防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2005年6月1日号
1面 2面 3面 6面 7面 8面 9面 10面 12面

オーストラリア艦「キャンベラ」、
海自護衛艦「はるさめ」名古屋寄港
 愛知地連(部長・土谷貴文1陸佐)は、4月19日から26日の間、「愛・地球博」関連の親善訪問のため、名古屋港ガーデン埠頭に寄港した、オーストラリア海軍の軍艦「キャンベラ」(艦長・レガット中佐)(=写真)とそのホストシップ海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」(艦長・森武^司2海佐)の入港等の各種支援を実施した。
 両艦は19日午前10時に陸上自衛隊第10師団音楽隊の歓迎演奏のなかを入港、「はるさめ」艦上にて自衛隊父兄会愛知県連合会(河合克允会長)主催の、「キャンベラ」艦上にて名古屋港管理組合主催の入港歓迎行事がそれぞれ行われた。
 寄港中は、19日に「はるさめ」20日に「キャンベラ」にて各艦長主催の艦上レセプションが実施され、21日には「キャンベラ」乗員は愛知万博のオーストラリア・ナショナルディに参加した。
 24日の午前には両艦の一般公開が行われ、公開開始時刻の1時間前から大勢の見学者が訪れ、乗艦口に長い列を作った。
 午前9時から11時の短い時間の一般公開ではあったが「キャンベラ」「はるさめ」には延べ1708名の見学者が訪れ、見学案内の隊員に質問をしている姿が各所で見られ、防衛庁・自衛隊に対する関心の高さが伺えた。
 26日午前9時、「キャンベラ」「はるさめ」両艦は1週間の名古屋寄港を終え、出港した。

つつじの公園でコンサート
 群馬地連(部長・大家洋介1陸佐)は4月24日、「群馬県立つつじが岡公園(館林市)」で、館林つつじまつりの一環として、陸上自衛隊第12音楽隊の野外吹奏楽コンサートとともに、広報写真パネル展示及び広報資料の配布などを行った。
 当日は、風もない晴天に恵まれ、約1万人の入園者があり、樹齢800年のつつじが咲き誇る百花繚乱のアーケードをくぐり抜けるかたわら、芝生広場特設ステージ会場で、約1万人が第12音楽隊の演奏に満喫した。
 主催者からは「自衛隊の音楽隊によるコンサートは今年で6回目となり、館林つつじまつりの恒例行事として定着しており、こうした機会の少ない東毛地区としては、今後も演奏をお願いしたい」との声があった。 
 また、広報写真パネル展示は、コンサート会場内に地連ブースを設け、「活躍する自衛官」と題してイラク人道復興支援、新潟県中越地震、スマトラ沖大規模地震、インド洋津波被害国際緊急援助活動のパネルを展示すると、多くの人が興味を持って見入っていた。
 特に、昨年10月に発生した新潟県中越地震は身近な災害として心に刻まれており、活躍した自衛官の写真を見ながら、数多くの質問を投げかけていた。

音楽隊が演奏
2005となみチューリップフェア
 富山地連(部長・篠原幸吉1陸佐)は平成17年4月29日、砺波市で開催された「2005となみチューリップフェア」を支援した。
 当日は、野外ステージにおいて、午前、午後の2回、陸上自衛隊第10音楽隊(守山)による全10曲の演奏があり、あいにくの雨模様であったにも関わらず、延べ2,000人もの観客が音楽隊の演奏に熱心に聞き入っていた。特に「マツケンサンバ2」では、子供から大人まで手拍子を打ったり踊ったりと会場全体が大いに盛り上がり、冷たい雨粒をはじき飛ばすような熱気につつまれたひとときであった。

