防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年11月15日号
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寄せ書き

卓球に励む余暇
第37普通科連隊(信太山) 1陸曹 西原俊二
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 私は余暇の時間を利用して、卓球を楽しんでいます。学生時代は小学3年生から高校3年生まで卓球部に所属し、部活動に明け暮れた生活を送っていました。自衛隊入隊以降、しばらく遠ざかっていましたが本格的に卓球を再開したのは43歳の時でした。
 平成17年、連隊第4科勤務をしている頃に駐屯地卓球部の存在を知り、25年というブランクがあったもののまた卓球がしたいという気持ちに駆られ、即入部を希望しました。
 25年というブランクは非常に大きく、頭で描く自分と実際にプレイする自分が噛み合わず、もどかしい日々を送りました。駐屯地卓球部には初心者も所属しており腕前は様々ですが、一番面食らったのは卓球部を立ち上げた女性自衛官の豪快な卓球でした。
 練習のたびに強打で球を割るのは当たり前、大会で男子団体戦にメンバーとして参加しているにも関わらず、対戦する相手の男性を振り回し、挙句の果てに怪我を負わせること一度ではなく……。女性に負けてはいられません。私も負けぬように頑張らねばと、一度は消えた卓球への情熱が再び燃え始めました。
 最近地元地域の卓球仲間が出来、駐屯地以外での練習が出来るようになりました。地域の仲間と駐屯地卓球部員が練習することも多くなり、また自分自身の技量向上も図れ、今とても有意義な毎日を過ごしています。学生時代の頃の感覚も戻り、得意のスマッシュにも威力が戻ってきました。1月に参加した第16回全国自衛隊卓球大会では自分の思っていた以上のプレイが出来、来年はさらに上を目指し入賞を狙っていきたいと今新たな目標に向かっています。
 私は現在47歳、体力の続く限り卓球を続け、いつか近畿大会や全国大会等大きな大会に出場して、上位に入賞できるようになりたいと夢を抱くようになりました。
 私の卓球をする姿を見て、小学生の息子も卓球を始めるようになり、楽しみがまた一つ増えました。息子の成長を楽しみにしつつ、いつか親子ダブルスが組める日が来ることを夢見ながら生涯現役で卓球を楽しみたいと思います。
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魚釣りの醍醐味
第302普通科直接支援隊(海田市) 2陸曹 三浦直樹
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 私の趣味は、読書や模型製作、魚釣りなどがありますが、今回は、最も力を入れている魚釣りについて語りたいと思います。
 私が魚釣りを始めたのは、小学生の時からですが、その頃は皆さんの多くが経験したような、初歩的なものでした。しかし、成人して釣り好きな友達に誘われながら、色々な釣りを経験するうちに、どっぷりと釣りにはまってしまいました。
 釣りを始めた当初は知識も無く、ほとんど魚を釣る事が出来ませんでしたが、色々と勉強や練習をすることにより、多くの魚を釣る事が出来るようになりました。以前は実家の近くの堤防で釣りをしていましたが、釣具店の店員や他のお客さんなどとも知り合いになり、今は一緒に船で色々な島に渡っています。昨年の年末も、以前の勤務地の知り合いと一緒に長崎県の男女群島に釣りに行きました。
 最初のうちは黒鯛を釣るのに夢中になっていましたが、7年前に離島でのメジナ釣りに誘われてから、今では離島でのメジナ釣りにはまっています。今の目標は、少しでも大きなメジナ(50kg以上)を釣る事です。その為にも更に色々な釣り場やいろいろな人と釣りに行き、更に技術を上げていきたいと思っています。
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県民目線での参加 
元非常勤隊員 大原亜季子(三重地方協力本部投稿)
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 今年度の4月1日〜9月30日の間、三重地方協力本部渉外広報室で非常勤隊員として勤務させて頂きました大原です。民間でしか仕事をしたことのない私にとって、自衛隊での日常的な敬礼や朝夕の国旗掲揚、時間の読み方、自衛隊独特の用語、階級、部隊の名称等、見るもの聞くもの全てが初めてで、最初は戸惑いの連続でした。
