防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年3月15日号
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練習艦隊入港を歓迎
《鹿児島地本》
一般公開及び電灯艦飾など行う
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 鹿児島地本(本部長・村上良宏1海佐)は2月10日から12日の間、練習艦隊の鹿児島入港を支援した。
 10日午前、鹿児島本港区北埠頭に練習艦「かしま」及び「しまゆき」が、谷山港に護衛艦「ゆうぎり」、練習艦「あさぎり」及び「やまぎり」の計5隻が入港した。入港直後、「錦江湾に入港する艦船を歓迎する市民の会」主催による入港歓迎式が鹿児島本港区北埠頭において行われ、はじめに花束と激励品の贈呈が行われた。練習艦隊司令官の河村正雄海将補からは、鹿児島県民に温かく迎えられたことへの謝意とともに、多くの偉人、維新の先人や海軍の先輩たちを生んだ地である鹿児島の入港を心待ちにしていたこと、幹部候補生への教育に尽力したいことなどを述べた。
 午後から候補生は、知覧特攻平和会館を研修した。夜には鹿児島市内において市民の会主催の入港歓迎レセプションが開催され、練習艦隊乗員、候補生をはじめ、市民の会、父兄会など約220名が参加した。鹿児島出身候補生の紹介では、元気あふれる頼もしい候補生の挨拶に、会場からは励ましの声や拍手が多く送られ、2年ぶりとなる練習艦隊の鹿児島寄港は大いに盛り上がっていた。
 11日には、練習艦隊司令官をはじめ候補生等が東郷平八郎元帥の墓地に献花した。また、鹿児島本港区北埠頭において、建国記念日を祝う満艦飾に装った練習艦「かしま」及び「しまゆき」の一般公開が行われた。午前・午後とも開門前から桟橋に長蛇の列ができ、約3500人もの見学者が訪れた。見学者からは、「練習艦と護衛艦の違いは何ですか」「練習艦は有事の際には戦闘できるのですか」、また「女性は何人くらい乗っているのですか」などといった質問が相次ぎ、自衛隊への関心の高さが伺えた。
 また、10日及び11日の夜には、鹿児島地本の要望で練習艦「かしま」及び「しまゆき」が電灯艦飾を実施し、多くの人々が艦艇のイルミネーションに酔いしれていた。特に、城山展望台からの眺めは、夜の鹿児島市内のイルミネーションと共に映えて素晴らしいとの声があった。
 12日朝の出港時には、乗員の家族や鹿児島地本の隊員に見送られながら、練習艦隊は次の寄港地である舞鶴へ向かい、鹿児島を後にした。


呉音演奏会を支援
《岡山地本》
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 岡山地本(本部長・佐々木茂1陸佐)は2月7日、岡山県里庄町及び岡山県防衛協会が主催する海自呉音楽隊(隊長・樋口好雄3海佐)と里庄中学校吹奏楽部による「ふれあいコンサートin里庄」を支援した。
 演奏会は2部構成で行われ、第1部では呉音楽隊と里庄中学校吹奏楽部との合同演奏で「崖の上のポニョ」などのアニメソング、映画音楽が演奏され、第2部では、岡山県に所在するくらしき作陽大学音楽部の卒業生である呉音楽隊女子隊員2名が紹介された。司会のインタビューに対し、同隊員のユーモア溢れる答えで来場者を和ませた。その後、同隊単独演奏による金管楽器のテューバを中心とした「テューバコンチェルト」「Sing Sing Sing」で知られるベニー・グッドマンメドレー等が演奏され、自衛隊音楽隊の奏でる演奏の迫力に感動と活気の満ちた演奏会となり、大盛況のうちに幕を閉じた。
 岡山地本は、今後も自衛隊音楽隊による演奏会を通じて県民と自衛隊の架け橋となるとともに募集基盤の拡充を図るとしている。


