大宮駐屯地(司令・岩城征昭陸将補)は10月6日、さいたま市長らと意見交換した。「地元に所在する大宮駐屯地並びに駐屯各部隊長とより一層の関係強化を図りたい」との意向により、さいたま市側から打診があったもので、意見交換会に先立ち相川さいたま市長は「自衛隊には各種防災訓練、市主催行事等でいつもお世話になっており、今後とも市と自衛隊との関係を緊密にするため一層の協力を願いたい」と挨拶を述べた。 これに対し、岩城駐屯地司令は「大宮駐屯地も昨年50周年の節目を迎え、新たな50年に向けて各種施策を検討、推進しており、特に首都圏における武装工作員対処あるいはNBCテロ対処に任ずる即応性の高い部隊を有する重要な駐屯地として変貌を遂げている。このため、国民保護計画に基づくNBC攻撃を想定したテロ対処訓練など『今、そこにある危機』に対応すべく日夜訓練に励んでいる。また、駐屯地司令として『地域とともに』をスローガンに市民の信頼を獲得し、『いかなる事態にも即応できる部隊、駐屯地』づくりを目指して努力しているところであり、さいたま市と大宮駐屯地の関係を更に強化する」と挨拶した。 意見交換会には、駐屯司令の他に第32普通科連隊長、中央特殊武器防護隊長、埼玉地方協力本部長らが、市長の他に副市長、審議官、総務局長、消防局長らが同席した。
10月26日、海上自衛隊第1術科学校(学校長・長谷川洋海将補)で平成20年度全自衛隊美術展が開催された。広島県では、平成8年に呉市「そごう」で開催されて以来12年ぶりで、11月1日までの間、江田島を訪れた見学者の多くがこの美術展を楽しんだ。 入選作品の中には、江田島の海自隊員(標的機整備隊・佐藤公徳2海尉)が陸自13旅団の創立記念行事の一コマを撮影した写真もあり、陸海のコラボレーションの好例と注目を集めた。 歴史と伝統の地江田島で、このような文化・教養活動の支援が出来たことに対して関係者一同は感慨を新たにしていた。