防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2010年2月1日号
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スポーツよもやま話
根岸直樹
大活躍の予兆も
松井、ヤンキースからエンゼルスへ
外野手としてフル出場目指す
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 昨年暮れの話。松井は郷里・石川県で母校・星稜高校を訪れたとき、恩師山下智茂総監督(64)以下かつての球友、野球部選手たちの大歓迎を受けた。「久し振りに会えて嬉しかった。みんなの顔を見ていて“ようし、初心に帰ってここからまた出直すぞ"という気持ちになれた」と話した松井に、山下総監督が「人間臨終図鑑」(徳間書店、山田風太郎)という一冊の本を贈った。
 偉人たちの生きざまや死に際を記した、いってみれば「引き際の美学」を紹介した一冊。山下総監督は「松井もそろそろそういうことを考える年令になってきたのだから、いろいろと参考になると思って…」と話していた。
 松井は昨オフ、7年間在籍したニューヨーク・ヤンキースからエンゼルスに移籍した。DHで使いたいというヤンキースの構想を嫌っての移籍。年俸はヤンキース時代の半分にも満たない(約5億8千万円=推定)上に1年契約。それでも松井は「意地」を張り通した。
 「野球は打って、走って、守る。オレはそれを目標にしてやり続けてきた」という松井。「エンゼルスなら、外野の一角に食い込める」見通しを立てての移籍だ。ヤンキース時代の左手首骨折(06年5月)右ヒザ手術(07年)左ヒザ手術(08年)の後遺症は、担当した医師から「120%大丈夫」とタイコ判を押されているという。
 本人は「オジサンだからね。選手としては夕方の4時くらいかな」といいながらも、目標はあくまでも「全試合出場」。すでに自主トレから気合いが入っている。巨人入団当時の長島茂雄監督から「一心にバットを振り、走り続けることが、復活への最大のカギ。キミにはそれができる」という「ありがたいメール」を受け取っているそうだ。
 何よりの自信は、昨秋のワールドシリーズでMVPに輝いた大活躍だったろう。ここに一つの記録がある。現ヤンキースの特別顧問を務めるレジー・ジャクソンは5年契約の最終年だった81年、足の故障で不本意なシーズンを送ったが、ワールドシリーズで大暴れ。しかしヤンキースは35才の年令を不安として、82年は「DH」での契約を提示した。これを不満としたジャクソンは「外野手としてフル出場」を保証したエンゼルスと「前年度年俸の半額以下」で移籍、この年4度目の本塁王を取り、打点も101を数えて、チームを3年ぶりに地区Vに導いた。
 往年のスーパースターと同じ道を歩み出す松井への期待は、いやが上にも高まらざるを得ない。
 「勝負の一年」「新たなる挑戦」に向けスタートを切った松井。実は、ロスは高校2年の91年、全日本選抜軍の一員として初めて海外遠征したときの「思い出の地」でもある。ホームステイした一家とは、いまも交流がある。「野球への送り迎え、食事会…。楽しい思い出ばかり」となつかしそうに話す表情も明るい。
 プロレスのアントニオ猪木が、エンゼルスのチームカラーにちなみ、「赤いマフラーと闘魂ビンタ」を贈った話、石川県が創業地の重機メーカー・コマツが、エンゼルス・スタジアムのスタンドに大看板を建てる話、缶コーヒーのキリンがCM契約を大幅延長する話など、松井の身辺はいま明るい話題が山積み。年男・松井秀喜選手(35)大暴の予兆、日増しに高まりつつあるきょうこの頃だ。

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
Let's study English without spoiling the fun
レツ スタディ イングリシュ ウィザウト スポイリング ザ ファン
楽しみながら英語を勉強しようよ!
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 寒い日が続いています。いかがお過ごしでしょうか?今年はなにかと変化がある年のようですね。その変化に合わせて、多くの情報が行きかいます。自分にとって必要な情報が何かを考えることが、大切になってきます。活字離れ、インターネット配信のニュースが有料化、eラーニング(インターネットを利用した教育プログラム)の開発によって、グローバル化がさらに進み、既存の組織も大きな影響を受けそうです。自分の生活がどのようになるのか、自分なりの将来の予測をするのも楽しいものです。
 今回の表現は、“Let's study English without spoiling the fun"「楽しみながら英語を勉強しようよ。」です。直訳は、「(英語を学ぶという)楽しみを台無しにしないで、英語の勉強を一緒にしよう。」です。( )の注釈はthe funのtheが作り出す意味です。英語の冠詞の奥深さを感じますね。英語を学ぶときに一番大切になるのが『動機』です。英語にかかわらず外国語を学ぶには時間と根気が必要となってきます。学習を継続させるのが動機です。何かあったときには原点にもどるのですね。さらに、今回の表現のように、楽しみながらするのが必要です。子供と違って、大人は知的好奇心が強くあります。それを動機にすると長続きするようです。
 新しい職場であっという間に、2カ月が過ぎました。楽しみながら、チャレンジを続けています。まだまだ、寒い日が続きますが、風邪を引かないように、ご自愛ください。ストレスのない陽気で楽しい生活をお過ごしください。〈スワタケル〉

防衛ホーム 俳句コーナー
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同姓の墓の寄り添ひ黄水仙  太平光枝
涅槃会の傘立てにあり忘れ杖  佐藤陸前子
手入れせぬ嫁の盆梅真盛り  八木多佳子
福寿草一つ離れて開き初む  荒井翠峯
滝壺に生気を戻し落椿  小野道子
湧浜の宿女将"と呼ばれ海女老いし  郷家たもつ
榾くべて黙をつくろふ山男  青木敏夫
還暦となりたる年の鬼やらふ  坂元順一
立春の山門の雪僧の掻く  土谷貞坊
妻の身に三度はきつし雪を掻く  加川 師亨
白梅の光を集め奥の院  仲山裕司
子に添はれ夫との旅の伊豆の春  伊能政子
麦の芽の希望通りに列をなす  水島孝雄
思ひきり尻餅をつき春寒し  菊池 緑
春ひと日猫のほかには誰も来ず  黒木 豊
霜焼のぴりぴりしみる足湯かな  井戸田盛男
   選 者 吟
梅蕾の影黒塀へ雪へ曳く成川 雅夫 (「栃の芽」誌提供)

日米の絆餅のように末永〜く
横監・餅つき大会に800名参加
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 12月12日、横須賀地方総監部において、横須賀上級海曹会(会長:菊池一彦海曹長)は、第23回日米親善CPO餅つき大会を開催した。
 この日は前日の大雨も上がり晴天に恵まれ、日米双方から約800名の参加者があった。横須賀上級海曹会会長と在日米海軍横須賀基地ヴィダリー最上級上等兵曹によるあいさつで式典が始まり、門松とクリスマスツリーの交換、ケーキカット、鏡開き、乾杯と続いた。
 ゲストの横須賀地方総監松岡海将、在日米海軍司令官レン少将は、はっぴに着替え、勢い良く餅をつき上げ、餅つき大会は最高潮に達した。また、多くの米海軍隊員とその家族は、横須賀教育隊先任伍長の大沢曹長により披露された「居合道」を真剣な眼差しで見入っていた。
 参加者は、つきたての餅を頬張り、双方の隊員による心尽くしの料理にも舌鼓みを打ち、思い思いの時間を過ごしていた。一方、在日米海軍からは、クリスマスも近いということでサンタクロースに扮装した隊員が子供達にプレゼントを配り、餅つき大会は大いに盛り上がった。

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