防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年12月15日号
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福岡地本のよか親父!
"先任カレー"で部員ら労う
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 福岡地本(本部長・山澤將人1陸佐)は11月26日、福岡地本先任陸曹・田之上俊広准陸尉を中心に、カレープロジェクトチーム(募集・援護・予備自・渉外広報の各課室先任で「よか親父」という)を編成し自慢の腕をふるって作った“先任カレー"を全部員をはじめ部員家族等に振舞った。
 この催しは、本部長以下一丸となって臨んだ21年度の各種採用試験が一区切りを迎え、部員の労をねぎらうことを目的とし、この試験間部員を支えた家族のより一層の団結を図るため、よか親父施策の一環として“先任カレー"を昨年から実施しているもので、家族にとっても福岡地本の現況並びに親父の職場を知る絶好の機会となった。
 朝から香ばしい匂いがただよう中、続々と本部に集まった参加者は、「美味い!」と“先任カレー"に舌鼓を打ち、次々と御代わりをし300食準備したカレーはまたたく間になくなっていった。
 招待した西部航空方面隊准曹士先任や自衛隊福岡病院最先任、福岡駐屯地曹友会長らもこの催しに参加して、「下士官交流の場として活用することができた」などと満足げに語った。
 プロジェクトチームの要・田之上准尉は「業務多忙な中、第4師団付隊の支援を受け、“先任カレー"が出来上がったことに大変感謝している。また、部員間の交流も深まり良かった。来年も部員・家族らの笑顔を見るために、さらにおいしいカレーを作りたい」と来年に向けた意欲を語った。
 福岡地本では、「山澤本部長を核心に部員間(家族間含む)の交流を深めるため、引き続きこの種の催しを企画する」としている。


災派活動をPR
《岡山地本》
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 岡山地本(本部長・佐々木茂1陸佐)は11月23日、真庭市総合防災訓練に参加した。この訓練は市の「地域防災計画」に基づき、多数の地域住民のほか、自衛隊を含めた防災関係機関16団体、約500名が参加した。
 訓練は、鳥取県中部を震源とした地震が発生し震度6の強い揺れを観測、家屋や道路が崩壊したという想定。住民参加者は消防団員の誘導で自主避難し、三角巾や毛布を使用した応急救護及び消火器やバケツリレーによる初期消火訓練が実施された。岡山地本からは部員5名が訓練に参加、自衛隊展示コーナーを会場内に設置した。今年8月に美作市で発生した集中豪雨災害時における自衛隊の施設除染や給水支援活動の各種パネルが展示され、訓練参加者及び一般見学者は災害派遣活動について学んだ。岡山地本では、「今後も市町村が主催する防災訓練へ積極的に参加し、一般住民に対して自衛隊が実施する災害派遣活動を紹介し、更なる自衛隊への理解を求めて岡山県内における防衛基盤の育成に寄与していきたい」としている。

所感文
懇親会に参加して
鹿児島地本  1陸佐  常田晴康
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 11月7日、防衛大学校1次試験(1日目)が終わり、一路私の出身地である奄美市笠利町須野集落へ向かった。それは奄美市防災訓練に参加する12普連の先発隊が、厚生活動の一環として地元のみなさんとソフトボールの交流試合を行われていたからだ。これは、須野出身である野崎雅隆准陸尉の発案で計画され、「大変白熱したいい試合だった」とのこと。本来ならば、私もソフトボールの試合に参加する予定であったが、防大の試験業務と重なり、懇親会のみ参加し、野崎准尉の弟宅の庭において、隊員と地元のみなさんとのバーベキューによる懇親会に奄美大島駐在員事務所からの激励品「いも焼酎」を持参し参加、隊員は野崎准尉の母親手作りの「奄美の郷土料理 鶏飯」に舌鼓し、お代わりする隊員がたくさんいた。「奄美特産の黒糖焼酎」を酌み交わしながら、参加者全員が自己紹介をし、ソフトボールの試合、自衛隊勤務のことなど、話題が尽きることはなかった。
 その中に奄美所から今春入隊し、後期教育を終え3中隊に配属になった奥田 和樹2士の姿もあった。「どう、中隊に慣れたか?」と尋ねると、「ハイ。頑張っています」と返事があり、うれしく思った。参加した地元の方々は皆私の顔見知りであるが、隊員と打ち解けて話す姿にうれしくもあり、ちょっと不思議な感じもした。
 これからも地元と自衛隊との架け橋となって、地域防衛基盤の育成に尽力しようと気持ちを新たにした。