 また自衛隊は男性の縦社会で、厳しいイメージがありましたが、普段仕事をしている時は、気さくに声をかけて頂いたり、解らないことがあれば親切に教えて頂きました。少しずつ自衛隊の空気に慣れてきたところでの退職となり、少し残念な気持ちです。
 先般、三重地本にとって大きいイベントの一つであった「伊勢湾マリンフェスタ10」に参加させて頂きました。今までデスクワークばかりしてきた私にとって、事務所から外に出て仕事をするという体験は初めてで、とても新鮮で体力のいる仕事だと実感しました。
 私は三重地本で勤務するまで自衛隊との関わりがなかったために自衛隊のことは全く無知でしたが、考え方によっては、県民の方々と同じ目線であるということにも繋がります。
 県民目線でイベントに参加し、さまざまな年齢層の方々にふれあい、自衛隊の必要性を知って頂くと同時に自衛隊に興味や関心を持ってもらい、一人でも多くの若年層が自衛隊に入隊して頂けるよう努力することが大事だと実感しました。
 私は結婚を機に静岡へ行くこととなり退職いたしましたが、これからも自衛隊の良き理解者として、陰ながら応援していきたいと思います。
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チームワークを学ぶ
四日市農芸高校 野川裕奨(久居駐屯地投稿)
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 今回で職場体験学習も3回目となり、今年も貴重な体験をさせていただきました。私は、ラグビー部のキャプテンを任されており、他の部員をまとめる上でもこの体験学習はとても良い勉強になりました。
 連日、暑い日が続きましたが部員全員、暑さに負けず、前向きに学習に取り組んでいたように思います。3日間の学習を通じて時間厳守、物・道具を大切にすることや人を思いやる気持ちを持つことなどあらためて教わり、指導いただいた隊員の方々には感謝しています。
 特にロープワーク(モンキー渡り)では女子マネージャーも参加し、全員がそれをやり遂げたことで、チームがひとつに成れたことは大きな財産となりました。
 将来、それぞれ進む道は違いますが、今回経験したことは絶対に活かされると思います。
 3日間、本当にありがとうございました。
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臨時勤務を終えて
鹿屋警備隊(鹿屋) 海士長 河野瑠唯(宮崎地方協力本部投稿)
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 「7月からの3ヵ月間、日南地域事務所臨時勤務の話が来ているがどうするか?」と部隊の上司から話があった時、「やっときたか〜!」と内心思い「行きます!」と即答しました。
 臨時勤務前に、日南所に挨拶の電話を、と受話器を取ると、急に「どうしよう……緊張してきた……」と不安な気持ちになりましたが、挨拶を終えた頃には、日南所の皆さんはとても温かいなあと、不安はなくなり、逆に7月から新しい場所で勤務することが楽しみになりました。
 日南所で勤務して、まず思ったことは広報官の方は、受験者確保のため、朝早くから夜遅くまで大変だなと感じました。また、広報官の方が募集広報などで各地域に出向き、地域の方とコミュニケーションをとっているから、自衛隊が企画したイベントや、訓練を実施する際に地域の皆さんのご理解があるのだなと、広報官の新たな一面を知ることが出来ました。
 9月に入ると、次々に願書が届き、広報官の地道な努力がこうやって実るのだなと思いました。
 約3ヵ月という期間ではありましたが、臨時勤務を通して学んだことは他にもたくさんあり、多くの貴重な体験をする事が出来ました。このような経験が出来たのも快く送り出してくれた原隊の方々や、慣れない業務を丁寧に教えてくださった地本の方々のおかげです。部隊に戻ったら、今まで支援してくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、3ヵ月で学んだことを業務に活かせるよう努めていきたいです。3ヵ月間ありがとうございました。
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減量一考察
第6師団司令部(神町) 1陸尉 中田武彦
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 平成21年4月1日より日課時限が変更(課業開始:0800→0815)しメタボリックからの脱出を図るべく毎日早朝に駆け足をはじめる事とした。現状は、体重80kg→70・5kg(9・5kg減)、ウエスト91cm→81cm(10cm減)、BMI26・1→23・3(2・8ポイント減)で、「おおむね成功」の成果を得ることができた。(現在進行形)
