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   2005年12月15日号
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOB シリーズ
石川県赤十字血液センター 中 昇
中(なか)氏は、今年5月、航空救難団小松救難隊を准空尉で定年退職。54歳
 私は、平成17年5月に航空自衛隊小松救難隊を最後に定年退官し、石川県赤十字血液センター常勤嘱託職員として勤務しています。入社のきっかけは、家庭の事情で勤務できなくなった人の後任者を援護室が探している時に私に声がかかりました。小松救難隊では、救難ヘリのフライト・エンジニアとして人命救助に携わっていた関係上、引き続き人の命を救う仕事に就けて大変光栄に思っています。赤十字は、世界最大のネットワークをもつ人道機関で人の命を守るため各種活動や多くの事業を行っていますが、赤十字血液センターでは、血液事業として皆様から献血して頂いた血液を製剤し、輸血用の血液や血漿、或いは血小板等に製品化して病気やケガなどで苦しんでいる人の為に、医療機関からの要請があれば、いつでも搬送できる準備をしています。
 私は血液センター製剤課に勤務しており、金沢市の繁華街にある献血ルームから血液センターまで一日2回血液を運搬し、夕方2時間は製剤室に入り血液を製品化する仕事をしています。ルームへ出発するまでの間は運ぶ医療品の積み込みや倉庫管理、事務処理などを行い、時間になったらセンターを出発します。
 ルームでは献血者への対応やルームの倉庫管理を行い、不足物品などがあれば次の便でセンターから運ぶための掌握をしておきます。運ぶ物は医療品が主ですが元自衛官ということで信頼され、全て任されているので責任は重大です。
 夕方からの製剤室の仕事は細かくてとても神経を遣います。血液はコンピューター管理されていて問違いは許されません。最初は、この仕事をやっていけるかどうか戸惑いもありましたが、今では入力から冷蔵保管まで一連の作業がようやくできるようになり毎日楽しく仕事をしています。
 これから定年を迎え再就職される方へのアドバイスとして、何でもやってやろうという気構えさえあれば大丈夫です。ただ、どこの会社に勤めるにしてもパソコンを扱えることが望まれるので、パソコンに慣れておくことを推奨します。これからも今の仕事に益々磨きをかけ、世界の平和と国民のために頑張りたいと思います。

海自東京音楽隊が定期演奏会を開催
 海上自衛隊東京音楽隊が第45回定期演奏会を開催します。日時、場所、応募方法などは次のとおりです。
 〈日時〉平成18年2月19日(日) 13時30分開場、14時開演
 〈場所〉東京オペラシティコンサートホールタケミツメモリアル
 〈曲目〉▽第2交響曲作品44/J・バーンズ▽交響曲第2番 二長調作品43/J・シベリウス、ほか
 〈指揮者〉渡仲郁夫、熊崎博幸
 〈入場料〉無料(座席指定引換券が必要)
 〈応募方法〉往復はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を記入してお申込み下さい。平成18年1月13日(金)必着。応募は、1名につき1枚までとし、応募多数の場合は抽選(不備はがき等は返信できませんので、ご注意下さい)。座席指定引換券1枚で1名様入場可(未就学児童の入場は、ご遠慮下さい)
 〈応募・問い合わせ先〉〒158-0098東京都世田谷区上用賀1の17の13 海上自衛隊東京音楽隊「防衛」係行 電話03・3700・0136

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