防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年6月1日号
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ふれあいフェスタ開催
《三重地本》
初の“野外体験型"が大好評
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 三重地本(本部長・藤田穣1陸佐)は5月2日、陸自久居駐屯地訓練場でイベント「家族で体験自衛隊ふれあいフェスタin久居」を開催、近隣の住民をはじめ県内各地から1000人を超える来場者が訪れた。このフェスタは、三重地本が企画したイベントとしては初めての野外体験型のもので、33普連(久居)、10特連(豊川)、空自14高射隊(白山)から装備品や隊員の支援を受けて行われた。
 「見て」「聞いて」「体感できる」をコンセプトに、地域住民に自衛隊への理解を深めさせるコーナーがたくさん設置された。陸海空自衛隊の日々の教育訓練の様子を映像や写真で紹介するとともに南極の氷が展示された「自衛隊紹介コーナー」、普段目にすることのない小銃や対戦車弾などの火器、指揮通信車等の装輪車両、FH70等の火砲、空自のPAC2などが置かれた「装備品展示コーナー」、パイプカッターの実演や被災者が使用する天幕のほか災害派遣の現場で使用する人命救助セットを展示した「災害派遣コーナー」など、広大な訓練場内に6つのコーナーを展開した。
 来場者からは「自衛隊の皆さんには、災害の時助けていただけるのが心強いです。これからも頑張ってください」などのメッセージが寄せられた。三重地本では、「今回の成果を踏まえ、更に創意工夫を凝らしたイベントの開催により、一般市民の自衛隊に対する意識を高めていきたい」としている。


予備自衛官課、方面目標を完全達成
《東京地本》
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 東京地本(本部長・田邉揮司良陸将補)予備自衛官課は、本部長統率方針である「任務必成」に向け、課長を核心として課員18名が一丸となり、目標達成に努めた結果、与えられた全ての目標を達成した。
 特に、即応予備自衛官の充足目標は、平成13年度即応予備自衛官制度導入以来、東京地本として初めて達成した。予備自衛官の充足目標は平成17年度から4年連続の達成となる。
 これは、予備自衛官班と即応予備自衛官班が相互に情報を交換・共有し、夜間及び休日を問わず、協力して有資格者に対する地道な電話勧誘等により達成したもの。また、積極的な身上把握と綿密な出頭調整により、予備自衛官の初回訓練出頭率目標及び完全訓練出頭率目標を達成した。
 さらに、各種広報事業を積極的に実施し、任期制隊員への制度普及に努めるとともに、企業主等の更なる理解と協力の促進を図り、出頭環境を整備するなど平成21年度以降の基盤整備に努めた。
 東京地本予備自衛官課では、「平成21年度も、今回の結果に甘んじることなく、更に課員の団結を強化し、『勝って兜の緒を締めよ』の気概を持ち、任務必成に向け職務に精進していく」としている。

東方幕僚副長が視察
《群馬地本》
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 群馬地本(本部長・浦野重之1陸佐)は4月21日、東部方面総監部幕僚副長・角南良児陸将補の来訪を受けた。これは、今回新たに幕僚副長に着任した角南陸将補が、東方管内の各地本の実態を掌握するためで、群馬地本が最初の訪問先となった。
 地本に到着した角南陸将補は本部長の出迎えを受け、本部長室で懇談した後、試験室で群馬地本の状況説明を受けた。
 午後からは、群馬県防衛協会会長・町田錦一郎氏を表敬訪問し、日頃から自衛隊に対する同協力団体の支援に対して感謝の言葉を述べた。続いて募集最前線の前橋募集案内所を視察に訪れた角南陸将補は、所長から担当区域及び地域の特性、募集業務について細かく説明を受けた。
 群馬地本では、今回の来訪を機にこれまで以上に募集・援護活動に力を注ぎたいとしている。


中学生が職業体験で自衛隊について学ぶ
《静岡地本》
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 静岡地本(本部長・深瀬尚久1空佐)袋井地域事務所は4月21日、袋井市立周南中学校の2年生男子7人に対する「総合的な学習の時間(職業体験)」に協力した。
 これは、「働いている隊員と接することによって自衛隊の活動について理解を深めること」をテーマに、見学場所の設定、公共交通機関での移動など、全て参加生徒たちの計画で行われた。
 当日は、航空自衛隊広報館「浜松エアパーク」の見学を行った後、生徒たちの移動計画により袋井地域事務所に到着した。当初、所長の土井3陸尉による自衛隊の任務や静岡地本の活動内容についての概要説明があり、引き続き副所長の有田准海尉による南極の氷などを活用した授業が行われた(写真)。生徒たちは本物の氷や意思を間近に見ながら、南極における観測隊の生活状況等の説明を受けた。特に、氷の実験では、数万年前の気泡が水に溶け出す時の神秘的な音色に興奮を隠せない様子だった。
 今回参加した生徒たちは、「今まで分からなかった自衛隊の活動状況や南極の様子が、今回の体験で少し理解できたような気がした。今後も機会があれば、自衛隊のいろんなイベントに参加してみたい」と感想を述べていた。

