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   2006年10月15日号
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駐屯地創設54周年記念行事
《南恵庭駐屯地》
新隊員の徒歩行進では観衆に爽やかさをアピール
 9月3日、南恵庭駐屯地(司令・浅見憲司1佐)で第3施設団創隊45周年、南恵庭駐屯地創設54周年を祝う記念行事が部内外から約1750名の来賓、一般市民らを迎え盛大に執り行われた。
 午前10時から開始された記念式典では、駐屯地司令が「我々は国家防衛という本来任務を確実に達成するため、日頃から着実に訓練を積み重ねて部隊としての精強性を追求するとともに、時代のニーズに応え、いつ如何なる事態にも迅速・着実に対応しうるような物心両面の態勢を確立・維持する。また、国民皆様の負託に応えるべく、部内外から信頼される精強第3施設団を育成し、地域の皆様と我々自衛隊との交流の場として、更に親しまれる駐屯地を創造・育成していくことをお誓い申し上げます」と式辞を述べた。
 観閲行進では、第3施設団隷下部隊及び南恵庭駐屯地に所在する第73戦車連隊、第101施設直接支援大隊等が行進を行い、訪れた来賓や市民に精強な自衛隊を印象づけた。特に自衛隊の明日を担う第3施設団新隊員教育隊の生徒行進では、若々しく活き活きとした姿をみせた。また、訓練展示では第13施設群の隊員による対武装工作員訓練を展示し、第3施設団の実力と精強性をアピールした。

海自音楽隊が活躍
会場に大歓声が鳴り響く
《佐世保音楽隊》
 佐世保地方隊(総監・香田洋二海将)は9月22日に北九州の九州厚生年金会館で、24日には佐世保市のアルカス佐世保でファミリーコンサートを行った。
 午後2時から開始されたアルカス佐世保でのコンサートは行進曲「軍艦」で幕を開けた。第1部は、「うたおう!たのしく!みんなのうた」と題し、長・竹内弘美1尉の指揮のもと、隊員による歌や童謡メドレーなど馴染みのある曲に会場内は収支和やかな雰囲気に包まれた。また、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の中から「ドレミの歌」が演奏され、多くの聴衆を魅了した。
 第1部終了後には佐世保音楽隊員によるファッションショーが行われ、音楽隊員の春・夏の演奏服装や広報演奏活動移動時の服装などを披露した。「ムーンライトセレナーデ」で始まった第2部は、佐世保音楽隊副隊長の大北廣2尉の指揮で、「ジュリアン」「チキン」などテンポのいいサウンドを演奏し、「シング・シング・シング」で最後を飾った。
 演奏会に訪れた観客からは、「素晴しい演奏に大変感動しました」「定期演奏も楽しみにしています」などの感想が聞かれた。
《 舞鶴音楽隊》
「しらせ」をバックに野外演奏する舞音
 舞鶴音楽隊(隊長・河邊一彦3海佐)は9月9、10の両日、富山県高岡市伏木富山港での岸壁演奏を実施した。これは8年ぶりとなる砕氷艦「しらせ」の富山県への寄港と一般公開に伴って行われたもので、「ワシントンポスト」「ボウケンジャー」「軍艦行進曲」など計6曲を演奏した。

新隊員に訓練検閲
《えびの》
 えびの駐屯地第24普通科連隊では9月6、7の両日、平成18年度後期新隊員185名に対し、訓練検閲を実施した。訓練は、「徒歩行進に引き続く攻撃」を課目とし、3ヶ月の訓練の成果を確認した。
 当日は午後7時から徒歩行進を開始、第1区隊を先頭に各区隊20分間隔で5個区隊が霧島演習場を目指した。行進時の天候は曇りで雨が心配されたが、新隊員たちは黙々と行進し、茶屋平から演習場までの全工程35kmに臨んだ。
 新隊員は区隊長・班長等の適切な指導と行進規律の厳守、不撓不屈の精神により一名のリタイアもなく、翌朝全員が無事に霧島演習場に到着した。
 演習場到着後、短い休息の合間に足の治療や体の手入れをした。眠気を耐えながら食事をする隊員が多数見受けられたが、まだ痛みのとれない足を引きずりながら各人が顔にドーランを塗り、鉄帽と体を偽装して戦闘準備を完了。軽火器区隊と迫撃砲区隊に分かれ、攻撃と陣地占領を行い、今まで訓練してきた成果を十二分に発揮した。
 検閲終了後は、全員が感激と達成感で満足しながら駐屯地に帰隊した。

雪月花
 グラヒルの結婚式に何度か出席したことがある。どのカップルもここにした一番の決め手は独立したチャペルと広いガーデンでのフラワーシャワーと披露宴の料理だったと言う。このチャペルができて今年で10年になったが適齢の人たちにはまだまだ目玉として通用している。ピーク時の平成12年には1333組の挙式を記録したが、最近は1000組手前で足踏みをしているようだ。東京の年間挙式数は約5万組、そのうち2万組がディズニーランドや横浜のランドマークなどに流れるので、残りの3万組を都心組での取り合いになる(市谷会館小池修一営業部次長)。並み居るブランドの高いホテルや施設を相手にする中での1000組は大健闘と言えるかもしれない。1日13組、目いっぱいで戦場のようになることが今でもある。年に何回か開催されているブライダルフェアに来る専門誌の記者も、防衛庁の施設でこんなに外部のひとに認知されていることに驚く。価格に比べて満足度が高くゆったりしている空間、他の施設ではまねの出来ない日本でも最大級のパイプオルガンとその迫力ある演奏は売りの材料として使えるそうだ。そしてスタッフのひたむきな努力にも感動を覚えると言う。しかし適齢者の減少はつづくし、外資系ホテルの進出や豪華なゲストハウスウエディングの登場などで業界は生き残りをかけている。部内より部外に人気があるという逆転現象になっているのがもったいない、防衛庁共済組合員には特別価格になっており他にも部外の人が羨むようなサービスもついている、組合員の紹介の紹介でも有効のようだ。ムードも華麗さも都会的なグラヒルの結婚式をもっともっと利用したい。(所谷)

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