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   2007年3月1日号
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寄せ書き
蕎麦打ち同好会
業務隊補給科=郡山駐屯地 1陸曹 渡辺佐吉
 初めまして。業務隊捕給科に勤務している渡辺佐吉1曹が、郡山駐屯地蕎麦打ち同好会を紹介したいと思います。
 蕎麦打ち同好会は平成15年に発足しまして、現在部員が18名おります。主な活動としましては、毎月一度の講習会を開催しまして、駐屯地司令をはじめ各部隊長に試食をしてもらい、その評価は大変旨いと毎年好評です。
 私が勤務している郡山駐屯地は、福島県の中央に位置していまして蕎麦を栽培している農家はほとんどおりませんが、福島県は全国でも有数の蕎麦所なのです。その中でも有名所を紹介しますと、会津の霊峰飯豊山の麗にあります山都町宮古集落の十割蕎麦、南会津桧枝岐の裁ち蕎麦、白河の追い原蕎麦があります。その中でも私たちが打っている蕎麦は、山都蕎麦の打ち方とほぼ同じで、つなぎを使わず蕎麦粉だけで打ちます。
 まず蕎麦粉に熱湯を加え練りを出し、適度な粘りが出たところで冷水を加え(水回し)、その後練りに入り、次いで延ばし、切り、の行程を行い十割蕎麦には3たてという言葉があります。それは「挽きたて、打ちたて、茹でたて」のこと。そばは時間が経つほど味が落ちるので3つの「たて」が大切と言われています。やはり自分で打った蕎麦を食べるのは最高です。
趣味について
6特連1大2中=郡山駐屯地 陸士長 小山田忠吉
 私の趣味は、昨シーズンから始めたスノーボードです。
 始めたばかりの時は、滑っているのではなくほとんど転んでばかりでした。同期に基礎を教えてもらい、後は実践で覚えました。今ではスキー場に行くたびに上達していくのを実感しています。
 同期がジャンプ台を使い滑っているのを見て、自分も小さいジャンプ台なら大丈夫だろうと安易な考えで滑ってみたら、小さいと思ったジャンプ台が、近づくにつれてどんどん大きく見えてきました。そこで止まれば良かったのですが、どうすることも出来ずそのままジャンプ台ヘと突入してしまいました。気が付くと、私は放り投げられたかのように宙に舞っていました。そして次の瞬間、急な斜面に背中から落ちそのまま転がっていました。あの時の恐怖は今でもよく覚えています。その後も何度かチャレンジしてみたのですが、成功することはありませんでした。
 今シーズンの目標は、ジャンプ台を使って滑れるようになることが第一です。
私の引越し体験談
6特連1大本管中=郡山駐屯地 陸士長 幸田睦美
 私はこれまでに、小さなものも含めると4回の引越しをしています。父の仕事の関係上、我が家は転勤族です。
 別れは悲しく、何度繰り返しても慣れることはありませんが、出会いには少しの緊張と希望があります。引越し4回の内2回は同じ市内でしたが、住む場所が少しでも変わると、その土地で初めて出会う人と関わりを持つことに不安を感じました。しかしそれは相手も同じで、自分から壁を作っていては何も始まりません。私は子供の頃から人見知りが激しかったのですが、引越しを繰り返したおかげで改善し、今では人見知りをしないことが私の長所だと思っています。
 これから先も多くの出会いがあると思いますが、どんな小さな出会いも大切にし、そこで体験できる多くの事を学び、日々成長していきたいと思っています。
目 標
6特連情報中隊=郡山駐屯地 3陸曹 木元 昭
 第2陸曹教育隊での教育を全て終了し、私も陸曹としてこれからの人生を歩むこととなりました。陸曹となって私の今後の目標はまず「何か1つ特技を」自分の特技となるものを見つけ、それを伸ばしていくことです。特技を持つということは簡単なようでなかなか見つからないものですが、私は「持続走」が得意なので、更に練成をして伸ばしていきたいと思っています。
 もう1つは「陸士から信頼され目標とされる陸曹」になることです。陸士であった時の自分から見た陸曹像になれるよう、誠実に、そして積極的に行動していこうと思います。
 これから目標に向かって日々の努力を惜しまず、向上心を持ち、一歩一歩前進して頑張っていきたいです。
心に残る一言
第303高射直接支援中隊=八戸駐屯地 3陸曹 川村将仁
 人にはそれぞれ自分の生き方に影響を与えられた物事があると思います。今回は自分のそんなエピソードの一つを紹介します。
 それは小学校卒業の日にクラスの皆に向けられた恩師の言葉です。「過去を振り返ってもいい、そこに立ち止まらなければ。未来を夢見ていい、今を見失わなければ。現実を見続ける事は辛いことの連続かもしれない。しかし過去を財産として、未来を希望として見ることができたなら、今は今よりもきっとよくなる」
 言葉の意味としては「過去の経験を活かしつつ、未来に希望を持って今を精一杯生きろ」ということだと思います。昔から自分は要領が悪く、失敗ばかりでよく落ち込んでいましたが、この言葉を胸に頑張ってこれました。
 今も要領が悪く、失敗をしては落ち込んだりもしますがなんとかやっています。失敗を繰り返さないこと、進みたい未来の為に今を変えていくこと、この言葉を思い出しながら、これからも毎日を精一杯頑張って行こうと思います。
頑張れ息子! 負けるな親父!
6特連3大5中=郡山駐屯地 3陸曹 佐々木拓也
 平成18年9月21日、遂に自分も父親になった。雲一つない最高の青空の日に生まれた我が子の名は「颯太・そうた」。どんな風が吹いても負けずに太く立っていられる男になって欲しいという願いを込めた。それから数ヶ月が経ち、我が子は日々成長中。毎日、一生懸命泣いたり笑ったりしている。そんな我が子を見ていて、こんなことを思った。自分が親父の背中を見てここまで来れたように、自分も親父として背中で道を示せるように成長していかなければならないと。「どんな風が吹いても立っていられるように」。我が子の名前に込めた願いは親父が示してこそ叶うもの。
「頑張れ息子!負けるな親父!」

「頑張っています」新しい職場
活躍するOB シリーズ
会社勤めも充実の日々
空港物流サービス(株) 遠山 亮史
遠山氏は平成18年3月、第3特科連隊(姫路)を陸士長で任満退職。23歳
 私は平成14年3月に高校を卒業すると同時に自衛隊に入隊、自衛官として4年間勤務し、平成18年3月任期満了により退職しました。
 中隊長をはじめ皆様のお陰により、平成18年4月3日付で成田国際空港内で航空貨物取り扱い業務員として再就職致しました。
 自衛隊在職中は、数多くの仲間たちと過ごし、楽しいことも辛いこともありましたが、皆で助け合い乗り越えてきた事により、団結する事の大切さを学ぶ等、本当に忘れることのできない充実した4年間でした。
 私の自衛官としての勤務と航空貨物取り扱い業務員との仕事上での大きな違いは、何事に関しても責任が重く、自分の仕事の出来不出来が会社に大きな影響を与えることです。
 今後失敗することも、要領がなかなかつかめないことも数多くあると思いますが、自分の努力次第で会社に大きな貢献ができることを深く認識し、一日でも早く多くのことを覚えるとともに、自衛隊でこれまでに学んだ事を活かして頑張っていきたいと思います。
 最後に中隊長をはじめ諸先輩方のご指導、そして今まで自分を支えてくれた同期に感謝しています。
 後輩の退職予定隊員に一言「会社勤めも最高」

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