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自衛隊ニュース   2008年8月15日号
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1面 6面 7面 8面 9面 10面 12面

夏の人事異動 2、3、4、5、8、9面
(紙面をご覧ください)
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福田改造内閣 新防衛大臣に林芳正氏着任
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 福田改造内閣が8月2日、皇居での認証式や初閣議を終え、正式に発足したことに伴い、新防衛大臣に林芳正(はやし・よしまさ)参議院議員(山口選挙区、当選3回、47歳)が就任した。新旧防衛大臣の離着任行事は同4日、防衛省A棟講堂などで行われた。石破茂前防衛大臣が午前9時、殉職者慰霊碑に拝礼したあと、A棟講堂で職員を前に離任挨拶。引き続き、A棟前儀仗広場で第302保安中隊と陸自中央音楽隊による特別儀仗隊の栄誉礼、巡閲を行った石破前大臣は防衛省正門で女性職員から花束を贈られ、大勢の職員の見送りの中、防衛省をあとにした。次いで、林新大臣が初登庁、A棟前儀仗広場で特別儀仗隊の栄誉礼、巡閲(=写真)のあと、殉職者慰霊碑を拝礼した。林新大臣はA棟講堂で職員を前に初訓示。また、新旧大臣の事務引継ぎは午後1時から大臣室で行われ、石破前大臣と林新大臣がお互いに握手を交わし、順次署名した。

陸海空協同で転地演習
《矢臼別》
3師団基幹に3100隊員、車両1000両、火砲14門、
戦車13両、航空機14機参加
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海自輸送艦「おおすみ」から74式戦車を揚陸(釧路西港で))
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 陸上自衛隊は、「平成20年度協同転地演習」を6月20日から8月11日までの間、中部方面総監の火箱芳文陸将を担任官に矢臼別演習場で実施した。
 これは、国内においてあらゆる事態に有効に対応するため、主として輸送の場を活用した海上自衛隊、航空自衛隊との協同連携要領を演練して各方面隊の即応性の向上を図ることを目的としたもので、海上自衛隊から輸送艦1隻、航空自衛隊から戦闘機、輸送機等延べ十数機が参加した。
 矢臼別演習場での練成訓練は7月11日から8月4日まで行われ、冒頭、統裁官の関口泰一3師団長が「継続的な指揮幕僚活動」「諸職種連合部隊としての総合戦闘力発揮」の2点を要望、師団規模の演習を開始した。
 訓練部隊は第3師団を基幹に、人員約3100名、車両約1000両、火砲14門、戦車13両、航空機14機が参加、長射程射撃訓練などを演練した。

500ポンド爆弾2発を同時爆破
南混団が滑走路復旧訓練
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 航空自衛隊南西航空混成団(司令・山川龍夫空将)は7月23日、実爆を伴なう滑走路復旧訓練を陸自日出生台演習場で実施した。
 山川司令を統裁官に、参加人員等は南施隊司令・幸森登美男2佐以下約290名、土木建築用重機約40両で、北空、中空、西空の各方面隊がこれを支援した。
 訓練は、模擬滑走路(縦25m×横50m)の地中に埋設した500ポンド爆弾2発を同時に爆破することから始まった。轟音とともに生じた弾痕の大きさは直径約8メートル、深さ約2メートルもあり、部隊は素早く滑走路の被害状況を調査するとともに重機を使って飛散した土砂や浮き上がったコンクリートを除去し、トラックで弾痕を埋めていった。
 最後に、FFMマットなどを敷設、訓練を終了した。


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