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   2007年6月1日号
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第101不発弾処理隊が出動
《沖縄》
糸満市で50キロ爆弾を無事回収
弾頭信管にディアマを設置する処理隊員(5月8日、糸満市内)
 第101不発弾処理隊(隊長・長屋圭三2佐)は5月8日、沖縄県南部の糸満市で発見された不発弾、米国製50キロ爆弾を処理した。
 同爆弾は今年3月22日、同市字北波平の畑で農作業をしていた土地所有者が土中から発見。沖縄県警から通報を受け、同隊から吉野真澄2尉以下3名が緊急出動して調べたところ、不発弾は米国製50キロ爆弾(弾頭・弾底信管付)と判明した。爆弾は動かすと危険なため土嚢で周囲を固定し、立ち入り禁止措置をとった。後日、関係機関で協議した結果、5月8日に処理を行うことになった。
 当日は、西平賀雄糸満市長を対策本部長として、午前9時半に対策本部が設置され、10時、自治体・警察・消防等約50名により交通統制・避難誘導が始まり、住民の避難が確認された10時38分、長屋隊長以下6名により処理作業が開始された。
 現場で直接作業にあたった吉野2尉以下4名の隊員達は、対策本部の長屋隊長と無線で連絡を取りながら、市が処理当日までに準備した処理壕内に爆弾を手搬送で移動。壕内に爆弾を固定した後、両信管の離脱を実施した。弾底信管については、レンチで慎重に回転させ10時58分に離脱を終了したが、弾頭信管については錆付きがひどく、レンチによる離脱ができなかったことから、急遽ディアマ処理という方法に切り替えて処理を実施。ディアマ処理とは、ディアマという特殊な工具からスラグと呼ばれる金属を火薬の力で発射し破壊する方法で、11時56分、長屋隊長の号令によりスラグを発射。発射音の後、吉野2尉により破壊が確認され、処理は終了した。今回の処理では、現場から半径400メートルが避難範囲となり、105世帯、368人が避難。また、半径内の国道や県道等も長時間にわたり封鎖されたが大きな混乱もなかった。

ケーブルTVで自衛隊PR
《島根地本》
 島根地本(本部長・加藤誠1陸佐)は4月17日、松江市鹿島ケーブルビジョンで防衛省自衛隊に関するPR番組の収録を行った。
 これは毎月第3・4水曜日に放送される「もぎたて行政情報」と銘うった30分枠の番組で、今回のサブタイトルは「自衛官募集について」で、4月18日と25日の2日間で、計20回放送された。
 出演した募集課長・野津2空佐及び総務課・海藏事務官の2名は、まず最近の自衛隊の活動「イラク人道復興支援活動」、「国内における災害派遣活動」について、パネルなどを使って分かりやすく紹介した。
 その後、本題である自衛官募集情報として、今年度から新設された「一般曹候補生」と「第1回2等陸海空士」の募集要項、そして採用後の処遇などについて、インタビュー形式により説明を行い、最後に地本募集課及び松江募集案内所の連絡先がテレビ画面一杯に映し出され番組収録は終了した。
 島根地本では、今後もさまざまなメディアを活用し、自衛隊の活動及び自衛官募集について積極的に情報提供していきたい、としている。

小中学生が駐屯地を見学
《岡山地本》
 岡山地本高梁地域事務所では4月5日、近隣の小中学生男子13人、女子2人の日本原駐屯地見学を実現した。
 これは、岡山県隊友会理事兼井原支部長の三宅孝一氏のお孫さんが昨年新隊員訓練を終えて第13特科隊第1中隊(日本原)に所属になったことを機会に行われたもの。部隊では、九州転地演習参加のための訓練の最盛期にもかかわらず、戦車の体験搭乗も用意し、思わぬハプニングに子供たちは大喜びで駐屯地内を戦車で走り回った。帰りのバスの中では、「勉強を頑張って防大に行き、幹部になりたい」と興奮気味に話している児童もおり、大成功の駐屯地見学となった。また、三宅氏は昨年同様に本年も地元の新入隊員を自宅に招待し、高梁地域事務所長や広報官同席の下で『新入隊員激励会』を開いたところ、地元ケーブルテレビが取材でその模様が放送され、隊員募集協力の面で大きな宣伝効果をもたらした。

