防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年10月15日号
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創立53周年を祝う
《少工校》
来賓・家族ら2000人集め盛大に
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少工校グラウンドで行われた記念式典(9月28日)
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 少年工科学校(学校長・山形克己陸将補)は9月26日から28日の間、開校祭と創立53周年記念行事を挙行した。開校祭及び創立記念行事に先立ち、26日の前夜祭では生徒会の企画により「ザ・クロマニョンズ」のコンサートが行われ、序盤から会場のボルテージは最高潮となり、大いに盛り上がった。

開校祭
 27日の開校祭。体育館での5個文化クラブによる発表会では、今年度発足の和太鼓部「桜花太鼓」の迫力ある演奏に会場から割れんばかりの拍手が送られた。展示と展示の間も10代の生徒らしい楽しい時間を提供してくれる。続いての6個体育クラブによる武道等展示では、初披露となる体操部が床演技で難度の高い技を見せるなど各体育クラブとも趣向を凝らした演技を見せた。平行して今年度発足した話題のロボット研究部をはじめとする11個クラブの作品展示も行われた。来校した家族らは生徒たちの成長をひしひしと感じており、学校中が暖かな空気に包まれていた。

記念行事
 28日の創立53周年記念行事当日。息子や孫らと久し振りに会うのを楽しみに全国から駆けつけた家族など約2000人が来校した。
 記念行事では式典、観閲行進、祝賀飛行、ドリル演技、桜花太鼓演奏、戦闘訓練展示などが行われた。式典では、山形学校長が「部内外に係わる変革・激動に臨み、我々職員一同は引き続き『情熱と情愛』をもって人材の育成に取り組む所存です。この際、50年余にわたり営々と培われた良き伝統は、新たな教育に引き継ぐ一方、この『変革』を好機と捉え、10年先、20年先を見据え、時代の変化に対応して変えるべきは勇気を持って見直すなど、『変革への挑戦』を行うことが今、我々に与えられた重要な使命の一つであると考えます。また、生徒諸君にあっては、現在の教育が新たな制度に引き継がれようとする変革期にあるとはいえ、諸君に対する期待はもちろんのこと、部隊等における処遇は些かも変わることはありません。生徒の本分は、なんと言っても勉学に専念することです。『明朗闊達』『質実剛健』『科学精神』の校風のもと、常に前向きに教科に取り組み、心身を鍛え、品性及び知性を磨き、悔いのない日々を過ごすよう努めてもらいたい」と式辞を述べた。その後、食堂で会食が行われ、祝賀ムードと和やかな雰囲気で全ての行事を終えた。


オータムコンサート開催
《陸上自衛隊中央音楽隊》
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陸中音・教育科88名による合同演奏
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 陸上自衛隊中央音楽隊のオータムコンサートが10月6日、防衛省A棟講堂で行われた。
 コンサート前半は、陸中音が酒井伊知郎3佐指揮でワシントン・ポスト、「瞳」メインテーマ、ビューグラーズ・ラメント、崖の上のポニョの4曲を演奏した。今回のコンサートはソロパートを交えた構成で、「瞳」メインテーマではトロンボーン・ソロを林誠3曹が、ビューグラーズ・ラメントでは矢口幸一2曹が信号ラッパ・ソロで哀愁ある演奏を披露、秋の訪れを感じさせるコンサート内容となった。後半からは教育科42名が加わり、水木勝行1尉の指揮のもと陸中音と合同でモーツァルトメドレーなど3曲を演奏した。瑞々しく溌剌とした教育科隊員の演奏と合わせ、総勢88名で奏でられた音楽に会場からは盛大な拍手が送られた。

大満足のヘリ体験
《宇都宮駐屯地》
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 宇都宮駐屯地(司令・辻本正彦1陸佐)は9月7日、栃木地本と合同で第12ヘリコプター隊第2飛行隊の支援を受け、航空機体験搭乗を実施した。当日は快晴で絶好の飛行日和のなか、体験搭乗に自衛隊協力者、宇都宮駐屯地近傍自治会及び隊員家族等の23人が参加した。ほとんどの人が初参加で、ヘリ隊員から搭乗時の注意事項やCH―47Jの機種説明を受け、興味津々で持参したカメラで記念撮影などしながら開始を待った。今回は宇都宮市上空を約20分間にわたって飛行した。終了後には参加者から「とても良く見えました」「いつも買い物に行くショッピングセンターが小さく見えた」「感動しました」などの声も聞かれ、空の散歩を満喫し、無事航空機体験搭乗を終えた。


雪月花
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 読者のみなさまのおかげで防衛ホーム新聞は創立35周年を迎えることができました。全自衛隊の方々のご協力をいただいた賜物と改めて感謝申し上げます。創刊の昭和48年10月15日号は、「若い自衛官や家族にも親しまれるソフトな物」を、コンセプトに当時の西広整輝広報課長のご指導でスタートしました。今のように自衛隊に対する理解がまだそれほどでない時でしたからご家族は辛い思いをする場面が多くありました。こちら側の者が声を上げるより著名人からメッセージを発してもらう方が勇気付けられるのではないか?今はごく当たり前の企画ですが、第1号が出た時には大変な反響でした。その時の1面には村上元三さんと草柳大蔵さんにお願いしました。当時はあちら側、こちら側と決め付ける風潮がありましたのでこんな文化人が自衛隊を激励してくれたの?ちょっとした評判になりました。その後、古賀政男さんや雪村いづみさんなど大勢の方々に登場していただきました。印象に残っているのが草柳さんでした。下北沢のお宅で原稿を手渡されながらお話していただいたのが、「中国には〈家庭に3声あり〉書を読む声、赤ちゃんの泣き声、仕事をする声、この3声がある家庭は繁栄すると言われている、自衛隊の人も家に帰ったら家族に仕事のことを話してあげて下さい」筆者は結婚式のスピーチに何度かこれを使わせてもらいました、今でも文句なしに通用する話だと思います。35年は一瞬でした、引き続いてのご愛読をおねがいいたします。(所谷)

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