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   2006年12月1日号
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東京地本創立50周年記念行事
節目の年を盛大に祝う
 自衛隊東京地方連絡部、自衛隊東京地方協力本部(本部長・渡辺悦和陸将補)の創立50周年記念行事が23日、防衛庁大講堂で隊員、職員や協力10団体などあわせて約600人が出席して盛大に行われた(写真)。同地本は昭和31年、東京地方連絡部として人員25名、車両3両で練馬駐屯地の中で発足した。その後本部を竹橋、桧町、市谷と移し、現在は募集事務所など20箇所356人体制となり、自衛官の募集や援護に国民との最前線として活躍している。その間、昭和53年には防衛庁長官1級賞状を受け、平成4年と12年にも同賞を受けるなど同地本は高く評価されている。ことし7月には地域との提携、協力をより強めるため東京地方協力本部として新たなスタートを切った。記念式典は国会議員、歴代本部長やOB、関係者らが多数出席して行われ、まず、感謝状が渡辺悦和本部長から13団体と30個人に渡された。そのあと同本部長が式辞として「地本の任務が増大し一人二役も三役もこなしている状況だが、諸官はその任務とともに成長してもらいたい。新しい装備品が導入されても最後は「人」である、地本の任務は重い」などとのべ東京地方協力本部としての新たな決意をしめした。
 また、作家の曽野綾子さんも新しい自衛隊への期待を込め「本音の人生」と題して、1時間にわたり熱心に記念講話をおこなった。

予備自が訓練に参加
術科能力の向上を図る
《徳教空群》
 10月20日から24日までの5日間、徳島航空基地隊(司令・鵜野弘明1海佐)に全国から36名の予備自衛官が集合し、予備自衛官招集訓練が実施された。
 訓練期間中は、大規模災害発生時での派遣に必要な人命救助器材の操法訓練、消火訓練、自衛官として必要な基本教練を中心とした実技訓練を行った。また小銃射撃訓練では、訓練参加者は事前の準備教育から真剣な眼差しで指導官の教育を受けたあと、適度な緊張を交えながら標的を狙い引き金を引いた。運動能力・壮年体力測定では日頃からの体力練成の成果を発揮し、最年長62歳の隊員が「20歳代」という記録を出すなど、変わらぬ体力を維持している者も少なくなかった。全ての訓練が終了した24日昼、徳島教育航空群司令・村上浩一1海佐が訓練の労を労い、予備自として勤務の精励と来年度の訓練参加を呼びかけた。

各隊への訓練査閲
《舞鶴警備隊》
 舞鶴警備隊(司令・鈴木富男1海佐)は、今年度予定していた陸警隊、港務隊、水中処分隊及び水中処分母船1号並びに新潟基地分遣隊に対する訓練査閲を10月26日をもって終了した。
 舞鶴警備隊では、基地警備、艦艇に対する出入港等支援、爆発性危険物等の処理及び警備情報の収集など多種多様な業務について各隊がそれぞれの特性に応じて任務分担し、昼夜問わず常に即応できる態勢を整えており、今回の訓練検閲はそれらの状況を確認するために実施された。

駐屯地開設と43普連
創設記念行事を実施
《都城駐屯地》
 都城駐屯地(司令・立花尊顯1佐)は宮崎県自衛隊協力4団体との共催で、駐屯地開設55周年・第43普通科連隊創設44周年記念行事を実施した。観閲式には、地元選出国会議員、宮崎県知事及び県内市町村長、歴代連隊長など、多数の来賓の臨席を得て、県内外から6500人の観客が訪れる中、盛大に行われた。
 巡閲後、立花司令から式辞が述べられ、引き続き観閲行進が開始、徒歩部隊の一糸乱れることのない行進と車両部隊の迫力溢れる行進に盛大な拍手が送られた。格闘訓練展示は、銃剣格闘と実戦的な徒手格闘訓練展示を披露した。
 その他、模擬戦闘訓練展示、装備品展示、第8音楽隊と駐屯地音楽部の音楽演奏、総合文化展も実施。今年も多くの人が見学し、自衛隊を身近に感じてもらう意義深い一日となった。

総合防災訓練に参加
《国分駐屯地》
 第12普通科連隊(連隊長・高橋正州1佐)の重迫撃砲中隊は11月9日、鹿児島県霧島市で行われた総合防災訓練に参加した。
 この訓練は、災害対策基本法と旧霧島町地域防災計画に基づいて行われ、災害発生に際して迅速な応急対策が行われるよう防災体制の確立と住民の防災意識を図ることを目的として実施された。
 重迫中隊は、県の要請で現場に急行、オートバイにより災害地域の偵察、崩壊した家屋の負傷者捜索、救出・救護訓練を地元消防団と合同で行った。その他、炊事支援訓練や軽装高機動車の装備品を展示し、災害時における陸上自衛隊の活動を紹介した。

雪月花
 今年も武道館での音楽祭りが行われた。入場できた人は例外なく感動と感激を語ってくれる。問題はその入場券の入手方法である、例年20倍、30倍の競争率になっている。随分前に会場を東京ドームにしてはどうだろうと、この欄で書いたこともあった、報道で入るとき寒い中長い列を作っている人たちを横目で見ながら申し訳ないとつぶやくのも毎年のことである。その入場券の入手ウラワザを発見、某地方協力本部の現役援護官から聞いた。応募はがきを50枚出したとか100枚出した話はよく聞く、今年かれも自分の名前と奥さんの名前で60枚出した。だが出し方がすごい、10枚ずつ6箇所で集配局を変えて出したのだ、さらに日にちも変えた。彼の説によると、一度に送ると抽選会場で、どかっと1箇所にかたまるのでそのブロックがはずれると全滅する、そのために分散させるのだそうだ。結果は9枚当たり、18人分ゲット。この当選はがきを援護関係の企業さんにプレゼント、苦労して手に入れた事がはっきり分かるので人間性も評価してくれるそうだ。因みに彼は抽選に立ち会ったこともないし担当したこともなく推測で始めたそうだ。こんなファンがいて音楽祭りはつづくし出演者も元気が出るのだろう。今年も観客の声援と拍手が武道館をゆすぶっていた。      

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