防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年3月15日号
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総合的な学習支援
《福井地本》
“自衛隊講座"で魅力伝える
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 福井地本(本部長・中村忍1海佐)は2月25日、福井市立成和中学校からの要請を受けて、中学生24名に対する自衛隊の職業についての紹介を実施した。
 成和中学校では色々な職業で活躍している先輩や専門家を講師として招き、職業紹介、職業観、職業を選んだ理由や仕事のやりがいについて話をしてもらい、生徒に自分の生き方を考えてもらうことを目的としている。また、将来の夢や目標、就労に対して興味・関心を持たせ、中学校卒業後の進路について将来の自分の姿を思い描き選択できる力を育成する。自衛隊からは福井募集案内所長の野守3陸佐と広報官の孫野海曹長の2人が参加した。
 講話では自衛隊の任務や陸海空各自衛隊の職種・職域の種類、日頃の訓練などについて説明した。野守3陸佐からは、阪神淡路大震災、中越地震や福井豪雨災害に参加した時の体験談、孫野海曹長からは入隊のきっかけとなった遠洋練習航海で世界各地の港に寄港したときの話を聞いたときの感動や自分自身が海自入隊後に遠洋練習航海に参加した体験談など約45分間にわたり熱弁を奮った。
 生徒の自衛隊に対するイメージは「災害派遣など幅広いところで活躍している」「毎日トレーニングをして鍛えられていて強そう」という反面、「厳しい訓練をしている」「危険なところへ行ったりする」など様々。また、生徒からの質問には「普段は何をしているんですか」「自衛隊のいいところは」「どんなときにやりがいを感じますか」などのほか、「警察官と消防署の人と自衛隊の人が格闘技をすると誰が一番強いですか」といった質問も。
 参加した2隊員は、「生徒一人ひとりが少しでも自衛隊に対して興味や関心を持ってもらい、将来の夢や目標を持つきっかけになれば」と語った。


UH-1体験搭乗
《山梨地本》
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 山梨地本(本部長・鈴木昌芳1陸佐)は2月7日、今春の入隊予定者ら30名に対し、立川駐屯地所属の第1ヘリコプター隊の支援を受け、北富士駐屯地においてUH―1Jの体験搭乗を実施した。
 当日は天候にも恵まれ、絶好の体験搭乗日和となり、クルーによるUH―1Jの性能や諸元についての説明及び安全教育に参加者は真剣に耳を傾けていた。
 体験搭乗が開始されると参加者は胸を膨らませ満面の笑みで機体に乗り込んだ。大空の飛行を終えた参加者からは「上空から家の近くが良く見えた」「富士山が大きく見えた」などの興奮した声が聞かれ、フライトを満喫していた。
 山梨地本では「今回の体験搭乗で自衛隊に対する親近感を醸成できた。今後もイベントを通じてPRしていきたい」としている。


募集相談員、海自研修で理解深める
《福島地本》
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 福島地本(本部長・馬塲清美1佐)は2月18、19の両日、自衛官募集相談員15名に対し、海上自衛隊横須賀地方総監部及び海上自衛隊教育隊において研修を実施した。
 研修は、まず教育隊で概要説明を受けた。相談員からは多数の質問があり、海上自衛隊の理解を深めた。その後、横須賀地方総監部に移動し、部隊の状況等を見学した。素晴らしい施設や環境に感心し、一層海上自衛隊に対しての魅力を深め、海上自衛官の募集の資となった。
 相談員全員からは、「2日間の研修で得た情報をもとに、来年度の募集に一層の協力支援ができる」と好評で、非常に有意義な研修となった。


子ども祭りで地域交流
《佐賀地本》
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 佐賀地本(本部長・原圭三1陸佐)は2月22日、小城市牛津町保健福祉センターで開催された「第3回津の里子どもまつり」会場において、高機動車を展示するとともに広報コーナーを開設した。広報コーナーでは、陸自で制作した「ひろしの不思議な旅」のDVD放映、ミニ制服試着記念撮影及び装備品パネル写真展示を行い、会場を訪れた子供連れの家族約1000人との触れ合いを通じ、地域住民との親睦を深めた。
 このイベントは、子供を対象にした地域の歴史の伝承、故郷への愛着心の育みなど将来を見据えた活気ある町づくりを目的としたもの。自衛隊、警察、消防の協力による自動車展示コーナーの他に、市の教育委員会を母体に町内の小中学校、PTA等の各団体の企画による、独楽回し、竹馬、折り紙といった昔懐かしい遊び体験コーナー、自転車、風船、空き缶等の身近な物を使っての各種ゲームコーナー、売店等多くのブースが設けられ、会場を訪れた子供達はスタンプラリー方式で各コーナーブースを回り楽しんでいた。
 当日は、あいにくの雨で肌寒い一日であったが、地域に対する思いのこもったイベントに参加した地域住民は、自衛隊に対する親近感を深めていた。


駐屯地見学をして
同志社大学 湯口真好
《京都地本》
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 私たち入隊予定者は、関西地区の中心地、陸上自衛隊桂駐屯地見学に行きました。自衛隊の仕事を大まかには理解していましたが、実際の仕事や団体生活はどのような様子なのか、試験に合格した嬉しい気持ちと、新生活を迎えるにあたっての不安な気持ちが交差していました。
 平日の、半日ではありましたが、仕事をする自衛官の方々の様子を十分見学することができました。桂駐屯地には主に後方支援する部隊や、物品の補給又は整備を行っている補給処(支処)があるということを知りました。仕事の内容やどのようなものを取り扱っているのか、戦車を実際に動かして説明をしていただくなど、資料上ではわからなかった仕事の内容を詳しく知ることができました。
 生活面では実際に食事(体験喫食)をいただき、隊員宿舎も見学させていただきました。2〜3人部屋ですが、必要な物だけを持参し、仕事だけでなくプライベートの時間を過ごす空間としてどの部屋もきれいに整理整頓がされていました。実際に働いておられる姿や説明を聞けたことでより仕事や生活についてイメージすることができました。
 今回見学に行ったメンバーは、入隊区分や目指す職種は異なりますが、4月からそれぞれの目標に向かって働きたいと思います。

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