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自衛隊ニュース   2008年6月15日号
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新隊員教育隊
職種研修
《船岡駐屯地》
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 第10施設群新隊員教育隊(=船岡)では5月19、20の両日、王城寺原演習場、霞目駐屯地及び仙台駐屯地において各部隊(方面後方支援隊、第2特科群、方面通信群、方面航空隊、第6戦車大隊)の支援を受け、職種研修を実施した。
 この研修は新隊員教育隊としては初めての試みで、各職種の編成や装備等を現地の部隊で研修することで後期教育に向けて希望職種選定を容易にする目的で実施された。
 中でも74式戦車の腹に響く機関銃音や地響きとともに動く姿は新隊員の目を釘付けにしていた。自由研修時間には、戦車に上乗りする隊員、写真を撮る隊員、「戦車の射程距離はどのくらいですか?」など質問する隊員など様々であった。
 他にも、UHー1HやMLRS等船岡駐屯地では見ることのできない装備品を専門の隊員から説明を受けて理解を図った。
 この研修後の新隊員所見には、「非常に有意義な2日間であった」「自分の希望していた職種のイメージが違っていた」「職種選定のうえで役に立った」等の多くの意見があった。これから職種を希望するうえで今回の研修が何らかの判断材料になる事が期待される。

全自空手道選手権大会
入間A、組手団体戦を制す
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 全自衛隊空手道連盟が主催する第47回全自衛隊空手道選手権大会が5月31日、日本武道館で開催された。今年も全国から自衛隊空手界の精鋭が集まり、熱戦を繰り広げた。組手試合団体戦決勝では、昨年の覇者健軍Aを破って入間Aが2年ぶり11度目の優勝、白熱した接戦に会場は盛り上がった。
 大会結果は次のとおり。
〈組手試合団体戦〉優勝▽=入間A▽準優勝=健軍A▽第3位=朝霞A、小牧▽敢闘賞=霞ヶ浦、下総、勝田、防大A
〈組手試合男子個人戦〉▽優勝=岩元泰樹(国分)▽準優勝=樋上崇(朝霞)▽第3位=脇元隆弥(陸木更津)、丹野宣徳(朝霞)▽敢闘賞=羽祢田啓(健軍)、永松正光(厚木)、二階堂泰嗣(旭川)、稲見健二(入間)
〈女子個人戦〉▽優勝=小金丸亜希子(健軍)▽準優勝=立山詩子(朝霞)▽第3位=田畑美貴(健軍)、伊藤夏江(浜松)
〈形試合団体戦〉▽優勝=陸那覇▽準優勝=三沢▽第3位=江田島、朝霞▽敢闘賞=土浦、真駒内、防大、防医大
〈形試合男子個人戦〉▽優勝=中村圭登(江田島)▽準優勝=平野政幸(江田島)▽第3位=伊敷一郎(陸那覇)、丹野宣徳(朝霞)▽敢闘賞=芹田忠義(朝霞)、浦上直人(富士学校)、田代秀宣(入間)、橋元竜馬
〈形試合女子個人戦〉▽優勝=清水尚子(入間)▽準優勝=立山詩子(朝霞)▽第3位=塚常麻季子(防大)、佐藤美紀(防大)

レンジャー教育開始
《滝川駐屯地》
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 第10普通科連隊(連隊長・甲斐康誠1佐)は5月12日、第11旅団レンジャー養成教育開始式を実施した。レンジャー養成教育は旅団内各連隊が持ち回りで担当し、今年度は第10普通科連隊(=滝川)で実施される。
 教官・助教たちは「最強の戦士を育てることは、最強の教官・助教だからできる」と教育開始前に、厳しいレンジャー練成訓練を積み重ね準備を整えてこの日を迎えた。今回、素養検査にレンジャー希望隊員48名が受験し、厳正な検査を見事合格した32名が第11旅団レンジャー養成教育に参加した。
 開始式で担任官の甲斐連隊長は「諸官が厳しい教育に耐え、個人の名誉のため、部隊の精強化のため、家族・友人のため、晴れて栄光のレンジャーバッチを手にすることを期待する」と厳しいレンジャー教育に挑む強者たちを激励した。

雪月花
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 小学生と携帯電話のことが賑やかな話題になっている。携帯を使った犯罪が多くなっていることは事実だし何らかの対策は必要のようだ。小学生の携帯保有率は今や35%を超えるという、使い易い・安いの呼び込みで電話会社の作戦があったのではないかといわれているが多くのこどもは親からの指示で持たされているようだ、学校や塾に通うための安心グッズらしい。しかし最近起きた幾つかの事件ではこの携帯が悲しい役割を担っていた、携帯メールが事件に導いていたのだ。北陸のある町では「こどもに携帯を持たさない」運動も起きているが何か時代に逆行しているような気もする、一度便利さを味わったものを取り上げる難しさは自由民権運動の弾圧に似ているというと少しオーバーだが到底無理な話し。明治時代に自転車が初めて走ったときにもあんな危険な物は排除せよとの声もあった。携帯と子供の安全を同居させることはそんなに難しいことではあるまい、むしろ携帯があったために難を逃れた事のほうが多いはずだ。何年か前にはランドセルにGPSとブザーを組み合わせたのもあったし、地域のお母さんたちも「こどもの安全パトロール隊」を作ってがんばっている。有害サイトや使い過ぎの心配も含む「小学生と携帯」の問題は親子でルールを作りよく話し合うという誰もが言う家庭評論になってしまう。(所谷)


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