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   2006年5月1日号
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活躍するOBシリーズ
「頑張っています」新しい職場
(株)日本ハーデス 半田正利
半田氏は平成15年1月、秋田駐屯地業務隊を3陸佐で定年退職。57歳
 自衛隊を定年退職した翌日からの初出社以来、3年が経過しました。
 今思えば、タイミング良く「日本ハーデス」という宝くじ販売企業に再就職でき、業務主任として現在「宝くじ券の管理・運営」などを主要業務として勤務しています。中でも、県下の経済動向、特に大型スーパーの進退などの情報に敏感に対応し、支店の効率的、効果的運用と新店舗の進出及び撤退は企業の至上命題でもあります。常にこの課題を背負っての業務は、非常にやり甲斐のあることです。また、自衛隊で培うことの出来た少々の知識と体力・気力が私の宝物となって、今の業務に役立っています。
 自衛隊入隊以来、数次の課程教育や部内・外講話など各種教育の時間は、計り知れない勉学の機会を与えてくれました。更に、演習訓練のため掲示される各種計画は、物事の考え方を極めて具体的に教えてくれます。自衛隊用語を一般用語に変えて組み立てると、中身の密度はともかく一般企業人としての仕事の考え方・実行手順が見えてくるような気がします。安全という意識についてもしかりです。
 再就職をして3年、改めて「自衛隊という組織は、一般企業の一員として機能しうるノウハウをたくさん教えてくれている」と痛感しています。皆さんは、間違いなく自衛隊生活を通じてすばらしい知識・強靭な体力、更に、責任感・勤勉性等々培っています。援護センターに調査票を提出する時期にある退院の皆さんは、ぜひ今日までの教育などで培われた知識を総点検してみてください。肩を張る必要はありませんが、新しい自分に気づくかもしれません。
 面接だけで自信喪失に陥る方もいるやに聞きますが、企業の関心は会社のニーズに乗って頑張ってくれる意思があるかどうかです。そして、再就職以降真摯な姿勢で企業マンとして必要な知識を習得し、企業の発展に貢献できる人材になれるよう頑張って行けばよいわけですから。
 多種多様な業種から、ぜひ皆さん個人の特性にマッチングする企業に巡り会えることを記念してやみません。

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