防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年2月1日号
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協力団体が駐屯地見学
《京都地本》
防衛協会青年部会
戦車試乗等で理解深める
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 京都地本(本部長・石田裕1陸佐)は12月18日、陸上自衛隊今津駐屯地及び饗場野演習場内において京都府防衛協会青年部会(迫田晋也会長)の会員等25名に対し、戦車の実弾射撃見学及び体験試乗を実施した。
 午前8時に京都駅前に集合した一行は、約1時間半の道のりを経て今津駐屯地に到着。早速、隊員が用意した鉄帽を被り饗場野演習場へ、現地ではまさに戦車が射撃中であり、部隊が実際の訓練下であることの緊張感が垣間見えた。戦車が射撃位置へ前進し、車長の「撃て!」の号令で砲が火を噴く。数秒後轟音と衝撃とともに、砲弾が標的に見事命中する正確さに見学者も圧倒された様子だった。また、現地では訓練や戦車のおおまかな諸元などの説明を現地隊員から受けた。
 その後、駐屯地の隊員食堂に移動、普段隊員が口にしている昼食を食べ、冷え切った体を温めた後、体験試乗となった。
 74式戦車は全長約10メートル、幅約3メートル、間近で見る戦車に「大きい」とため息をもらした。ひととおり外観の見学を終えた後、いよいよ念願の戦車に乗り込む。後部に据え付けられた見学者用の篭にしっかりとつかまり、前進する。山間部に吹きすさぶ風に耐えながらも普段経験することのできない貴重な体験搭乗を満喫していた。降り立った人からは「戦車に携わる人たちの苦労を垣間見たような気がします。今後もこのような研修に進んで参加したい」との感想が聞かれ、一行は帰路についた。
 参加代表の迫田青年部会長は「自衛隊を理解するためには何よりもまず、実際に現場の隊員が扱っている装備品を見て、触れて、体験することが大切」と熱くコメント。京都地本では「今後とも協力団体との連携を密にし、さらに自衛隊の協力と理解の輪を広げることができるよう努力を重ねる」としている。

就職援護教育を実施
《岩手地本》
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 岩手地本(本部長・浅野事務官)は、このたび岩手駐屯地において今年度第2回目の定年退職予定者及び任期満了予定者を対象とした就職援護教育を実施した。
教育には定年退職予定者42名、任期満了予定者16名及び中隊長等が参加して行われた。
 今般の教育上の留意事項は「リアリティー」。定年予定者の講師には、OBで現在岩手三八五流通株式会社の安全管理部長に就いている櫻田氏を招き、「民間企業と自衛隊の相違点」と題して職場の現状に照らし合わせた講義が行われた。
 特に、昨今の経済情勢に対処するため「社員一丸となって創意工夫し経費の節減に努め利益を追求している姿」や「事故等が会社に与える影響」など、現実味溢れる内容に受講者は真剣にメモをとり聞き入っていた。また、櫻田氏は退職後に改めて感じた自衛隊の組織力や退職者に対するバックアップのすばらしさを、もっと肌で感じ、残された自衛隊生活を有意義に過ごすと共に再就職に対する意識改革あわせて退職前に綿密周到な生活設計を立てて欲しいと結んだ。
 教育参加者からは現在の経済情勢や社会情勢の厳しさを痛感し「数年後に自分が直面するであろう厳しい社会情勢に対応できるよう今から物心両面の準備をしていきたい」と決意を新たにしていた。 

東北方音楽隊 ミニコンサート開催
福祉施設に音楽をプレゼント
《秋田地本》
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 秋田地本(本部長・太田1空佐)は1月16日、秋田市の介護老人福祉施設「旭川デイサービスセンター」において東北方面音楽隊によるミニコンサートを開催した。
コンサート 秋田地本が慰問演奏という形で県内で開催するのは初めての試み。東北方面音楽隊隊長・田村3陸佐の挨拶に続き、同音楽隊隊員11名が童謡や昭和歌謡曲など計13曲を披露した。当日、外では雪が降りしきる厳しい寒さに見舞われたが、同施設利用者は、馴染みの曲に手拍子をして口ずさみ、心温まるひと時を堪能したようだった。また、コンサート開催は当日朝のテレビで紹介されたほか、その様子が翌日の地元紙にも掲載されるなど、秋田県民に広くその活動が紹介された。
 コンサート終了後、音楽隊には同施設利用者から温かい拍手が送られ、「元気をもらった」と感謝の声が多数寄せられた。(写真=心温まる演奏を披露した東北方音楽隊)
 秋田地本では、「今後もこのような機会を設け、通常の会館などで行う演奏会を鑑賞することが困難な方にも、音楽隊の演奏に触れていただきたい」としている

2師団
冬戦競研修を支援
《旭川地本》
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 旭川地本(本部長・川原光雄1陸佐)は1月14日、旭川地本管内の協力団体の会員10名に対し、上富良野演習場で実施された第2師団冬季戦技競技会研修の支援を実施した。また、名寄、留萌、遠軽、上富良野各地区の父兄会、隊友会、自推協(募集相談員)の会員約90名も応援にかけつけた。
 競技会は午前9時、部隊機動から始まり、引き続きアキオ曳行が実施された。特に、アキオ曳行の競技が始まると、研修者はゴール直前の登りで隊員に「ラストだ、頑張れ」と大きな声援を送ったり、最後の力を振り絞ってアキオを曳行している隊員の姿を見て感銘している様子を見せた。また、研修者は、機動しながら背負う背のうやアキオに積載している装備の重量等について質問するなど、様々な関心や興味を持ち研修に満足の様子であった。
 旭川地本では、今後も協力団体等に対し部隊訓練等の場を活用した広報を積極的に実施していきたいとしている。

ラジオでイベントPR
《鳥取地本》
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 鳥取地本(本部長・荒関和人1陸佐)は1月18日、地元の山陰放送ラジオに高橋米子地域事務所長が電話出演して地本が支援するイベントの告知や地域事務所の紹介を行った。
 イベントの告知では1月30・31の両日、鳥取県中部・西部地区自衛隊協力団体が主催する「ふれあいコンサートin倉吉・米子」で陸上自衛隊第13音楽隊による演奏会及びコンサートに合わせて行う「鳥取を守る自衛隊」と題したパネル展示を紹介した。 
 続いて、自衛官募集の案内及び有事や災害が発生した場合の地域事務所の役割を紹介するなど幅広く自衛隊をアピールして約10分の出演を終えた。

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