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自衛隊ニュース   2010年7月1日号
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第2師団創立60周年・旭川駐屯地開設58周年記念行事
記念行事を盛大に挙行
“進化無限"テーマに
来場者 過去最高の2万5千人
第2師団
車両に乗り、部隊を観閲する渡部師団長
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威風堂々の観閲式
 6月13日、第2師団創立60周年及び旭川駐屯地開設58周年記念行事が挙行され、同行事では過去最高の約2万5000人の来場者が訪れた。
 午前10時からの観閲式では、総合近代化師団となった北鎮師団及び旭川駐屯地所在の各部隊が式場に整列しその威容を示した。渡部悦和2師団長は式辞で、これからも“練磨無限"の精神で厳しい訓練に臨み、“進化無限"を合言葉に「進化し続ける強靭な第2師団」であり続けると決意を述べた。観閲行進では、戦車・火砲はもとより総合近代化師団の代名詞とも言えるFiCS(師団等指揮システム)、ReCS(基幹連隊指揮システム)も登場し、火砲、ヘリコプター等、師団の威風堂々とした行進に観衆から盛大な拍手が送られた。

各種イベント大盛況!!
 各種イベントでは90式戦車の体験搭乗、装輪装甲車の体験試乗が人気を呼んだ。アトラクション会場では、各部隊が様々な売店を出店し、昼食時には各店に長蛇の列が出来た。装備品展示会場も多くの人で埋め尽くされた。
 写真展示、記念撮影コーナーでは、今年もシャッターマンが登場、顔出しパネルの撮影を手伝うサービスが行われ人気を集めた。毎回大人気のフワフワエアードームやストラックアウトではたくさんの子供たちで賑わい、特別企画「坂の上の雲」展を開催中の北鎮記念館には約1000人の来館者があり、先人たちの足跡を観覧した。
 また、来場者の撮影したベストショットを募集するフォトコンテストも開催され、一般カメラマンたちが観閲行進、模擬戦闘訓練展示など駐屯地内の被写体を求めて活発に動き回っていた。応募作品は、北鎮記念館と師団HPで紹介される予定だ。

ブルーが旭川初展示
 今回旭川初となるブルーインパルス(空自第11飛行隊)の展示飛行が、雲ひとつ無い青空に恵まれ絶好のコンディションのなかで行われた。一糸乱れぬフォーメーションやダイナミックなソロ演技など次々に繰り広げられた驚異のパフォーマンスに、来場者から感動と歓喜の声が上がった。飛行終了後には、「また観たい」「次回も呼んでほしい」との声が多数寄せられた。

迫力の模擬戦闘訓練
 続いて、観衆の興奮も冷めやらぬまま模擬戦闘訓練展示が行われた。偵察ヘリと第2偵察隊の敵情視察に始まり、榴弾砲、戦車砲などの空包射撃や普通科部隊の歩兵戦闘、ヘリからの機関銃空包射撃に観客は見入っていた。


雪月花
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 ことしも冒頭に黙祷を行った、大学時代の同級会でのこと。今まで世話役として所在の分からない仲間を探しながら完璧な名簿を作り、別れる時「来年まで死ぬなよ」と大声を出して一番元気だった彼のために。去年の犬山での同級会から1年もたっていない。卒業して半世紀近くたってもこの会が続くのは彼のお陰であることは全員わかっている。去る5月、17名が札幌に集まったが全国各地から来たメンバーに彼への感謝の気持ちが重なっていたことは間違いない。全員第一線を退いており時間だけはリッチだから集まりやすいことも事実だ。東京からの仲間の一人は東北新幹線を使い函館に1泊して優雅な汽車の旅、根室からは8時間かけてバス、広島や香川組は羽田乗換えで1日をかけるなど「アラ古希」の特権を十分楽しんでいるようだった。那覇も札幌の出張も日帰りのご時勢ではちょっと考えられまい。それにしても5月の北海道は素晴らしかった。桜と梅と桃の花が一度に咲くから三春桜というところが福島県にあるが、その伝からいくと北海道は十春桜と言えるほどに花がいっぱいだった。洞爺湖も大倉山もよかった。来年の会は高松で行うが、もう地元の幹事はホテルとの交渉に入ったり車の所要時間の調査をするなど張り切っている。一人になってもこの同級会は続けるのだと全員で約束しているが来年は絶対に黙祷を行わないように。
(所谷)


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