防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年12月15日号
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ハートフルコンサートinしまね2010
島根地本演奏会
呉音が支援
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 島根地本(本部長・森茂敏1陸佐)は11月27日、島根県民会館で「ハートフルコンサートinしまね2010」(松江地区防衛協会主催)を開催した。

中高生と合同演奏
 第1部は地元の開星中・高等学校と立正大学淞南高校がそれぞれ単独演奏を行った。次いで、海上自衛隊呉音楽隊と合同演奏。総勢70名による演奏に県内外から来た約1600人の観客は拍手喝采だった。今年初めてという地元の学生の参加に「私も自衛隊の音楽隊と演奏してみたい」と羨ましそうな観客もいた。  中高生と合同演奏
 第2部は海上自衛隊呉音楽隊の単独演奏。呉音楽隊のキラキラとした演奏に誰もが酔いしれた。終盤には会場が一体になって演奏と手拍子。島根県民会館の大ホール内がひとつになった時間だった。
 第1部と第2部の間にはなんと「自衛官ファッションショー」が行われた。陸・海・空の制服や迷彩服、パイロットスーツに消防服等。「かっこいい」という声があちらこちらから聞こえる。第1部で花束贈呈をした入隊予定者が入隊理由を聞かれて応えた「制服が格好いいのも理由のひとつです」を納得した人も多かったことだろう。

大満足のコンサート
 随所に気配りや工夫が見られたこのコンサート。見終わった人たちは「あっという間だった」「自衛官って素敵だね」「感動しちゃった」と大満足。「うちの子、自衛官なのよ」と誇らしげに知人に話している人もいて大成功の記念コンサートだった。


隊員が野外体験で一役
《福岡地本》
小中学生に"サバメシ"大好評
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 福岡地本(本部長・山中洋二1陸佐)は10月17日、ちくぜん少年大使館で「筑前町育成部会、野外体験事業」を小郡駐屯地と共同で支援した。
 小・中学生と保護者を含めた約100名が参加し、開会式前から迷彩服を着た隊員やジープを見て、「かっこいい!」「早く乗りたい」と楽しみにしている様子だった。開会式終了後、約10名ごとのグループに分かれて天幕展張を行った。隊員に教わりながら重い部品を運んだり、杭を打つ作業など協力し合い20分程で展張した。
 昼食では、子供達はサバメシと言われる炊飯手法を体験した(※サバメシとはサバイバルメシの略)。サバメシは2つのアルミ缶を使用して、穴を開けた空き缶の上に米と水をいれたアルミ缶を重ね、下の空き缶に牛乳パックの燃料を入れて炊くと美味しいご飯が出来る。子供達はアルミ缶でお米を炊くという初めての体験に、「美味しくできるかな」との不安の声もあったが、火が消えないよう一生懸命な姿を見せた。父兄と隊員が作ったカレーとサバメシを食べて「プロの味よりうまい!この味は一生忘れんバイ」と絶賛していた。
 午後からはジープの体験試乗とポイントラリーを行った。ポイントラリーは、写真を頼りに各ポイントに向かい、クイズを解いてゴールするという内容で、難易度の高いクイズに隊員も頭を悩ませていたが、すべてのチームが無事ゴールする事ができた。また、急遽、地元選出の前防衛政務官の楠田大蔵議員が激励に訪れ、子供達からポイントラリーのクイズを問われ、頭を悩ませるという一場面もあった。
 閉会式では、隊員に感謝の言葉が述べられ、満足そうな子供たちの笑顔が見られた。


女性モニター等が研修
《兵庫地本》
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 兵庫地本(本部長・西川公康1陸佐)は10月24日、兵庫県防衛協会会員、兵庫地本女性モニター、募集対象者に対して航空自衛隊岐阜基地の航空祭「岐阜基地航空祭」の研修を実施した。当日はあいにくの曇り空にもかかわらず、地元の家族連れや全国の航空ファンなど合わせて13万5000人が詰めかけた。
 研修参加者からは、間近で見る本物のF—15J戦闘機、F—2戦闘機、UH—60J救難ヘリコプター、今回初披露のXC—2大型輸送機の展示飛行など、目の前で繰り広がるスモークと飛行技に「かっこいい」という大歓声が聞こえた。
 続いて、ブルーインパルスによる飛行展示に移りハイレベルな飛行技術が上空で繰り広げられると、見学者のボルテージは最高潮となった。見学した女性モニターからは、「映画のトップ・ガンの世界をみているようで大変満足です! 感動しました」「また来年も来ます」などの声が聞かれた。
 兵庫地本では、「航空自衛隊の隊員一人ひとりの燃えるパイロット魂とそれを支える隊員達の熱き思いを肌で感じることができる同研修を今後とも継続していきたい」としている。


