防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年10月15日号
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子供たちに「本物の音楽」を!
《青森地本》
陸自第9音楽隊
400人を前に華麗な演奏披露
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 青森地本(本部長・竹本三保1海佐)は9月8日、平川市立小和森小学校で行われた「スクールコンサート」を支援した。
 この演奏会は、児童及び保護者並びに地域の人々が一流の芸術に触れることで情操を養うことを目的に、同校の要請を受け行われた。当日は同校体育館に児童、保護者ら約400名が集まり、陸自第9音楽隊の迫力ある曲やノリノリの音楽演奏を満喫した。
 はじめに前田了二教頭から「生の音楽を耳・目で楽しみ、心で音楽を感じてください」との挨拶があったあと演奏会が開始された。隊長の蓑毛勝熊2陸尉の指揮により、行進曲やジャズ、アニメソングの他、子供たちのリクエスト曲「愉快に歩けば」を合唱するなど全6曲が演奏された。また、演奏の合間には、木管・金管・打楽器に区分し、楽器の紹介と音の違いを学んだり、隊員の手作りによる楽器で演奏に参加するなど、児童・保護者は約1時間の生の音楽演奏を楽しんだ。
 演奏会終了後、6年生の古川和樹君が児童を代表して「今日は、僕たちのために沢山の曲を演奏してくれてありがとうございました。僕は、『愉快に歩けば』を皆で大きな声で歌ってとても気持ちが良かった。今日は、楽器の紹介などいろいろと勉強になりました」との感想とお礼の言葉を述べた。
 隊員達は、全校児童・保護者の惜しみない拍手に送られ会場を後にした。

空の祭典を支援
《旭川地本》
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 8月30日、紋別市海洋水公園において「スカイフェスティバル」が開催された。
 この催しは紋別市主催により年に一度開催されているもので、オホーツク紋別空港開港10周年を迎えた今年は、毎年行われている民間機のアクロバット飛行などに加え、第1空挺団や千歳救難隊による訓練展示や第5音楽隊による音楽演奏も行われるなど例年以上に盛大なものとなった。
 第1空挺団による降下訓練展示は午前10時の開会後まもなく行われ、第2飛行隊のヘリコプターUH―1Jから空挺団員3名が降下を始めると、観客からは大きな歓声が上がった。
 午後からは第5音楽隊による音楽演奏。人気アイドルグループの楽曲をメドレーにするなど馴染みのある曲中心の演奏だったこともあり、会場は大いに盛り上がりを見せた。
 更に、千歳救難隊による救助訓練展示では、ヘリコプターUH―60Jから隊員が降り立ち手際よく要救助者を引き上げた後、ホバリングなどの飛行技術を披露し、来場者に対し航空自衛隊の能力の高さを示した。
 主催者と各部隊との調整役として1年前から準備を進めてきた旭川地本(本部長・川原光雄1陸佐)は、自らも会場内にブースを開設してパンフレットを配布するなどの広報活動を展開。中でもミニパイロットスーツを試着して記念撮影できる恒例の「なりきり自衛官コーナー」は多くの家族連れで順番待ちの列ができるほどの盛況ぶりで、フェスティバル自体も例年を大きく上回る1万人もの来場者を集めるなど、会場内は終日賑わいを見せた。
 旭川地本では、今後もこのような陸海空の枠組みを超えた地本ならではの広報活動を積極的に展開していきたいとしている。

陸自ヘリで体験搭乗
「自衛官への思い」さらに強まる
《沖縄地本》
60名が「空の旅」楽しむ
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 沖縄地本(本部長・山下裕貴陸将補)は9月5日、陸自第101飛行隊(隊長・長井昭則2陸佐)の支援を受けて、募集対象者・募集協力者を「空の旅」へ招待した。
 当日は晴天に恵まれ、午前は航空自衛隊那覇基地、午後からは沖縄北部の国頭森林公園に場所を変え、約60名が自分たちの住む沖縄を空から見下ろし、機内の小さい窓に張り付くように眼下に広がる景色を眺めた。また、機上整備員の航空機を誘導する姿を目で追い、「かっこいい!」と記念撮影する姿も見られるなど空の旅を楽しんだようだ。
 搭乗前には、ブリーフィングで、第101飛行隊が緊急患者空輸を行い、離島との架け橋となっていることを聞き、格納庫内の緊急患者空輸の待機航空機を見学、「自衛隊の活動を少し知ることが出来ました。来月、試験受けるんです!」と、この体験搭乗を通して、ますます自衛官への思いを強めたという学生達。
 沖縄地本では、「更なる地域への広報活動を実施し、県民の理解と協力の獲得を図っていく」としている。

YS-11で空へ
《宮城地本》
受験意欲を向上
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 宮城地本(本部長・熊本義宏1陸佐)は9月12日、松島基地で募集対象者及びその家族75名に対し、空自第3輸送航空隊の支援を受けてYS―11の体験搭乗を実施した。
 当日は、小雨の天候であったため実施が危ぶまれたが、遠く鳥取県美保基地から飛来したYS―11が雨雲を吹き飛ばしてくれたのか、予定されていた3回のフライトを無事実施することができた。
 20分間のフライトを満喫した募集対象者からは、「ちょっと揺れたが快適な飛行でまた乗ってみたい」「YS―11はもう民間では飛んでないので、貴重な体験ができてよかった」「飛行機に関係した仕事がしたいので、採用試験をがんばって自衛隊に入りたい」などの声が多く聞かれ、受験意欲の向上につながる有意義な体験搭乗となった。

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