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自衛隊ニュース   2009年5月1日号
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エアパーク10周年記念イベント開催
《浜松》
救難訓練、Fー15・Fー2展示など目白押し
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浜松救難隊による展示訓練を披露
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 航空自衛隊唯一の広報施設「エアパーク航空自衛隊浜松広報館」10周年記念イベントが4月11日から19日まで行われた。
 同館は、平成11年4月4日開館し今年で10年目を迎える。イベントは救難訓練の公開やパイロット懇談、F―15、F―2展示、缶バッジ製作など日替わりでイベントが開かれた。12日には救難訓練のイベントが行われ、離陸した捜索機が遭難者を発見、後続のUH―60Jヘリコプターが救助する一連の流れを披露した。
 この日の来館者は約4000人で駐車場が溢れる盛況ぶり。昨年度は開館初となる年度累計40万人を超えるなど、開館10年を迎えた今でも人気は衰えていない。


厳かに追悼式
《1混団》
事故から2年、徳之島で殉職した4隊員偲ぶ
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 平成19年3月30日に、鹿児島県の徳之島で発生した緊急患者空輸に向かう途中のCH―47JAの墜落事故で亡くなった故建村善知1陸佐(享年54歳)・故坂口弘一2陸佐(享年53歳)・故岩永浩一陸曹長(享年42歳)・故藤永真司陸曹長(享年33歳)の追悼式が、3月28日、那覇駐屯地でしめやかに挙行された。
 式には、緊急患者空輸に向かう途中の任半ばにして殉職した4名の隊員を追悼しようと、遺族、第1混成団隊員はもとより、沖縄県選出の国会議員(西銘恒三郎氏、下地幹生氏)沖縄県知事代理(上原昭 知事公室長)、鹿児島県知事代理(内門公孝 総括危機管理監兼危機管理局長)、国家機関代表者、陸・海・空自衛隊の主要指揮官及び隊員等が、県内外から多数参列。会場となった体育館に作られた祭壇には、4名の遺影が並び、深い悲しみが参列者を包む中、午前10時から追悼式が開始された。
 式は、国歌吹奏に続いて、故建村1佐のご子息(建村賢太郎3陸尉)が隊長を務める儀仗隊が御霊に対する敬礼(捧げ銃)をする中、拝礼・黙祷が実施された。次いで、執行者である武内誠一団長が、4名の遺影を前に追悼の辞を述べ、「御霊の使命完遂の御意志を継承し県民そして国民の皆様の安心・安全のため、これからも日々訓練に励み、この厳しい任務の安全・確実な遂行に向けて誠を尽くし、精進していくことをお誓い申し上げます」と遺影の4名に語りかけるように述べ、故人の冥福を祈るとともに、遺族に対して、哀悼の意を表した。
 引き続き、4名の御霊に捧げる「感謝」の歌として作られた、寶田辰巳(徳之島教育委員会 教諭)作詞、幸多勝(徳之島高校 教諭)作曲の「徳之島鎮魂歌」を音楽隊員が献歌した際は、故人を忍びすすり泣く隊員の姿も見られ、改めて深い悲しみが会場を包んだ。
 その後、遺族、来賓、関係者等の順に献花が実施され、追悼電報の紹介後、儀仗隊による敬礼(捧げ銃)、拝礼、黙祷が実施された。その際、儀仗隊1個分隊による弔銃射撃が実施された。
 式の最後に、故坂口弘一2陸佐夫人が遺族を代表して挨拶を述べた。
 式後、会場では、第1混成団の部隊長及び隊員による献花が実施された。
 また、前日の27日鹿児島県の徳之島でも、徳之島3町主催による慰霊祭が、事故現場を望む山公民館広場で遺族や島民等、関係者らが多数参列する中、実施された。
 慰霊祭は、今年、同広場に建てられた慰霊碑の除幕の儀の後、鎮魂歌の朗読や西部方面音楽隊の演奏に合わせて、徳之島高等学校音楽部による同「鎮魂歌」及び「千の風になって」の献歌及び徳之島町長による慰霊の詞、西部方面総監による慰霊の詩を捧げた。
 式の最後には、故建村善知1陸佐夫人が遺族代表挨拶としてお礼の言葉を述べた。
 なお、慰霊祭終了後には、遺族や関係者らが事故現場となった天城岳山頂付近を訪れ、黙祷後、同現場に建てられた鎮魂碑に、献花し、手を合わせた。

職業能力開発センターで入所式
13名、新施設で技能修得目指す
《中病》
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 自衛隊中央病院職業能力開発センター(牛嶌春樹センター長)の第54期入所式が4月8日、来賓、関係者多数を迎えて三宿駐屯地で行われた。4月1日に職能補導所から職業能力開発センターへ改名・改編後、初の入所式となり、建物も新築され、収容人数が20名に拡大、女性入所者受け入れやバリアフリー化への機能・設備も充実している。
 式では、国歌斉唱、任命・申告に続いて渡邉千之中央病院長が今期入所者13名に対して「希望を持って努力を継続する」「仲間意識を持つ」ことの2点を要望、「新しい自分をつくって、1年後には大きく飛躍すことを期待しています」と式辞を述べた。次いで、来賓を代表して神原紀之内局給与課長が「防衛省は皆さんの一層のご活躍を必要としています。健康に十分留意され、1年後には一人ひとりが新たな知識・技能そして自信をもって職務に復帰されることを心より祈念します」と祝辞を述べた。最後に、各方面からの祝電が披露され、式を終了した。
 今期入所者13名は、約1年間にわたって「プログラム開発」「一般事務」「機械設計」「情報システム」「木工」「建築設計」などの科目を履修、新たな技術・技能を身につけていく。

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