就職援護会同で意識向上を図る
《大分》
 平成19年度最初の湯布院駐屯地就職援護会同が4月23日、駐屯地講堂で実施され、大分地本(本部長・澤野一雄1陸佐)から地域援護センター長の榎園2佐以下3名が参加した。この就職援護会同には年度初めということもあり、駐屯地所在部隊の就職援護への関心を高めることを狙いとして各中隊長等指揮官の参加を得て行われた。
 この中で、地本からの要望事項として地域援護センター長は、特に4月は3月任期満了退職者が各企業に再就職した直後で、各中隊長等指揮官の企業訪問による勤務意欲の向上に伴う早期離職の防止を図ること、また景気が回復し雇用状況は好転しているものの、今年から団塊世代の大量退職が始まることもあり、自衛隊退職者の就職援護は依然厳しい状況にあることを踏まえ退職者自身が就職を自分のこととして真剣に捉えて指導するよう強く理解を求めた。
 この他、各部隊からの活発な意見もあり、大分地本では、本会同は非常に充実したものとなり会同の目的を達成したとしている。

広報担当者が部隊と活発に意見交換
《宮城地本》
 宮城地本(本部長・佐藤暢彦1陸佐)は5月9日、仙台第3合同庁舎において、県内駐屯地広報担当者会同を実施した。
 県内各駐屯地及びオブザーバーとして参加した松島基地と宮城地本のより一層の協力態勢を確立するため、各部隊と活発な意見交換が行われ、相互理解を深めるなど多大な成果を得た。
 宮城地本では、このような機会を通して今後とも県内駐屯地等広報担当者との情報交換を実施し、部隊と地本業務の理解を得るとともに相互の連携をより促進していくとしている。

9音演奏会を支援
民謡・人気曲など披露
《岩手地本》
 岩手地本(本部長・渡辺金三1陸佐)では5月6、7の両日、花巻市で行われた陸自第9音楽隊による音楽鑑賞会を支援した。
 花巻市文化会館では6日、1時間前から入場者の列ができ、人気の高さがうかがえた。プログラムは2部構成で進められ、「ツエッペリン伯爵」や「南部牛追い唄」といった、クラシックや岩手の民謡など合わせて12曲を演奏し、来場した約930人を楽しませた。
 また7日には、東和体育館を会場に東和地域の全6小学校の生徒や市民など約470人が集まった。曲は「マジック・オブ・モーツァルト」や「ディズニープリンスメドレー」などの人気曲も演奏され、会場を盛り上げた。アンコールでは、「千の風になって」を演奏し、大盛況の内に幕を閉じた。
 市民からは「こんな素晴らしい演奏は初めて。感動しました。また機会があればぜひ来てみたいです」「生で演奏を聴いたのは初めて。迫力があってとても驚きました」などの声が聞かれた。
 地本では「今後とも各地域や学校における演奏会を積極的に支援し、自衛隊への理解を深めてもらうようにしたい」としている。

オートパーティに自衛隊車輌を展示
《佐賀地本》
 佐賀地本(本部長・塚本和重事務官)は5月6日、佐賀市内で開催された「佐賀オートパーティ」に協力し、自衛隊車輌を展示した。今回初開催となるこの催し物は、佐賀県内の自動車愛好家によって立ち上げられ、普段は見ることの出来ない昭和のクラシックカーや、最先端技術を駆使したスポーツカーなどが多数展示された。また、消防自動車やポンプ車などと並んで自衛隊の指揮通信車や野外炊事車、1/2トントラックを展示した。
 会場には約3000人の入場者が訪れ、一般市民が特殊車両と触れ合える良い機会になった。展示車輌に乗車しての記念撮影をする人も多数おり、指揮通信車には多くの人が乗り込んでいた。
 佐賀地本では、この展示を通して地域の方々と自衛隊との距離がとても近くになったとともに、自衛隊への関心や理解が深まった。来年以降も機会があれば是非参加したい、としている。
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 岩手地本(本部長・渡辺金三1陸佐)では5月6、7の両日、花巻市で行われた陸自第9音楽隊による音楽鑑賞会を支援した。
 花巻市文化会館では6日、1時間前から入場者の列ができ、人気の高さがうかがえた。プログラムは2部構成で進められ、「ツエッペリン伯爵」や「南部牛追い唄」といった、クラシックや岩手の民謡など合わせて12曲を演奏し、来場した約930人を楽しませた。
 また7日には、東和体育館を会場に東和地域の全6小学校の生徒や市民など約470人が集まった。曲は「マジック・オブ・モーツァルト」や「ディズニープリンスメドレー」などの人気曲も演奏され、会場を盛り上げた。アンコールでは、「千の風になって」を演奏し、大盛況の内に幕を閉じた。
 市民からは「こんな素晴らしい演奏は初めて。感動しました。また機会があればぜひ来てみたいです」「生で演奏を聴いたのは初めて。迫力があってとても驚きました」などの声が聞かれた。
 地本では「今後とも各地域や学校における演奏会を積極的に支援し、自衛隊への理解を深めてもらうようにしたい」としている。

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