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自衛隊ニュース   2010年3月1日号
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コブラ・ゴールド10
《タイ王国》
国連平和維持活動を6ヵ国が共同で演習
自衛隊員100名参加
コブラゴールド
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 多国間共同訓練コブラ・ゴールド10が2月1日から11日までの間、タイ王国で実施された。訓練には、日本、米国、タイ、シンガポール、インドネシア、韓国などが参加、(1)国連平和維持活動に関する指揮所演習(2)人道・民生支援活動(医療)に関する実動訓練(3)非戦闘員退避活動/在外邦人等輸送に関する実動訓練(4)国連平和維持活動に関する実動訓練などを自衛隊員約100名と各国軍人らが連携しながらそれぞれ演練した。特に、(5)の訓練には自衛隊は部隊として参加したのは今回が初めてで、また、特殊作戦に関する実動訓練にも初めて研修要員を派遣した。(写真は在外邦人を誘導する隊員)〈関連記事3面・紙面をご覧ください〉

ハイチPKO2次隊350名派遣準備完了
榛葉副大臣「ハイチ復興、国連の活動に貢献を」
1次隊は整地作業開始
ハイチPKO
関係団体、留守家族ら大勢の見送りを受け、福永隊長を先頭に帯広駐屯地を出発
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ハイチPKO
バケットローザで砂利を敷きつめる(国連管理用地で)
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 ハイチ派遣国際救援隊第2次隊(隊長・福永正之1陸佐以下約350名=第5旅団主力)の壮行行事が2月18日、帯広駐屯地で行われた。行事には、榛葉賀津也防衛副大臣、酒井健北方総監、荒川決齪Y陸幕副長をはじめ防衛省・自衛隊の高級幹部、地方自治体の長、派遣隊員と留守家族ら約550名が参加した。
 午前10時半、駐屯地体育館に整列する派遣隊員を代表して福永隊長が市田信行5旅団長に派遣準備完了を力強く報告した。これに対して市田旅団長は「厳しい環境の中で、一致団結、任務の完遂を」と激励した。また、榛葉副大臣は訓示の中で「使命感に満ちあふれる派遣隊員に接し、誠に心強く感じる。これまでの経験を活かし、ハイチの復興と国連の活動に大いに貢献することを期待する」と述べた。引き続き、壮行会食や見送り行事などが順次行われた。福永隊長は記者会見の中で「国連平和維持活動に日本の代表として参加できることは大変名誉なこと。『油断せず、助け合って、真心支援』で、ハイチの被災者のため、現地の人々の目線に立った、きめ細かい支援により任務を完遂していく」と抱負を語った。
 一方、2月6日から順次日本を出発、ハイチ入りした1次隊(隊長・山本雅治1陸佐以下約200名=中央即応集団主力)は、16日午前10時(現地時間)、世界最大の輸送機アントノフで空輸された装備品(バケットローザ、油圧シャベル、軽装甲機動車、大型ダンプなど)を使用しながら国連管理用地(首都ポルトープランス空港地区)で砂利敷きなどの整地作業を開始した。
 また、空自空輸援助隊C―130も引き続き、マイアミ、ハイチ間で物資や人員の輸送を続けている。

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