冬の部隊行事で広報
《旭川地本》
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 旭川地本(本部長・川原光雄1陸佐)は、第2師団が行う冬ならではの行事等を活用した広報活動を実施した。
 1月22日には、父兄会など旭川地本の協力6団体23名に対し、旭川冬まつり会場のひとつである旭橋河畔において、第2特科連隊をはじめとする第2師団隷下部隊による雪像制作協力活動についての広報を行った。雪像製作協力隊からのブリーフィングに引き続き、参加者から協力隊へ慰問品が手渡され、その後、雪像制作過程の見学が行われた。真冬の寒さの中でひたむきに雪像制作に取り組む隊員たちの姿を見た参加者たちは一様に感心し、そんな参加者からの激励を受けた隊員たちも元気づけられた様子で、両者にとって大変有意義な時間となったようだった。
 また、同28日に上富良野演習場で行われた第2師団冬季戦技競技会では、晴天のもと、協力4団体11名の方々に対する広報を実施した。特にゴール直前の最も過酷な場面の見学では、汗を流しながら激走する隊員の勇姿を目の当たりにし、参加者たちは大変感動している様子だった。
 これらの広報活動に参加した人からは、等しく自衛隊(官)に対する温かい声が聞かれ、旭川地本への更なる協力を約束していた。
 旭川地本は、「募集・援護基盤の拡充強化につなげられるよう今後は女性企業主や主婦層など、日頃自衛隊に触れる機会の少ない方々に対し、このような広報活動への参加を積極的に働きかけていきたい」としている。


多数の聴衆を前に琉歌で自衛隊PR
《沖縄地本》
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 1月13日、日本一早く春の訪れを告げる沖縄『名護さくらまつり』が開催され、その中のイベントの一つ二見情話大会(男女ペアで恋の歌、近代の琉歌を歌う)に沖縄地本名護地域事務所長の新留弘秋1海尉が挑戦した。
 この大会は、地元沖縄の人でも歌うのが難しいといわれる琉球民謡を唄う大会で、出場に向け防衛協会北部支部会員の長期にわたる指導のもと、沢山の自衛隊協力者と交流を持ちながら練習を積み、当日を迎えた。
 天候にも恵まれた野外ステージで、当日約1500名の聴衆を前に、海上自衛隊の制服を着てガチガチに緊張した所長であったが、「その緊張をほぐしたのは、多数の自衛隊協力者が客席で横断幕を揚げ、小旗(国旗・艦旗)を振りながらの声援でした」と語り、歴代所長から受け継いだ大会出場の任を終え笑顔が戻った。
 大会後のインタビューでは、「自衛隊イベントと自衛隊に関する疑問質問お問い合わせは、名護地域事務所新留まで」としっかりPRしステージを降り、さくらまつりを盛り上げた。
 沖縄地本は、地域イベントにも積極的に参加し広報の場を広げ自衛隊をより身近に感じてもらえるように努力していくとしている。


防衛協会青年部会が初の玖珠駐見学
《大分地本 》
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 大分地本(本部長・高木新二1陸佐)は3月1日、大分県防衛協会青年部会の玖珠駐屯地部隊見学を支援した。防衛協会青年部会の行事として玖珠駐屯地部隊見学は初めての試みで、3歳から72歳までの51名が参加して行われた。出発を待つ子供たちからは、「戦車、早く乗ってみたい」「帰ったら戦車の絵を描く」との声が聞かれ、楽しみにしている様子が見られた。
 マイクロバス2台に分乗した見学者は、9時に大分地本を出発して1時間で玖珠駐屯地に到着、最初に警衛所前に展示されているM24軽戦車の前で記念撮影をした後、グラウンド北側へ移動して、96式多目的誘導弾と74式戦車の展示説明を受けた。戦車のエンジンが始動されると、その音の大きさに耳を覆いびっくりした様子だった。そして、2両の74式戦車に分乗して試乗を行った。最初は、戦車に乗車するのもおそるおそるだった見学者も、約500メートルの試乗を終え降りるときにはにこにこ顔になって大変感動した様子だった。その後、約1時間の駐屯地司令の講話を聞き、青年部会副会長が「自衛隊をサポートする団体として、今後もいろいろな面で更なるバックアップを図っていきたい」と謝辞を述べた。最後に、食事がおいしいことで有名な玖珠駐屯地隊員食堂で昼食を食べ、駐屯地を後にした。
 大分地本では、今後も様々な行事等を通じて協力会の理解と協力を得ていきたいとしている。


雪像“イーグル"を制作
《千歳基地》
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 航空自衛隊千歳基地(司令・福江広明空将補)は雪像を制作し、2月12日に完成式を行った。今年の雪像は「イーグル」千鷲会有志と2空団広報室が中心となり、施設隊の支援で2月5日から作成開始、約一週間で完成した。「イーグル」は高さ3.6メートル、幅5.4メートル、両翼を広げ、今にも羽ばたきそうな勇壮な姿。また、今年米国との交流年の意味を込め、米国の象徴「白頭ワシ」の立像を制作した。完成式では基地司令と千鷲会の朝倉会長が、最後の目玉を入れ、文字通りの画竜点睛となった。


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