海洋少年団から感謝状受賞
《千葉地本》
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 千葉地本(本部長・伊藤元方1海佐)は11月7日、(社)日本海洋少年団連盟船橋海洋少年団40周年記念祝賀会に際し、青少年に対する防衛思想啓発協力の功績で感謝状の贈呈を受けた。
 千葉県には6個団体の海洋少年団がある。船橋海洋少年団は昭和46年に創設され地域の子供達に海洋文化及び「おきて(心構え)」を伝承し、この活動で約500名の卒団者が各界で活躍している。式典には、船橋市出身で、父親が船橋海洋少年団発足に尽力した野田財務大臣が出席。海洋国家「日本」の地理的重要性から将来を担う海洋少年団の発展を祈念して祝辞を述べた。千葉地本は昭和54年から県内で実施されている艦艇広報「体験航海」で、護衛艦との手旗信号交信や艦内見学などを通じて団の活動に協力していることから感謝状が贈呈された。
 千葉地本では、「千葉県は海と利根川・江戸川に囲まれた海洋県であることから広い海を訓練の場とし、海に親しみながら豊かな心を育んだ若者が国防という崇高な使命を持つ自衛隊で勤務することが期待できる。千葉地本は小中学生を対象とした種まき広報に力を注いでおり、今後も青少年等の活動を積極的に支援・協力していく」と話している。


仙台駐屯地陸士就職補導教育
《宮城地本》
"再就職の心構え"学ぶ
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 宮城地本(本部長・熊本義宏1陸佐)は10月15日、仙台駐屯地援護センターで仙台及び霞目駐屯地に在籍する任期満了退職予定隊員36名に対して「平成22年度第2回仙台駐屯地陸士就職補導教育」を実施した。この教育は10月21日に仙台市内のホテルで実施された任期制隊員合同企業説明会で、参加隊員が一つでも多くの企業から内定等を獲得することを狙いとして行われた。
 はじめに、一昨年からの厳しい雇用状況を踏まえ、「再就職の心構え」として再就職までの流れや面接のための準備事項、事前対策等の教育を実施した。続いて部外講師として(株)日本マンパワーの岡本江美さんを迎え、就職活動における「面接」への心構えについて講義を受けるとともに模擬面接を通じて具体的な応答要領を実習した。
 模擬面接では、グループごとに面談者と面接官に分けられ、全員が相互にそれぞれの役割を体験した。参加隊員は、多数の隊員から注目されている緊張から実力が発揮できない場面もあったが、面接官を模擬体験することで自分の姿が面接官に与える印象などを身を持って感じることができたようだ。
 宮城地本では、今後も依然として厳しい雇用情勢において任期満了退職隊員が100%再就職できるよう更に補導教育の充実を図りたいとしている。


首長らに白書説明
《熊本地本》
自衛隊に対する理解促進図る
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 熊本地本(本部長・坂本知司1陸佐)は10月4日から11月11日の間、「平成22年度版日本の防衛」(防衛白書)の説明を熊本県知事及び県内41市長村長等に対して実施した。
 熊本市長に対する説明では、熊本地本部長のほか、北熊本駐屯地業務隊長及び熊本防衛支局業務課長も出席した。熊本市長からは、「中々このような話を聞く機会がなく、ぜひ市政運営に役立てていきたい。今回はまとめられた説明で大変分かりやすかった」と説明に対する感想を述べた。
 熊本地本では、「防衛白書の説明会は各市町村長から自衛隊に対し意見や要望等を直接聞く場でもあり、自衛隊の窓口業務を担当する熊本地本としては大変ありがたい機会。今後とも日本の防衛及び自衛隊に対する国民への理解を深めるため取り組んでいく」としている。


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