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2007年2月1日号
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地本主催「ニューイヤーコンサート」最終予行
6音、高校生と合同練習
《山形》
 第6音楽隊と山形県立山形中央高校吹奏楽部の合同練習が1月17日、山形地本(本部長・津田智雄事務官)主催で行われた。
 これは「ニューイヤーコンサート」に向けての最終予行で、合同演奏曲・歌劇『タンホイザー』序曲を同高校の合奏所において隊員34名、生徒30名が当日の演奏隊形で行ったもの。
 当初、挨拶を交わしたあと、第6音楽隊長・水木1尉から生徒に自衛隊売店限定のお菓子が手渡され、緊張していた生徒たちも肩の力を抜き、和やかな雰囲気で練習が開始された。
 指導を受けた生徒は、「今日の練習で多くのことを吸収しました。演奏会では最大限の力を発揮したい」と話した。

ラジオ番組に出演
《東京》
省移行・自衛官募集をPR
 東京地本城東地区隊長・山田和義2佐は1月9日、「レインボータウンエフエム放送」の番組、「下町フリートーク」にゲスト出演し、防衛庁の省への昇格、自衛官の募集等をPRした。
 地元FM放送を利用したPRは、江東区から自衛官募集相談員を委嘱された地元企業の社長の好意により実現したもので、昨年5月31日の初出演以来今回が8回目となる。
 同番組は、幅広く様々な分野からの出演者とDJとの間の軽妙なトークが特徴の番組であり、山田2佐はこれまでに、自衛官を志した理由や活躍する女性自衛官などのテーマで出演している。
 今回は特に、1月9日の防衛省発足を受けて、省昇格に伴う様々な変化事項について説明を行ったほか、昨年5月に発表された自衛隊・防衛問題に関する世論調査の結果や最近の自衛官募集の厳しい現状について質問に答える形でトークを展開した。現職自衛官が自らの視点で語るこの企画はリスナーにも好評で、2月以降も月1回程度の出演が予定されている。
 同放送局では、本番中に2等陸海空士の募集インフォメーションを放送しており、ラジオを通じた自衛隊PR、自衛官志願者の増大に期待が持たれている。

防災訓練を支援
地域一体で取り組む
《和歌山》
 和歌山地本(本部長・河本宏章1陸佐)は12月9日、田辺工業高等学校及び田辺市あけぼの町内会が主催する東南海、南海地震に対する防災訓練を第37普通科連隊とともに支援した。
 この訓練は災害発生時に「生徒が地域社会の一員として何ができるか、何をしなければならないか」ということを体験させることを目的に行われた。当日は雨のため、当初予定していた全校生徒約600人による地域住民の避難誘導などを取りやめ、応急手当等の実習や陸自装備品の展示見学会が行われた。見学会では、被災者用天幕、陸自人命救助システム及び車両等を展示し、生徒や見学者らに丁寧な説明を行った。隊員に寄せられた質問には、天幕での過ごし方や人命救助システムの使い方といった具体的な内容を含み、地震に対する関心の高さがうかがえた。また、訓練には陸自の他、市役所、消防及び医療機関等も参加しており、本訓練を企画した平松校長は「地域社会が一体となって実施された訓練としては画期的な意義あるもの」と語った。

県知事に白書説明
更なる支援求める
《高知地本》
 高知地本(本部長・大山雄一1陸佐)は12月1、8の両日、高知県公安委員長と高知県知事に対し、平成18年度の防衛白書説明を行った。
 大山本部長は、まずアジア太平洋地域を取り巻く防衛環境、特に日本周辺諸国の兵力、北朝鮮の弾道ミサイル問題、米軍再編に伴う在日米軍等について説明を行い、続いてイラク人道復興支援活動や国際緊急援助活動など最近の自衛隊活動を紹介した。自衛隊の任務拡大に対する理解を図るとともに防衛庁の防衛省昇格などを重点に説明、更なる支援を求めた。
 また50普連の移駐に伴う新高知駐屯地建設状況について、平成22年春に向けた準備が着々と進められていることなども説明した。
 知事に対する説明の中で、香南市に新しい駐屯地ができ50普連が移駐してくることに、高知県内における防災・災害派遣能力が大幅に向上するとの期待感を示し、同席した防災担当職員とともに心待ちにしている様子だった。公安委員長に対する説明の中では、過日実施された四国4県の警察と第14旅団との共同訓練が話題となり、国民保護や災害派遣の際には、自衛隊と関係機関及び地域の連携が重要であり、今以上の連携強化が重要であるとの共通認識を確認した。

入隊予定者に向け
ビデオレター作成
《愛知地本》
 愛知地本(本部長・南安広1陸佐)は1月10日、女子レスリングのアテネ五輪金メダリスト・吉田沙保里選手と世界選手権金メダリスト・伊調千春選手の協力を得て、入隊・入校予定者激励会で放映するビデオレターの収録を行った。
 ビデオレターは、愛知県から入隊する若者を激励する目的で作成したもので、募集相談員を通じて出演を依頼し、今回の収録となった。
 連日の厳しい練習の合間にもかかわらず、終始和やかな雰囲気の中で収録が行われ、両選手は入隊予定者に対し、「目標を持って日々を過ごすことの大切さ」「同期の大切さ」「レスリングでの体験談」など激励の言葉を述べた。
 最後に、「私たちも北京オリンピックでの金メダルを目指して頑張りますので、同じ日の丸を背負う者として日々努力を惜しまず訓練に励み、日本を守ってください」と締めくくり収録を終えた。収録されたビデオレターは、2月末から3月中旬に県内63の市町村主催で実施される入隊・入校者激励会、及び平成19年度を通じて平月入隊激励会において放映する。

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