防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年3月15日号
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海自潜水艦「くろしお」
沖縄地本、特別公開を支援
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 沖縄地本(本部長・末永典良1陸佐)は2月2日、募集対象者等に対して海上自衛隊第1潜水隊群第5潜水隊所属の「くろしお」(艦長・瀧口和宏2海佐)及び練習艦隊第1練習隊所属の「しまゆき」(艦長・佐藤健智2海佐)の支援を得て、特別公開を行った。
 海自潜水艦の特別公開は沖縄の本土復帰後初めてで、多くの招待者が会場につめかけた。来場者は、初めて目にする潜水艦に感激した様子で、狭い艦内へのはしごを少し緊張した面持ちで覗き込みながらも艦内へ降り、潜水艦の任務、「くろしお」の最新鋭の能力・構造、艦内での隊員の生活等の説明を受けた。見学中は、学生の1人が「春に海上自衛隊に入隊予定なんです!」と言うと、勤務している隊員らが拍手で激励する場面も見られ、「ますます船での勤務に憧れました」と4月の入隊へ期待を膨らませていた。
 また、海上自衛隊の「海軍カレー」は子供たちの耳にも届いているようで、小学生の男の子からは、「カレーが食べたかった」という声も…。見学を終え、艦艇勤務の大変さを知った上で自衛隊への理解を深め、興味を持った様子だった。
 沖縄地本では、今後もこのような艦艇公開等の機会を積極的に活用し、海上自衛隊への理解や興味を深めてもらうため、広報活動を実施していくとしている。

国民保護訓練に参加
《熊本地本》
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 熊本地本(本部長・日笠玲治郎1陸佐)は2月6日、熊本県庁で実施された平成19年度熊本県国民保護図上訓練を研修した。
 この訓練は、熊本市内の公園及びバスターミナルにおいて爆破事案及び化学剤散布事案が起こり、多数の死傷者が発生、その後、熊本駅において化学剤の入った爆発物が発見されるという想定の下で、内閣官房、消防庁、陸自第8師団、熊本県、熊本県警察本部、熊本市、熊本市消防局、日本赤十字社熊本県支部が参加し、関係機関の連携強化と県職員の対処能力の向上を目的として実施された。 熊本地本からは、国民保護災害対策連絡調整官と訓練想定地域を募集担当区域とする熊本分駐所長が参加した。
 熊本地本では、「参加者は研修を通じ、大規模テロが発生した場合、テロへの対処、被災者の救助及び住民への避難指示等を迅速に行うためには、情報の収集と分析処理を迅速に行うことが決め手であることを改めて理解した。これには、平素から情報・資料を基本的なケースごとに整理しておくことが大切である。また、国民保護法が適用される事態や災害発生時に万全を期すため、今後も引き続き、地方公共団体が行う国民保護図上訓練等の研修を行うなど、地域や部隊と日頃から緊密に連携をとっていく」としている。

中学生が職場体験学習
《香川地本》
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 善通寺駐屯地広報班が実施した職場体験学習が1月31日と2月1日に行われ、香川地本が支援した。善通寺西中学校男子生徒7人に対し、駐屯地見学や行進訓練、イラクでの勤務経験がある佐藤文章業務隊長の講話などが行われ、自衛隊への理解を深めた。体験学習を受けた生徒2人から、お礼状が届いたので紹介する。
2学年 真鍋 広道
 先日はお忙しい中、職場体験学習の機会を与えてくださり、ありがとうございました。
 自衛隊の中には色々あり、そこに住めるほど必要な物が揃っており凄かったです。特に学んだことは、自衛隊ではどのような仕事をしているのか詳しく分かりました。他にイラクに行った佐藤さんの話を聞いて、イラクではどのようなことが起こっているかを知りました。あとは、本物の銃や刀(乃木資料館の展示品)、昔の人の写真やその人が持っていた物などを見せてもらったのが本当に心に残りました。金比羅山に登って降りてくるのも、とても疲れました。このようなことを学び、心に残りました。
2学年 合田 大介
 先日はお忙しい中、職場体験学習の機会を与えてくださりありがとうございました。
 自衛隊には普通科や音楽科など色々な種目があることが分かり勉強になりました。 また、あまり行ったことの無い駐屯地の中を見学させて頂きたくさんの発見がありました。佐藤様からのイラクの話を教えて頂きました。ニュースの話とは違った話が聞けて大変勉強になりました。
 最後になりましたが、今回このような職場体験の場を提供してくださった自衛隊の皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

募集広報CPX実施で業務の効率化図る
《旭川地本》
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 旭川地本(本部長・山田伊智郎1陸佐)は2月6日から8日の間、初めての試みとなる募集広報CPXを実施した。
 これは、広大な道北地域に点在する各隊所(2個地区隊、1個出張所、6個地域事務所)の長が情報を共有し、募集業務のさらなる効率化を図ることを目的として実施したものである。
 CPXは6日夕方から始まり、各隊所長が持ち寄った業務実施要領について個別に検討し、そこから良い部分は取り入れ、無駄な部分は取り除いていくという手順で進められた。
 積極的な提案や意見交換は夜を徹して行われ、最終的には、隊所間の壁を越えた業務マニュアルを作成するに至った。また、話し合いの中で、募集の最前線にいる隊所長がその情熱と苦悩を分かち合うことにより、相互の精神的な交流も深めるという効果も見られ、今回の試みは予想以上の成果を得たものと思われる。
 少子・高学歴化などの影響で募集環境が厳しさを増す中、旭川地本では、今年度末7名の広報官が削減される。地本では、そのような逆境にあっても任務を達成していくため、今後も今回のような試みを続け、より効率的な募集業務の実施に努めていくとしている。

入隊前に浜松基地研修等で不安払拭
《静岡地本》
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 静岡地本(本部長・深瀬尚久1空佐)は2月8日、浜松基地で今春入隊する学生に対する研修を行った。入隊前の不安を少しでも取り除き、自信を持って入隊してもらうのが目的で、焼津、藤枝、島田、志太の各地区から陸海空自衛隊に入隊が決まっている21人が参加した。
 浜松基地にあるF-15j要撃戦闘機、救難ヘリコプター、T-4中等練習機をはじめとする航空機や厚生施設、隊員が生活する営内居室などを見学した。また、食堂では隊員たちと一緒に食事をし、自衛官気分を味わっていた。
 参加者の一人は、「自衛隊には色々な職種があり驚いている。各施設や隊員の居室もきれいで昼食もボリュームがあり、とても美味しかった。今から入隊が待ち遠しい」と胸を躍らせていた。

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