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自衛隊ニュース   2010年12月15日号
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砕氷艦「しらせ」南極へ
盛大に出国行事
《晴海埠頭》
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 砕氷艦「しらせ」(艦長・中藤琢雄1海佐)の第52次南極地域観測協力の出国行事(執行者=横須賀地方総監・高嶋海将)が11月11日、澄み渡った青空の下、東京港晴海埠頭で行われた。
 「しらせ」士官室での中藤艦長による出港報告と、統合幕僚長訓示(代読)のあと、飛行甲板で杉本正彦海上幕僚長が壮行の辞を述べた。
 出港見送り時にはカラフルなテープが舞い、「しらせ」は横須賀音楽隊による「行進曲軍艦」が演奏される中、多くの家族や関係者に見守られ、ゆっくりと岸壁を離れていった。
 「しらせ」は、11月25日にオーストラリアのフリーマントルに到着後、第52次南極地域観測隊等を乗せ、来年1月上旬に南極の昭和基地沖に到着。2月中旬に第51次越冬隊員等を乗せ南極を出発、3月18日にシドニーに寄港して南極地域観測隊を降ろしたあと、4月10日に東京港晴海埠頭へ帰国する予定。


徳教群で追悼式
殉職隊員23柱の冥福祈る
《徳島》
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 徳島教育航空群(群司令・力丸義史1海佐)は10月29日、平成22年度徳島航空基地殉職隊員追悼式を実施した。
 昭和33年に徳島航空基地が開隊されて以来、任務遂行中に殉職された自衛官22柱、事務官1柱の計23柱が祀られている慰霊碑「永遠の礎」前で、殉職隊員のご遺族をはじめ地元松茂町教育長、北島町副町長、海上自衛隊徳島OB会会長など多くの来賓の参列を得て、秋の深まりを感じる天候の下、厳粛かつしめやかに営まれた。
 儀仗隊の「捧げ銃」の敬礼とらっぱ隊の「国の鎮め」の吹奏に引き続き、参列者総員による1分間の黙とうの後、群司令は、「我が国の平和と独立のために散華されました皆様方の志を受け継ぎ、『安全絶対』の精神の下、積極安全を推進しつつ、日夜訓練に精励し、真に役立つ部隊の練成及び精強な搭乗員の育成に努め、国民の期待に応えられるよう全力を傾注する決意であります」と追悼の辞を述べた。
 続いて、松茂町教育長の庄野宏文氏が「国土防衛と世界平和への貢献という崇高な使命感を持って、徳島航空基地に参集され、篤実・勇敢に職務に精励される中、図らずも殉職され、もって自衛隊発展の礎となられた諸霊に、改めて敬意を表し、追悼の誠を捧げます」と町民を代表し松茂町長の追悼の言葉を代読した。また海上自衛隊徳島OB会会長の新保勲氏から「願わくば在天の光として、今後とも我が日本国の繁栄と安寧併せてご遺族の益々のご多幸を見守りお導き賜ることを祈念します」と追悼の言葉が奉読された。
 その後、群司令、ご遺族、来賓、各部隊指揮官等に続いて幹部、海曹、海士、事務官等の代表の順に白菊を献花し、殉職隊員23柱の冥福を祈った。慰霊電報披露の後、弔銃発射と儀仗隊の敬礼を行い、追悼式は滞りなく終了した。


21空群でも追悼式
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 第21航空群(群司令・山本敏弘海将補)では11月5日、館山航空基地内の慰霊碑「悠久の碑」前で追悼式を行った。
 この日は晴天に恵まれ、館山市長の金丸謙一氏をはじめ、遺族、地元協力団体等の来賓約50人、基地隊員ら約150人が参列し、追悼式は厳かに執り行われた。儀仗隊による敬礼に続き、参列者が黙とうを捧げた後、山本海将補が「我々とともに歩んできた前途有為の隊員11名が、志半ばにして若く尊い命をその職に殉じ、一身を省みず職責を全うした崇高な精神を思うと、万感胸に迫り誠に身の引き締まる思いである。我々は、悠久の大儀に殉じた英霊の尊い犠牲を、隊員一同再度見つめ直し、二度とこのような悲劇が繰り返されることのないよう取り組んできたい」と追悼の辞を述べた。来賓の献花の後、殉職隊員の御霊に対し儀仗隊による弔銃発射を行い、厳粛な雰囲気の中、追悼式は終了した。


