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   2007年8月1日号
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夏のイベントを開催
《鹿児島》
各種催しで駅前広場は大盛況
 鹿児島地本(本部長・佐藤俊也1海佐)は7月1日、鹿児島中央駅前のアミュ広場において、自衛隊サマーメモリアル2007を開催した。
 今回で3回目となる自衛隊サマーメモリアルは、夏のイベントとしてお馴染みの行事になろうとしている。事前に「夏の思い出にぜひお立ち寄り下さい」と呼びかけるカラフルなポスターで広報活動を行った。
 メインイベントは12普連の音楽部による音楽演奏。演奏と演奏の間の陸海空自衛官の敬礼の違いの紹介や、ほふく前進のデモンストレーションで会場は観客の拍手で賑わった。各メインイベントの開始前には、大型街頭スクリーンで自衛隊の広報ビデオを放映した。
 また、12普連の軽装甲機動車、高機動車と指揮通信車の展示、国際貢献をテーマとした写真パネルで自衛隊の活動をPRした。今年は南極の氷の展示も行い、多くの人の興味を集めていた。各ブースで隊員が熱心に質問に答えたり、子供達に声をかけたりした。
 制服の試着コーナーでは、恥ずかしがっていた学生や子供も制服姿でポーズを決め、プレゼントされた写真に笑顔を浮かべていた。
 特に人気を集めたのが、今年から新たに始めたアンケートコーナーで、「自衛隊と聞いてどんなイメージがありますか?」などの質問に答えてもらう代わりに、自衛隊グッズをプレゼントした。約850人から意見を聞くことができた。
 交通機関の中心地である鹿児島中央駅と、買い物客が集まる駅ビルに隣接する会場のアミュ広場は多くの人で賑わっており、いつもの風景に突然現れた自衛隊に驚いている様子だったが、迫力ある音楽演奏や工夫を凝らした各コーナーに多くの人が足をとめ、今年も自衛隊サマーメモリアルは大盛況に終わった。

たかがウォーク、されど100キロ
札幌地本 滝川地域事務所 1陸尉 井上 輝彦
 赤平の空知単板工業が主催する「第6回100キロウォーク大会」に滝川地域事務所から所長、広報官が参加し、2名とも無事に100キロを完歩した。
 地域事務所からの、この大会への参加の動機は、「大会には300名以上が参加すること」「徒歩にて募集担当地域を廻ること」など、自衛官募集の宣伝をするには、絶好のチャンスであること。また、両名とも今年は50才の節目の年であることが理由で、数回の練成訓練を終え、万全の態勢で大会に挑んだ。
 当日は、定時通り花火を合図に意欲満々でいざ出陣。30キロ地点まで時速4キロペースで大会参加者と街頭からの声援を受け、市民の皆さんに声をかけながら自衛官募集の広報活動しつつ、順調に歩き続けていた。ところが47キロ地点まで来ると、疲労感は勿論、両足には水ぶくれの発生と背負ったリュックが非常に重荷に感じるようになり、次第に会話数も少なくなった。この時点で果たして残り50キロ完歩できるのかという不安が頭をよぎったが、ここでリタイヤしたならば、自衛官募集の広報が途中で中断となり、「事務所が札幌地本から与えられた募集目標を達成できないぞ」という思いと主催者スタッフと民間声援者の声に励まされ、どうにか規定時間の30時間内に完歩できた。
 今大会を振り返ると、今まで体験したことのない苦しく長い時間ではあったが、100キロを完歩した感激と「自衛官募集」の広報で十分なPRができ、多大の成果を収めたものと思う。

「南極の氷」を贈呈
《福岡》
 福岡地本(本部長・時津憲彦1陸佐)は7月10日、福岡市西区玄界島の玄界小・中学校に南極の氷を贈呈した。
 玄界島は平成17年3月の福岡県西方沖地震によって大きな被害を受け、島民は島を離れ、生徒達も福岡市内の他校に通学していたが、今年4月から授業を再開したこともあり、地本から激励も兼ねて「南極の氷」が贈呈された。
 贈呈式は同校児童13人、生徒19人、その他教職員ら14人が出席して体育館で行われ、地本部長から小学生・中学生の代表に手渡された。その後、児童達にスライドを使って南極の氷や環境問題についての説明を行い、続く実習の時間では、待ち構えていた児童達が、一斉に氷に寄ってきて実際に触れた。砕いた氷をコップの水に入れパチパチと気泡のはじける音を聞いたり、かじったりして氷の感触を確かめていた。

父母会が防大研修
《千葉地本》
 千葉地本(本部長・益子1海佐)は6月28日、千葉県防衛大学校学生父母会(古井丸新会長)が行った防衛大学校研修を支援した。
 今回の研修には、今年防大に入学した新会員5家族を含む25家族32人が参加した。研修前には参加者は、「息子達との対面を楽しみにしています」と心境を述べていた。防大に到着後、参加者は早速、学生会館2階で息子達との対面を待った。暫くすると学生が到着し、逞しくなった姿を見て喜び一杯で息子と会話する人や、久しぶりに会う息子を見て携帯電話で記念撮影する人で賑わった。また喫茶店では、家族水入らずの会食を楽しむ人で満席となった。
 引き続き、防大のシンボル・タワー時計台に移動し、学生達の課業行進を見学する場面では、元気よく整斉と行進する我が子の姿を見て、より一層の逞しさと成長を感じていた。次に父母達は、それぞれの学生舎に別れて、学生指導教官と面談し、息子達の日常生活などを熱心に聞いていた。
 最後に、資料館で防衛大学校の歩みやガイダンス等を見学し、防衛大学校の歴史と伝統に感銘を受けていた。
 この研修を通じて、子を思う会員同士の絆が更に深まるとともに、防衛大学校の認識を深めた様子に接し、同行した部員一同改めて支援の重要性を認識した。

募集広報を開始
《長崎地本》
 平成20年3月の高校卒業予定者に対する募集広報が7月1日から全国一斉に始まった。
 長崎地本では、募集広報の手段として路面電車、路線バス車内の募集ポスター掲示や求人広告雑誌、タウン情報誌への募集広告記載の依頼、新聞広告掲載及び折り込み広告(一部の地域)、テレビCMなど幅広い広報を実施している。
 地本広報官によると募集環境は、各地での災害派遣やイラク人道復興支援等の国際貢献で、自衛隊への関心は高まっているものの、近年の少子化による募集対象者の減少や高学歴化により一段と厳しさを増しているのが現状。長崎地本では7月以降、特に航空学生、本年度から新しく募集種目となった一般曹候補生、2等陸・海・空士に重点を置きつつ目標達成に本部長を中心に、本部・各所は一致団結し全力を尽くしている。

19年度採用予備自補に辞令書を交付
《鳥取地本》
 鳥取地本(本部長・堀浩明1陸佐)は6月29日、地本本部で平成19年度予備自衛官補採用者に対し、辞令書交付式を行った。
 辞令書を交付された採用者は、緊張した面持ちで受け取りながらも採用された実感を得たようだった。式終了後には、教育訓練出頭の調整、被服の採寸を行い、平成19年度の教育訓練に向けての準備をした。参加者は、教育訓練の参加に期待を膨らませるとともに、50日間の参加に決意を新たにしていた。

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