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   2006年5月15日号
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幹部レンジャー訓練を実施
教官としての資質・職能養う
<富士学校>
 富士学校普通科部(部長・反怖謙一将補)は4月17日から19日の間、第5期幹部特技課程レンジャー教官及び第16期幹部特技課程レンジャー教官(B)の山地潜入訓練(山梨三ツ峠)を実施した。
 18日の訓練では、岩場のほんのわずかな出っ張りを頼りにロープとハーケン、自分の身とバディの信頼関係を頼りに断崖絶壁をジリジリと登りつめていく「組登攀」が行われた。岩肌を登るその表情は、「レンジャー」の名に相応しい険しさと、力強さがみなぎっていた。
 今課程の学生は、すでに部隊においてレンジャー訓練を終了しており、強靭な精神力、特殊技能能力が証明されている。では、なぜ今また……、と思われるだろうが目的はひとつ。自らが鬼教官となり、将来のレンジャー隊員を育成するための資質・識能を養っている。
 5月30日に、晴れて19名の全員が無事修了を迎えられるよう教官・助教は心を鬼にして愛の鞭をふるっている。(写真=山梨県三ッ峠で行われた山地潜入訓練で危険な岩肌を慎重に登っていく)

CH-47Jで空中散歩
<高知地連>
 高知地連(部長・大山雄一1陸佐)は4月22日、空自春日ヘリコプター空輸隊所属のCH―47(機長・板垣寿3空佐)の支援を受け空自土佐清水分屯基地(司令・森畑哲朗3空佐)において募集協力者及び援護協力者60名に対する体験搭乗を行った(=写真)。
 当日の天候は、小雨交じりで視界が心配されたが、高知地連の日頃の行いが良かったせいか視界はことのほか良く、参加者達は、眼下に清流四万十川、足摺岬などを見ながらしばしの空中散歩を楽しんだ。空中散歩を終えてヘリコプターから降りてくる参加者達は満足した様子で、ヘリコプターを背景にカメラのシャッターを押していた。

雪花月
 連休の真っ最中に行われた岩国の米軍基地一般公開(MCAS岩国フレンドシップデー)に行った。駅前からのシャトルバスには長蛇の列。タクシーは走りたいけど進まないとのことで歩くことにした。車道にあふれる人たちと約40分。正門でチェックを受けて入った基地の中はまさにアメリカン。短めのシャツやパンツの若い金髪、がっしりした体つきの若者、ホットドックやアメリカンステーキの香り。英語と片言の日本語で売店の客引きも楽しい。ホームパーティに招かれたような気になる。日米の交流が始まっている。滑走路には海自のP3Cや空自のT―4・F―2などと各種の米軍航空機が展示されている。展示飛行は米軍のF―16ファイティング・ファルコンやFA18Aスーパー・ホーネット、海自のUS―1Aや空自のF―15・F―4などの競演飛行、さらにブルーインパルスの華麗なるアクロバットと盛りだくさん。全国からファンが集まるのももっともな事だ。中でも感動はオープニングの陸自ヘリからのラペリング降下だった。空中に飛び出した陸自隊員が日米の旗を広げている。畳10枚くらいの大きさだ。皺も波もなくきちっと開いたまま着地するまでギャラリーの方に向いている。みんな力いっぱいの拍手をした。この日には約25万人が見学、日米の商店街通りも大賑わい、弊社の自衛隊オリジナル饅頭“撃"にも金髪の子どもたちが何人も手をのばしていた。

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