中央観閲式に参加
《第32普通科連隊》
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 第32普通科連隊(連隊長・芝伸彦1陸佐)は10月24日、朝霞駐屯地訓練場で実施された平成22年度自衛隊記念日記念行事観閲式に参加した。連隊は観閲台前、中央に位置する部隊として、観閲官の菅内閣総理大臣を前に「対特殊部隊・武装工作員対処装備の普通科部隊」として、戦闘防弾チョッキ、戦闘パット及び戦闘ゴーグルを装備して式典に整列、一糸乱れぬ動作で来賓・観客を魅了した。
 連隊は式典に参加するにあたり約1ヶ月間に及ぶ練成訓練を実施した。10月13日に実施された第2回師団統一訓練には連隊協力者が激励に訪れ、一連の動作を見学するとともに、隊員一人一人に激励品を配り、隊員の士気は大いにあがった。また、15日には家族間コミュニティ支援として、隊員家族15名が方面統一訓練を見学、隊員に熱い声援を送っていた。
 観閲式当日、練成の成果をいかんなく発揮し、観閲行進では約500mの観閲道を威風堂々と行進、来賓及び観客から拍手喝采を浴び、陸上自衛隊最大の式典において首都防衛連隊の威容を国内外に示して、その任務を完遂した。


機雷、旧軍砲弾を同時水中爆破処分
《下関基地隊》
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 海自下関基地隊(司令・内田薫1佐)所属の第43掃海隊(司令・高岩俊弘2佐)「とよしま」(艇長・押川秀成1尉)及び「うくしま」(艇長・田村進3佐)は、門司海上保安部からの要請により、11月3日、関門海峡東口にある満珠島南約1・5キロの海域において、戦時中に米軍が敷設したと思われる機雷1個及び旧日本軍製とみられる砲弾8個を同時に水中爆破処分した。
 この機雷等は10月7日から13日にかけて、同海域で浚渫工事中に発見されたもので、掃海艇による調査を実施したところ、円筒型の機雷(米国製MK25機雷相当)及び旧日本軍製とみられる砲弾であることが分かった。
 11月3日、掃海艇「とよしま」及び「うくしま」は、午前8時に現場進出。巡視艇4隻及びヘリコプター1機が警戒する中で、第43掃海隊所属の水中処分員が指定された担当区域で作業を開始した。
 下関基地隊では、機雷と砲弾の同時爆破処分は今回が初めてで、通常爆破処分の2倍の神経をすり減らし、地元住民の漁業に与える影響を勘案しつつ作業を実施した。
 午前10時に爆破。爆発の轟音とともに高さ約10メートルを超える水柱が上がり、同時爆破処分は見事に成功した。
 今後も爆発性危険物の発見が予想されることから、下関基地隊では常に即応態勢を堅持し適切に処分したいとしている。


園児170人が部隊見学
《国分》
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 国分駐屯地(司令・堀井泰蔵1陸佐)は11月10日、17日、霧島市内のあおば幼稚園生170人の部隊見学を実施した。
 2日間とも晴天にめぐまれ子供たちもニコニコしながら駐屯地を訪れた。
 門を入るときには少し緊張気味な表情だったが、広報官が笑顔で出迎え、見学説明をすると子供達もいつもの元気がでてきた。
 まず、園児達は、戦車、ヘリの展示を見学。「大きいねー」「このヘリコプターは動くの?」とはじめて見る戦車やヘリに驚きと好奇心を抱いていた。広報班手作りの記念写真パネルでは、顔を出し自衛官になりきりポーズを決めていた。
 その後、訓練場へ移動しゲームなどをして楽しんだ。汗をかいた後は、子供たちお待ちかねのお弁当。みんな手作りお弁当を広げ、「ほら見て」と嬉しそうに弁当を見せあいっこしていた。
 昼食終了後の質問コーナーでは、「今日は楽しかったです」「どんな仕事をしているんですか?」など自衛隊にも興味を持った様子だった。最後に広報班手作りの記念カードをもらい「今日はありがとうございました。とても楽しかったです。また遊びにきます」とかわいい笑顔で手を振り、覚えたばかりの敬礼をして部隊を後にした。


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