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   2006年2月15日号
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綱引き・駆け足など
力強く、新年スタート
<信太山駐屯地>
 第37普通科連隊(連隊長・川原光雄1佐)は1月10日、平成18年の訓練始めとして「綱引き・駆け足・連隊歌斉唱・勝ち鬨」を行った。
 連隊初の試みとしての綱引きは連隊長の発案によるもの。各中隊対抗トーナメント方式で、1分3本勝負(2本先取で勝利)で勝敗を決した。各中隊は、中隊長を核心に一致団結。士気高らかに綱を引き、「よいしょ、よいしょ」の掛け声が信太山駐屯地に響きわたった。決勝戦は、重迫撃砲中隊と第2中隊の組み合わせとなり、激戦の末、重迫撃砲中隊が勝利した。
 続いて、連隊長を先頭に、連隊本部から各中隊建制順に、上半身裸体でレンジャー呼称を掛けながら、外柵2周をまわった。その後、連隊歌を全員で斉唱。最後は「エイ、エイ、オー」の勝ち鬨で締めくくり、平成18年のスタートを力強く切った。

雪の中での訓練始め
<板妻駐屯地>
 第34普通科連隊(小野寺靖1陸佐)は酷寒小雪舞う1月6日、訓練始めとして連隊統制の駆け足を実施した。
 連隊朝礼終了後、体育館で開会式を行い、1月1日の3等陸曹昇任者指導により準備運動を行い、速やかに上衣を脱衣し、連隊本部より発声駆け足(板妻駐屯地内2周)を開始した。各中隊については本部管理中隊より建制順に駆け足を行った。引き続き、体育館で連隊歌を合唱したあと、大溝副連隊長の訓辞を受け訓練始めを終了した。

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
イッツ ア ウイッシュフル シング
IT'S A WISHFUL THING
虫のいい話だね
 Hi! How are you doing? 皆さん、お元気でしょうか。関東では少し寒が弛んだかと思うと、寒波がやってきて雪が降ったりします。通勤途上の路線沿いの公園には、桜の木々が小さな蕾をつけ始めています。後一月もすれば、桜前線が北上しますね。楽しみです。
 
 さて、今回の表現は、“It's a wishful thing”「虫のいい話だね」です。これは実現しそうなことに対して言うのではなく、実現がむずかしそうな事柄に対して使います。例えば、何の努力もしなくて「大学は合格したいなあ」という発言に対して、それは虫のいい話だねと返します。「それは自分だけが期待しているだけの話だね。きっと実現しないよ」という気持ちが込められています。願えばかなえられるという楽天家はあまりいないとは思いますが、何かにつけ、神頼み、他人頼りの人も多くいることは確かのようです。こつこつと努力を続けてこそ、得られるものこそが本物ですね。

 この春には、どのような新しい出来事が待っているのでしょうか。年度があらたまり、新鮮な気持ちで、取り組みたいものです。まだまだ寒い日が続きます。風邪も未だに猛威をふるっているようです。気温や天候の変化に気を配って、健やかにお過ごしください。
 それでは、みなさん。See ya!
<スワタケル> 

雪月花
 「水に落ちた犬は叩け」という諺が中国にはある。まさにホリエモンはこの状況だ。詐欺だ、脱税だ、資産隠しだと日本中のメディアは鬼の首を取ったような騒ぎである、悪の錬金術師だと書く新聞もある。何を今さらという感じだ。昨年5月1日の本欄ではフジテレビとの攻防など一連の動きに、彼を「ベニスの商人」の金貸しシャアロックとみてきつい評価をくだしている。――金融テクニックを駆使したトリッキーな株価操作や強引なM&Aは確かにライブドアに巨大な利益をもたらした。しかし、結局のところ彼らが手にするのは利益だけであり、今回の顛末が彼らの本業であるソフトウェアやネットワーク事業になんらかの成長をもたらしたかというと限りなく疑問符がつく。動いたのは金だけ、何も生み出されてはいないのである。生産の無いところに発展は生まれない。ライブドアのような実体のない金融取引が日本のビジネススタンダードになったとき、日本の成長は止まるであろう。「生産」のない虚構の取引を繰り返すライブドア、彼らはどのような日本の未来図をえがいているのだろう――あの当時国民の多くがこのように思っていたはずである、しかしマスコミも含めて日本のリーダーからは何の発言も無かった、それどころか時代の寵児としてもてはやしたのだ。そして今もこの事件を教訓にして、日本の将来を見据えた論評や報道もない、自己弁護をしながらただ犬を叩いているだけだ。今、日本はあらゆる面で崖っぷちに立たされているのに。

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