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   2006年4月1日号
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入校予定者の期待ふくらむ
少工校の設備環境など見学
<群馬地連>
 群馬地連(部長・深澤雅貴事務官)は3月6日、少年工科学校受験合格者とその父兄らに対し、同校の教育内容や設備、生活環境などの研修を実施した。
 当日は8都道府県56人が参加し、10時から約1時間、同校の概要説明を受け、その後、施設内の見学へと場所を移した。施設内見学は、デスクトップパソコンが並ぶ情報処理教室や家庭科の調理実習室、さらに3年生が起居する居室内や自習室を見てまわり、充実した教育環境と整理整頓された部屋に感心していた。
 昼食は既に入隊している生徒たちとともに隊員食堂でとり、午後からは資料館見学。次いで質疑応答に移り、保護者から「子供に何を持たせたらいいか」といった細かな質問が出るなか、応対した同校広報班長から「子供に贅沢な物を与えないのも愛情のひとつです。入隊後、世間の同年代とご子息を比較し、その成長ぶりを期待してほしい」と力強く応えた。
 今回の参加者からは「ここで春から新しい生活が始まると思うとわくわくします。できたら部活動の様子も見てみたかった」など、積極的な意見が聞かれた。また参加者のある父親は自らの息子に向け、「一生懸命になる大切さを見つけてほしい。自衛隊はさらに人様の役にたてるから良いと思う。だからしっかりやってこいよ」と語り、入校予定者は家族に見守られ、大きくうなずいた。

基地研修等を実施
募集相談員15名が参加
<大分地連>
 大分地連(部長・光永邦保1陸佐)は2月16、17の両日、募集相談員の海上自衛隊呉基地研修を実施した。
 大分県では、募集相談員相互の情報共有と連携強化を図るため、県としての連合組織を昨年発足。今回が第1回目の研修で、参加者は県連会長以下役員12名と大分地連から3名の総勢15名となった。
 当日早朝、地連が用意したバスで広島県呉市へ出発。呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)、海自呉基地の施設や艦艇などを2日間に亘り熱心に見学した。大和ミュージアムでは、映画「男たちの大和」でも使われた戦艦大和の模型(実物の10分の1サイズ)を目の前にし、参加者はその雄姿を目に焼き付けた。呉基地では、護衛隊群の訓練検閲のため、当日は多数の護衛艦が基地内に集結しており、その中のミサイル護衛艦「せとゆき」を見学。近代的な艦内や最新装備を参加者たちは目を輝かせながら見て回り、自衛官に質問を積極的にするなど、任務や勤務環境に一層の理解を深めていた。

退職予定者に就職補導教育
<新潟地連>
 新潟地連(部長・深津孔1陸佐)は2月22日、高田駐屯地で就職補導教育を行った。
 この教育は、定年退職予定隊員や任期満了退職予定隊員、援護担当者などに対して職業の選択、労働情勢等の現状および再就職に対しての必要な心構えについて理解させるために実施されているもの。今回は高田駐屯地の退職予定隊員や部隊の援護担当者など53名が参加した。
 初めに、就職援護の状況、退職予定者の心構え、履歴書の書き方のほか、援護組織を通じた就職援護の有利性について高田駐屯地援護室長から教育が行われた。
 その後、OBの(株)谷村建設常務取締役の清水幸雄氏による「あなたの強みを活かして企業の求める人材となれ」と題しての部外講話が行われた。講話では、面接を成功させる心構えと準備について、また、企業が再就職者に求める人物像については「経営者や上司の立場で考えて行動すれば必ず組織に必要な人間になれる」など、興味深い話に全員が真剣に聞き入っていた。
 参加者一同、再就職に対する意識を新たにし、教育を終了した。

協力企業主が駐屯地研修
<富山地連>
 富山地連(部長・梶井剛1陸佐)は2月10、11の両日、就職援護及び予備自衛官等制度の協力企業主に対して、市ヶ谷・朝霞駐屯地研修を実施した(=写真)。
 市ヶ谷駐屯地では市ヶ谷記念館などを見学し、記念館の担当者から市ヶ谷台における各時代の出来事や施設等の説明を受けた。参加者からは「普段見ることの出来ない防衛の中枢や、歴史的にも貴重な品々を見ることができて感激です」などの声が寄せられた。
 朝霞駐屯地では陸自広報センターで自衛隊の任務・歴史を学んだほか、展示・体験フロアでは、シミュレーターを使った疑似体験や装備品を実際に触れて体感した。
 参加者からは「自衛隊の重要性、必要性を再認識した」などの感想が聞かれ、自衛隊に対する認識を新たにするなど、隊員の就職援護や予備自衛官業務を推進する上で有意義な研修となった。

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