防災合同庁舎に広報ブース
《兵庫地本》
パネル展示など募集・援護拡大に貢献
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 兵庫地本(本部長・秋山淳1陸佐)は、本部がある神戸防災合同庁舎の1階ロビー横に設けられた展示ホールに広報コーナーを開設した。
 これは、地本本部が今年2月に庁舎移転したことを機に、「庁舎1階の展示ホールのスペースを活用して神戸に所在する自衛隊をアピールしたい」との思いから、渉外広報室が担任し、一丸となって作り上げたもの。広報コーナーは自衛隊の任務・活動・装備品に合わせて、自衛官になるためのコース説明や、兵庫地本のトピックなど、大小のパネルを分野別に貼付したコーナーと、テレビモニターを設置して、装備品のスライドショーを映すコーナーの2つの展示構成になっている。
 庁舎の近くには学校や会社のビルがあり、朝夕は通勤・通学で人通りが多く、歩道沿いにある展示ホールはガラス張りになっているため外側からでも診ることができる。装備品パネルを食い入るように見る小中学生や、「神戸に自衛隊さんが入っているの?」と聞く会社員などがいて反応も上々。
 兵庫地本では「今後も一人でも多くの人が足を止めて見てもらえるように更に工夫を凝らして、自衛隊のPR活動に努める」としている。


街角コンサート開く
《広島地本》
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 11月30日、広島地本(本部長・舩木洋1海佐)は広島駅構内で第13音楽隊による「街角コンサート」を開催した。
 このイベントは、コンサートホールでの演奏会ではなく、市民の目線での演奏により自衛隊を身近に感じてもらうために企画された。帰宅途中の市民で混雑する広島駅南口地下広場で、午後6時から40分間6曲の演奏が行われたが、拍手が鳴り止まずアンコール曲を演奏するなどコンサートは盛況した。今回の街角コンサートは約400人が足を止め音楽隊の演奏に聞き入った。広島地本では、「これからも街角コンサートをはじめ各種広報の機会を活用し、一般市民へ自衛隊の重要性と必要性をより深く認識してもらえるよう広報に努めていく」としている。

しらせ出航見送り
《秋田地本》
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 秋田地本(本部長・太田久雄1空佐)は11月10日、東京・晴海埠頭で行われた砕氷艦「しらせ」の出航行事に白瀬日本南極探検隊100周年記念プロジェクトのメンバーとともに参加し、南極へ向けて初出航した「しらせ」を見送った。行事には白瀬中尉の出身地であるにかほ市長も参加し小梅艦長を表敬したほか、ターミナル内では記念プロジェクトの主催による「しらせ」に関する広報展が開催された。また、にかほ市の金浦海洋少年団員11名も激励に赴き、横断幕を背にターミナル屋上から手旗で「航海の無事を祈る」「行ってらっしゃい」と信号を送ると、「しらせ」から「ありがとう」と手旗信号で返答があり、その様子に見送りに参加した人達の注目が集まった。
 来年は、白瀬中尉が南極探検に出航して100年目の節目。記念行事に合わせた「しらせ」の秋田港寄港に期待が高まりつつある中、記念プロジェクトのメンバーが出航地に赴き、出航行事の中核となる役割を果たしたことで、白瀬中尉の偉業を秋田県をあげて発信していることをアピールした。

陸海両総監が視察
《富山地本》
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 富山地本(本部長・鵜居正行1陸佐)は11月11日、中部方面総監・角南陸将の初度視察を、同19日には舞鶴地方総監・宮浦海将の視察を受けた。
 角南総監は、鵜居本部長から状況報告を受けたあと、庁内巡視で隊員一人ひとりに声をかけて激励した。総監訓示では、要望事項の「“額に汗する強い方面隊"を実践し、優秀な隊員の確保及び就職援護に力を注ぐように」と述べ、地本全部員は身の引き締まる思いで受け止めていた。
 19日の宮浦総監による視察では、富山地本に配属されている海自隊員4名との懇談が行われ、広報官からの募集の現況に耳を傾けた。宮浦総監は、「新入隊員に対するアンケートにおいて、体験航海や一般公開など、何らかの形で海上自衛隊に接点がある若者が入隊するケースが多く、募集のための艦艇寄港に協力していきたい」と訓示するとともに、「引き続き、海上自衛官ならではの募集広報に励んでほしい」と激励した。
 富山地本は、「両総監の視察を受け、改めて鵜居本部長のもと一致団結して職務に臨む」としている。


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