ充実した勤務ができています。また、任務で無線中継に行くと現地の子供たちと交流する機会もあり、その笑顔に元気をもらい、日々の任務の活力となっています。
 ハイチでの勤務も残り約2カ月となりましたが、1日1日を大切に一生の財産となるよう頑張っていこうと思っています。

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9後支連1整大3陸曹 三浦 昭一
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 私は今、ハイチ派遣国際救援隊(第3次要員)、本部管理中隊整備小隊で8月末から勤務をしています。仕事や生活環境にも慣れましたが、毎日が貴重な体験ばかりで一日があっという間に過ぎています。約半年間の派遣ということで、ハイチで正月を迎えます。日本にいれば当然ながら家族と年越しを迎えますが、今年は残念ながらそれが出来ません。しかしながら、頼もしい仲間とハイチで正月を迎えることをとても光栄に思うとともに、一生の思い出になると感じています。
 最後に、派遣に当たり、原隊や家族の協力・支援に感謝するとともに、成長した姿を見せられるよう、残りのハイチでの活動を無事に過ごし、帰国したいと思います。


自衛隊サポーターズ
「生涯を国防に捧ぐ筈だった」山本 覺氏
自衛隊のお陰で今がある
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 大阪府守口市在住の山本覺氏は67歳。昭和42年に第1空挺団空挺普通科群を陸士長で依願退職した後、警備会社勤務、タクシー運転手等の経歴を経て平成3年に(株)サンワ運行委託を設立した。大阪地方協力本部の募集相談員を務め、自衛隊関係の民間協力団体に多数加盟する等、「青春の忘れ物」自衛隊に寄せる情熱は今もなお尽きることがない。

 —自衛隊入隊から退職までの経緯は。

 山本氏 父は中国戦線で銃弾を受け野戦病院で傷病死しました。日露戦生き残りの祖父の元で薫陶を受けて育ち一筋に自衛隊員を目指しました。昭和36年に陸自入隊後、前期教育、後期教育を経て第1空挺団空挺教育隊を終了後、空挺普通科群第2中隊に配属、その頃に結婚しました。第1子誕生に伴い、生活経済上の理由で依願退職しました。
 当時の営内者の俸給では妻子を扶養するには苦しく、頑張ってはみたものの、自己の初心を貫くことが叶いませんでした。若き日の7年間を過ごした自衛隊に対しては「憧れ」「挫折感」等が入り混じった様々な思いがあります。
 しかし、翻って、今の自分があるのは現役時代、空挺部隊での筆舌に絶する過酷な訓練により「不撓不屈」の根性と自己研鑽に於ける貫徹精神、同僚や他人を思う団結心と絆の心を叩き込まれたことにより、人間形成の基本的原点の所作に我が身が共鳴したお陰と、深く感謝しております。

 —自衛隊への熱心な協力活動はそうしたお気持ちが背景にあるのですね。

 山本氏 昭和61年頃に子どもたちが次々と自衛隊へ入隊したのを機に運転代行業の研修に入り、平成3年に弊社を設立しました。その後、時間と資金的な余裕が生まれ、心の奥底に眠らせていた自衛隊への思いが沸々と湧いて参りました。全国の陸海空の部隊への訪問・激励をはじめ、地域の入隊適齢者の発掘、募集相談員として地本との連携、駐屯地・基地イベント等への参列、各種自衛隊応援・支援団体への参加、防衛セミナーへの対応等々、身の丈程度の支援と応援を20年以上続けています。

 —現在の自衛隊に対する思いをお聞かせ下さい。

 山本氏 国防に賭ける隊員の意志と意気込みは今も昔も変わりません。自衛隊の海外への支援業務の認知、即応体制の維持、また、阪神大震災を契機に、各行政の危機管理も整備されつつあります。国民一般の自衛隊への理解は私の現役当時より進んでいると思いますが、一方で、防衛予算は減少の一途を辿っています。少数精鋭主義では平和維持への対応にも限度があります。命を賭ける隊員は戦争に一番反対の立場なのに、自衛隊の是非が問われる現状では彼らが可哀想です。
 父祖から受け継ぎしこの国の将来を、みんなで希望を持って踏み締めることが出来るよう、自衛隊を取り巻く環境整備が進むことを切に祈念いたします。


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