防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年9月15日号
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HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
Is something the matter?
イズ サムシング ザ マター
なにかあったんですか?
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 青い空が高くなり、暑さも少しやわらいだ感じがしますがいかがお過ごしでしょうか。夏ばての方も多いと思いますが、ゆっくりと体調をととのえて、一年で一番過ごしやすい季節を楽しめるといいですね。
 今回の表現は、“Is something the matter?"「なにかあったんですか?」です。matterは、「重要な、重大な」といった意味です。何か大変なことが起きたのかを問うと同時に、相手に対する思いやりの感情が含まれています。中学で習った“What's the matter with you?"も、「いったいどうしたって言うんだ。説明しろよ。」という感じになるので、使うときには相手との関係と状況を考えたほうがいいですね。軽い感じでは“Something wrong?"「何か(悪いことでも)あったの?」もよく使いますね。時と場所、相手の関係に応じて使い分けるといいですね。英語のフレーズを覚えるときに、関連するフレーズと、その違いを考えながら覚えると興味もわき、楽しく覚えることができねすま。トライしてみてください。。
 今年の夏は記録的な猛暑でしたね。体調をくずされたかたも多いと思います。夏の疲れは、体にたまっています。冷たい飲物や、脂っこい食べ物で無理させた胃腸も弱っていると思います。ゆっくりと時間をかけて体調を整えると良い秋が楽しめるのではないでしょう。それでは、今週もストレスのない陽気で楽しい生活をお過ごしください。〈スワタケル〉

ロンドン五輪 期待の星
柔道男子66kg級
浅野大輔3陸尉 (富山県出身、1984年生まれ)体育学校
階級あげて再出発 本来の柔道取り戻す
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 子供の頃、浅野は暴れ回るのが大好きなやんちゃな少年だった。その浅野が柔道を始めるきっかけとなったのは、小学校2年の時、足を怪我した父について行った接骨院で柔道をやらないかと誘われて柔道を始めた。浅野は思いっきり暴れ回ることができた柔道を心の底から好きになった。その後中学時代に全中で優勝するなど柔道の有力選手として成長し、オリンピックを目指したいと考え、平成18年、自衛隊体育学校に入隊する。浅野を有名にしたのは、20年の4月に行われた全日本体重別選抜選手権の準決勝。五輪3大会金メダルの野村忠宏から背負い投げで技ありを奪い勝利し、野村の北京五輪出場を阻止した。浅野は柔道の最軽量級である60kg級選手として一躍注目される存在となった。
 その後、その年の講道館杯で3位、翌年には2位となるが、No.1にはなりきれなかった。浅野は60kg級で続けていたが、減量が厳しく無理を重ねていた。浅野は試合前少ないときで8~9kg、多いときで12~13kg減らさねばならなかった。今年の2月のグランドスラム・パリ大会(フランス国際)では、大会前に強化合宿があり、減量を始めると、練習で出せる力が半減してしまい、厳しい強化合宿の練習について行けなくなる。浅野は減量を後回しにして、合宿での練習を優先した。その結果、短期間で一気に減量しなければならず、昔から憧れていたフランス国際の畳の上に立っていた時はへろへろだった。当然結果は惨敗。浅野本人は減量にエネルギーを使い、本来の柔道ができないことにいらだちを覚えていた。平成21年の体重別選抜選手権で3位に終わると、階級をあげることを決意する。
 そして、8月28日実業団個人選手権が行われ、この大会で66kg級に階級をあげた。初戦2回戦を小内掛けで一本勝ち、その後も勝ち続け、結局、オール一本勝ちの圧勝で優勝した。浅野にとって66kg級との相性は良かったのか、元々定評のあったパワーに加え、60kg級時代に培ったスピードが生きた試合を展開した。文字通り浅野は畳の上で暴れ回った。浅野は試合中に、自分が柔道を始めた最初の頃に感じた思いっきり体を動かすことができる柔道の楽しさが突然蘇った。これまで減量の苦しみから、どこか柔道を義務的に行い、常に強迫観念に追われていた感覚があったが、減量がないだけでそのストレスから解放され、柔道が楽しかった子供の頃の原点を取り戻すことができた。
 今後浅野は講道館杯での優勝と来年以降の国際試合日本代表が目標となる。自分の柔道を取り戻した浅野は次の試合が待ち遠しいと感じている。(体校渉外広報室・佐野伸寿3陸佐)

NBCテロ対処に県職員10人が参加
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 7月7日、神町駐屯地で、宮城、山形及び福島県の国民保護担当職員10人が参加して国民保護情報交換会が実施された。
 今回の国民保護情報交換会は、山形県の国民保護担当者から「国民保護訓練におけるNBCテロ対処のあり方について自衛隊から学びたい」との提案を受け、宮城県、福島県にも呼びかけるとともに、第6師団司令部及び第6特殊武器防護隊の支援により実現した。
 当日は、「国民保護について」、「化学科職種について」、「NBC対処について」ブリーフィングを実施し、装備品展示において、化学防護車、除染装置、各種防護衣、各種線量計、人員用除染所並びに今年3月に導入された生物剤警報機の展示説明を実施した。
 参加した各県の担当者は、「自衛隊のNBC対処器材をはじめて見ることができた。特に化学防護車、生物剤警報機、人員用所除染所が印象的だった。NBCテロ対処について具体的にイメージアップすることが可能になったが、その分、県としての課題も多くあることを理解することができた」と成果を述べていた。

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