駅伝大会で自衛隊チームが大活躍
《埼玉地本》
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 埼玉地本(本部長・川崎昌彦1空佐)の入間地域事務所は4月18日、ところざわ自動車学校で開催された「第1回さやまが丘フィールドランクラシック」に参加し、自衛隊のPRを行った。
 このイベントは、教習所内をコースとする駅伝大会で、ファミリーの部、中学生・高校生の部など様々な部門に分かれている。この日の最後に行われた一般企業の部に、入間地域事務所長・杉山聡1空尉以下事務所を代表する快足自慢で自衛隊チームを編成して参加した。企業の部には、地元所沢の企業が会社PRのためにそろいの法被や中にはウエディングドレス姿で走る会社もあり、大会は大変な盛り上がりを見せていた。自衛隊チームは、作業服に半長靴や編上靴という服装で激走し、結果こそ悔しいものとなったが、最後500メートルまではトップ争いをするなど、自衛隊の精強さをアピール。観客からは「自衛隊、あんな靴なのに速い!」という驚きの声が聞かれた。
 レース終了後、企業の部に参加した会社等が持ち寄った商品を当選者にプレゼントする抽選会が行われ、駅伝に負けない熱気に包まれた。入間事務所も自衛隊グッズを提供し、所長がプレゼンターとなって当選した小学生らに贈った。

岸和田に事務所開設
《大阪地本》
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 大阪地本(本部長・江口直也陸将補)は5月1日、信太山地域事務所及び和泉佐野募集案内所を統合して、新たに岸和田地域事務所を開設した。
 新事務所は、泉州地区の8市4町、人口82万人を含む広範囲のエリアを担当することとなる。施設が所在する岸和田市は、南泉州の文化・政治・経済の中心であり、勇壮なだんじり祭りで有名な場所でもある。
 地域事務所開設に伴う開所式では、岸和田市長及び37普連隊長をはじめとして、多数の地域住民の参加を得て行われた。
 江口本部長は、新事務所を基盤として地域住民との密接な連携しながらより多くの優秀な自衛官を獲得する決意が述べられ、来賓からも激励の言葉が寄せられた。
 岸和田地域事務所長・若松准尉以下広報官は、募集に臨む決意を新たに、新事務所において募集活動を開始した。

庁舎移転を機に広報設備など拡充
《徳島地本》
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 徳島地本(本部長・柴田有三1海佐)は3月1日に徳島第2地方合同庁舎に移転し、新しいスタートを切った。
 34年間慣れ親しんだ庁舎を離れることとなったが、今回の庁舎移転をプラスに転じる施策の一つとして、庁舎正面道路側に自衛官募集縦看板及び募集掲示板を、さらに庁舎屋上に自衛官募集横断幕を作成した。
 これら募集広報設備は、庁舎東側約200メートルの場所に近々完成する大型アミューズメント施設を念頭に、若者を対象とした大きな広報効果を得る狙いで作られた。
 この施設への行き帰りに多くの若者が目にすることとのある高さ4メートル、幅1メートルの募集看板には、「可能性へのチャレンジ・自衛官募集」と書かれている。
 3月末には地元徳島新聞に庁舎移転により、県庁や県警本部との連絡がより緊密になった旨の記事が掲載されたほか、4月15日には地元ラジオ番組に柴田本部長が出演した。
 徳島地本では、「庁舎移転で新たなスタートを切った地本をアピールするなど、庁舎移転を追い風にするべく新たな施策を実行していく」としている。

協力団体の記念行事見学で関係強化はかる
《愛媛地本》
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 愛媛地本(本部長・池田一敏1陸佐)は4月26日、愛媛県の防衛協会および隊友会の会員による第14旅団創隊記念行事等見学を支援した。
 当日は、まだ肌寒さが残る気候の中、元気に見学に訪れた参加者は、約1万6000人の来場者とともに行事を楽しんだ。参加者は観閲式、訓練展示、アトラクションなどを見学。観閲行進や訓練展示を行う隊員の真摯な姿を目の当たりにして「整斉とした行進は日々の厳しい訓練の賜物であり、たくましい自衛隊を感じた」と感想を述べるなど、地域の警護を担当する14旅団の部隊・隊員を頼もしく感じていた。創隊記念行事見学の後は琴平町へ移動し、掃海業務殉職隊員の慰霊碑を参拝、多くの尊い御霊の冥福を祈願した。
 愛媛地本では今後も協力団体等への支援を積極的に実施して自衛隊に対する一層の理解と認識を深めてもらいたいとしている。


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