防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2009年9月15日号
-
1面 14面 15面 18面 19面

海自遠航部隊が帰国
13ヵ国、14寄港地を親善訪問
-
 午前9時半過ぎ、練習艦「かしま」「しまゆき」、護衛艦「ゆうぎり」が入港、北村誠吾防衛副大臣や赤星慶治海幕長をはじめとする防衛省・自衛隊の高級幹部、関連団体来賓、乗員家族らが出迎えた。逞しく成長した姿を見せる実習幹部たちは帰国行事会場に整列し、北村副大臣と赤星海幕長から訓示を受けた。赤星海幕長は訓示で、「諸君の整斉とした行動は、いずれの(訪問)国においても高く評価されている。これは、河村司令官の適切な指揮・統率の下、全隊員が自己の使命をよく自覚し、心を一つにして任務達成にまい進した賜であり、我が国と訪問国との友好親善に大きく貢献した」と述べた。続いて練習艦隊司令官・河村正雄海将補が北村副大臣に帰国報告、花束の贈呈などが行われ、帰国行事を終えた。
 遠洋練習航海は、昭和32年から毎年行われ、今年で53回目。初級幹部としての基礎的な知識・技能の習得、シーマンシップの育成などを目的とし、同時に訪問国との親善を深めることで国際的視野を養う。今回の寄港国は、シンガポール共和国(シンガポール)、インド(ゴア)、バーレーン王国(ミナサルマン)、アラブ首長国連邦(アブダビ、フジャイラ)、オマーン国(マスカット)、サウジアラビア王国(ジッダ)、トルコ共和国(イスタンブール)、ルーマニア(コンスタンツァ)、ギリシャ共和国(ピレウス)、パキスタン・イスラム共和国(カラチ)、マレーシア(ポートクラン)、ブルネイ・ダルサラーム国(ムアラ)、インドネシア共和国(ビトゥン)。遠航部隊は航海中、日本・ルーマニア外交再開50周年、日本・ギリシャ修好110周年、インドネシアで行われた国際観艦式などの行事に参加した。

告知イベントでPR
自衛隊音楽まつり
-
 陸上自衛隊は9月6日、東京・新宿ステーションスクエアで「平成21年度自衛隊音楽まつり」の告知イベントを開いた。迷彩服や特別儀仗演奏服の陸上自衛隊中央音楽隊約20名が、通りがかった多数の人々を前に「情熱大陸」など3曲を演奏。その模様は街頭大型スクリーンに映し出され、新宿駅前は自衛隊一色となった。また、東部方面隊のマスコット「あづま君」や陸自隊員が音楽まつりのチラシを配るなどしてイベントを大々的にPRした。
 今年度の「自衛隊音楽まつり」は11月20、21の両日に日本武道館で開催される。入場券や詳細については陸上自衛隊ホームページで確認を。(入場券応募締め切りは10月8日必着)

合同企業説明会開く
《陸自東部方面総監部》
-
 陸上自衛隊東部方面総監部主催の合同企業説明会が9月3、4の両日、朝霞駐屯地内で行われた。
 2日間に集まった企業は約271社、訪れた隊員は約891名。9時半開場と同時に我れ先にと駆け込む隊員たち。人気の企業には列が出来ている。「履歴書を10枚書いて持ってきました。今日この場で再就職先を決めたい」と語る2任期務めた隊員。皆が真剣な表情だったのがとても印象的だった。

空自隊員デザインの大型募集看板を設置
《東京地本》
-
 東京地本福生募集案内所(所長・長江繁1空尉)はこのほど、都立青梅総合高校の正門前に自衛官募集の大看板(縦180cm×横175cm)を設置し、同校生徒に進路としての自衛隊を大きくアピールした。
 青梅総合高校は平成18年に設立された学校で、昨年度は2名が受験した。1名が曹候補生で入隊の実績があり、今年度は更なる志願者の増加が期待される。今回の看板設置は、隊友会青梅支部会員の本橋孝夫氏の口利きで、看板を所有している間坂屋呉服店が無償で掲示場所を提供することで実現した。また、看板のデザインと作成に当たっては、航空自衛隊入間基地の第2輸送航空隊修理隊エンジン小隊所属の赤崎伸次2空曹が全面的に協力した。
 自衛官募集の看板は、ポスターの添付とともに自衛官の募集をアピールできる最も有効なPR手段のひとつ。福生募集案内所では、多くの人々の好意と協力に支えられて自衛官募集の看板を一つまた一つと増やしていき、担当地域を貫く青梅街道、五日市街道を自衛官募集の「看板街道」にしたいと意気込んでいる。

防衛省職員が急病人救護
消防庁から感謝状
-
 防衛省で9月2日、急病人の救護を行ったとして東京消防庁四谷消防署長から防衛省職員に対して感謝状が贈られた。
 感謝状を受けたのは渡邉孝廣技官(技術研究本部誘導武器開発官付システム開発室)、笹川和幸専門官(経理装備局システム装備課誘導武器班)、清水清志専門官(同)の3名。内山徹署長は一人ひとりに感謝状を贈呈するとともに、その行動を称える言葉を述べた。
 3名は7月24日午後10時ごろ、JR四谷駅前で倒れていた60代前後の男性に救護活動を行った。男性に対する傷口の処置や心臓マッサージ、119番通報、所持品の確認・整理など行うとともに、到着した四谷消防署員へ適切に引継いだ。
 東京消防庁四谷消防署の幹部は「衆人環視の中、とても勇気ある行動だった」と話している。

19面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc