防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年6月1日号
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入間基地ランウィウォーク2008開催
応募多数の人気行事に1034名が参加
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 空自入間基地(司令・廣中雅之空将補)で『入間基地ランウェイウォーク2008』が5月10日に行われた。冷たい雨の降る中、約5倍の倍率を突破した1034名が1時間ほどかけて約4kmを歩いた(写真)。
 今年で4回目となるこのイベントは滑走路を歩けるとあって大人気のイベントだ。歩くだけではなく地上展示や音楽演奏、カレーの試食と内容は盛りだくさん。地上展示の航空機(T―4、CH47J、U―125、C―1)には中に入って説明を聞くことができるものもあり、これが航空祭なら長蛇の列はまちがいない。佐渡分屯基地から来た鬼太鼓の獅子舞の獅子がとても礼儀正しい事に参加者はびっくりしていた。また、空自の財産(片岡晴彦中空司令官)とも言われる浜松の中部航空音楽隊の演奏を間近に聴けた。もちろん入間基地の修武太鼓の演奏もある。そして、野外炊飯展示で作った3種類のカレーの1種類を試食する。基業群カレーと1高群カレーに2移警隊カレーだ。「去年は抽選ではずれたので、とても楽しみにしていた」「くじで当たってお土産を沢山もらった」「滑走路ってボコボコしているんだね」「自衛隊カレーっておいしいね」などの感想も聞かれ、降りしきる雨など気にせずニコニコ顔で全員が楽しんでいた。

総合防災訓練で関係機関と連携図る
《8特連》
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 第8特科連隊(連隊長・高橋俊哉1陸佐) は5月11日、熊本県南部の天草市五和グラウンドで実施された天草市総合防災訓練に参加した。
 この訓練は、天草市の災害時における防災態勢の確立と防災関係機関との連携強化、天草市民の防災意識の高揚を目的として実施され、警察、消防、市町村など16団体(約500名)が参加して行われた。
 訓練は、橘湾を震源とする震度5強の地震が発生、五和町御領を中心に家屋の倒壊・同時多発火災の発生など甚大な被害を受けるとともに多数の負傷者が発生したとの想定で行われ、各機関が連携して、被災地区での救助活動を演練した。
 8特連は、県からの要請により第5大隊を現場に派遣、地上からオートバイによる災害地域の偵察活動及び、埋設された車両からの救助活動などを実施し、天草市他関係機関と連携を深めた。
 また、炊事支援訓練や軽装甲機動車、人命救助システム器材を展示し災害時における8特連の活動を紹介し、天草市民の防災意識の高揚を図った。

雪月花
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 中国の大地震で報道が陰に隠れた感じだがチベットの問題はまだまだ忘れてはならない。歴史的な論争は当事者に任せるとしても、先般の聖火リレーでは世界中に「火」がついた。長野市で当事者になった人に話をきいた。静岡市の牧野聖修前衆議院議員、同氏は4月10日ダライ・ラマ十四世が来日した時にシアトルまで送って行ったただ一人の日本人である。現職議員の時には毎年インドにあるチベット自治政府に赴き親交を深めていた。4月26日牧野氏たちが長野市のリレーコースに着いたときには約5千人の在日中国人のグループたちが陣取っており、もぐりこむ余地はなく竹竿で妨害された。しかし向かい合って乱闘になろうとする寸前に中国側から「引け」の指示が出て深刻な事態にはならなかった。日中間の微妙な国家・国民の感情が行動を抑制させたものとも思われるが、参加者の一部が組織的に動かされていたことを証明したことになる。数メートルの距離で「ONE CHINA」「FREE TIBET」と叫び合っているときは中国勢も元気があったが、「学問の自由を」「宗教の自由を」とやられると途端に元気がなくなり、本人たちもこの事は認めざるを得ないと見てとれたそうだ。またリレーが終った後はコンビニや駅などで顔を合わすとお互いに「ニイーハオ」、各地からの動員とみられる中国人もにこやかだったとか。四川省の災害から一日も早く立ち上がり、真の自由と平和な中国でのオリンピックの成功を願っている。(所谷)

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