 今にして思えば「おおむね成功」した最も大きい要因は、「継続」と言えよう。必ずしも天候・気象に恵まれず、また、身体のあちこちが悲鳴を上げる中で、自らをなだめすかし、あるときは、叱咤激励して妥協に打ち勝ち、続けてきた賜物だと考えている。
 どんなに効果的かつ効率的に痩せることが記述されている書籍を読もうが、はたまた、フィットネスクラブに常設されているようなマシーンを購入しようが、自らが実施し継続しないことには、宝の持ち腐れである。ランニングシューズとジャージと、どこまでも果てしなく続く道があれば、必ず痩せることができる駆け足こそ減量の近道であると考える。
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班付として学んだ事
第8施設大隊(川内) 陸士長 藤後 満
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 私は、7月1日から9月18日まで、川内駐屯地において新隊員後期課程(施設)の班付として教育に参加させていただきました。今回の後期教育を終えて、私が学び感じたことは、人に指導する事はとても大変だという事でした。教育に当たって自分なりに勉強した上で1から10を教えたとしても、やはり経験の無い新隊員では6か7くらいしか理解してもらえず、もどかしくて何とも言えない気持ちになりました。
 しかし、何度も指導を重ねていく度に、徐々に理解度も上がり、彼らも自分についてきてくれてとても嬉しく思いました。また、日を重ねるごとに、彼らとの距離も近くなっていき、相互理解も深まってスムーズに指導が出来るようになりました。今回の教育を通じて学んだ事、失敗した事を生かし、今後の訓練や服務指導に役立てて行きたいと思います。
 最後に、新隊員全員の活躍を祈っています。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
(財)関東電気保安協会 前 田 芳 徳
前田氏は平成21年1月、第7航空団飛行群本部を3空尉で定年退職。55歳
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 平成21年1月に航空自衛隊を定年退職し百里基地援護室のご尽力により財団法人関東電気保安協会に再就職することができました。現在も現役当時と変わりなく、明るく、元気一杯、毎日楽しく勤務しております。
 かねてから私は、第2の人生は人の為になる仕事がしたいと考え、定年2年程前に先輩等に話を聞いて、現在の職場を知り、就職に必要な第2種電気工事の資格を取得しました。
 現在の仕事内容は電気設備の安全点検です。お客様に「安全・安心」な電気をお使いいただくため、4年に1回の間隔で一般家庭や商店などの低圧の電気設備の点検、漏電の調査、電気相談へのアドバイス等を毎日数十件のお客さまを訪問し実施しています。最初の頃は、慣れない勤務環境や電気の知識・技術など覚えなくてはいけないことが多く、これからも続けていけるか心配な時期もありましたが、上司や先輩調査員の指導を受けながら、今では点検終了後お客さまに「電気設備は安全です。安心して電気をお使いください」と自信を持って言えるようになりました。もう一つは毎日色々なお客さまに出会える楽しさ、特に一人暮らしの高齢のお客さまに簡単な手直し(電球の交換、アース線の取付、分電盤の清掃など)を実施して、喜んで頂いた時には、疲れも吹き飛びこの仕事を選んで良かったと感じています。
 再就職して1年半が経過した今、アドバイスと言えるほどのものではありませんが、退官時の団司令に「退職したら、電源を切る(OFF)のではなく、再起動(RESET)をしなさい」と言われたことが印象的でした。在職中に上司、先輩、同僚等に受けた指導、自分自身の経験、培われた強い責任感等は、一般企業に勤めても極めて役にたっていますし、企業もそのような人材を望んでいます。再就職には、色々な不安があると思いますが、再起動し自衛隊出身ということに誇りと自信をもって再就職に臨んでほしいと思います。
 さらに、どんな仕事にも言えることですが、健康管理に十分留意して欲しいと思います。健康でなければ職場の仲間やお客さまにご迷惑を掛ける事になりますから。
 最後に、現職の隊員の皆さんのお宅にも、4年に1回は必ずお知らせをして、電気の安全点検に伺いますので、その時はあたたかく迎えてください。宜しくお願いします。現職隊員の皆さんのご健康とご活躍を心よりご祈念申し上げます。


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