隠岐で演奏会「春の音楽祭り」
 島根地連(部長・古原康孝1陸佐)では4月9日、隠岐地区防衛協会(吉崎博章会長)が主催した陸上自衛隊第13音楽隊による演奏会「春の音楽祭り」を支援した。
 本演奏会は、防衛基盤の育成を図り4月9日設立された隠岐地区防衛協会初の事業として実施、広島県海田市に所在する陸上自衛隊第13音楽隊の支援を得て、隠岐の島町「アリーナ」で盛大に行われた。
 演奏会に先立ち、隠岐高校吹奏楽部の生徒28名に対し技術指導を実施し、学生は各楽器ごとのグループに分かれて音楽隊員から直接レッスンを受けた。
 演奏会は2部構成で、最初に隠岐の島町長が挨拶、第13音楽隊副隊長(橋本傑之2陸尉)指揮のもと、行進曲「凱旋」のオープニング曲をはじめ、「いい日旅立ち」、自衛隊愛唱歌「男の群れ」「最初から今まで」「日本の詩情」「川の流れのように」が演奏され、続く第2部は音楽隊長(中井嘉昭1陸尉)の指揮のもと「オーメンズ・オブ・ラブ」「宇宙戦艦ヤマト」「君こそスターだ」、隠岐民謡「しげさ節」、「ジャパニーズ・グラフィティ」「サウス・ランパート・ストリート・パレード」などが披露された。演奏終了後、演奏会前にレッスンを受けた隠岐高校吹奏楽部の生徒から音楽隊長・副隊長にそれぞれ花束を贈呈した。
 第13音楽隊の、演奏技術と幅広いジャンルの演奏曲目に、観客は大変満足し、アンコールが鳴り止まず、「マツケンサンバ2」「行進曲・軍艦」を演奏。

即応予備自衛官を漫画で普及広報
 愛知地連は、今春、全国の地連で初めての施策となる漫画による即応予備自衛官制度の普及広報を開始した。
 この施策は、即自の有資格者が日頃から漫画に親しんでいる若年齢層に多いこと、昨今出版される入門書等に漫画によるものが多く見受けられようになってきたことに着目。当地連独自の漫画を作成し、制度広報することで、即自志願者の獲得につなげようとするものである。
 漫画は、予備自衛官課の坂本2陸曹が作成、「まんが 即応予備自衛官になろう! 〜サブロー物語〜」と題し、今後、予備自衛官の5日間訓練時、現職の任期制隊員に対する就職補導教育時等に各個人に配布、陸幕作成の広報パンフレットと併せて、制度説明と志願者の勧誘を実施していく。
 また、同地連のホームページ(http://www.aichi.plo.jda.go.jp)にも掲載しており、多くのアクセスを待っている。
 愛知地連としては、即自有資格者の一人でも多くの者がこの漫画をきっかけに即応自衛に興味を持ち、更には志願することを期待したい。

松山駐屯地50周年オリジナル清酒&焼酎
 松山駐屯地(司令・澤崎伸二2佐)創立50周年を記念して駐屯地のご理解とご協力をいただき、地元愛媛県松山の酒造元に依頼し、オリジナルの清酒と焼酎を造った。
 清酒は「護(まもり)」、焼酎は「松山駐屯地」と命名。「護」は、日本酒本来の奥深い味わいと喉ごし、瀬戸内愛媛の風味を追求したお酒。「松山駐屯地」は、清酒の吟醸粕から香気の高いスピリッツをぬきとり、さらに独自の方法で精製配合し時間をかけて熟成させた米焼酎。
 味もさることながら両銘柄とも商品ラベルのデザインには迷彩柄を配し陸上自衛隊のイメージにピッタリと好評。

地連 東西南北
今年初の舞鶴体験航海(滋賀)
 滋賀地連(部長・岩渕隆男事務官)では、海上自衛隊第3護衛隊群(舞鶴)第3護衛隊護衛艦「はまゆき」の支援を受け、4月17日京都地連と合同で体験航海を実施した。各募集事務所及び援護課は募集対象者及び募集・援護協力者等部外者195名を招待した。
 体験航海は、舞鶴港を出航し、若狭湾を一周するもので、途中搭載している主要兵装の訓練展示等も行われた。当日は天候にも恵まれ招待者は、約2時間の体験航海に大変満足した様子で、「今後も機会があれば、また体験航海を希望したい」と語っていた。

満員御礼!「はまゆき」出港!(京都)
 京都地連(部長・福田敏1陸佐)は4月17日(日)第3護衛隊群所属の護衛艦「はまゆき」(艦長・梶本大介2海佐)の支援を受け、若狭湾で京都地方連絡部盟友会・募集協力者及び一般市民の体験航海を企画した。
 当日は初夏とも言えるほどの快晴で受付にも予定時間前から大勢の参加者が列を作り、一般市民の中には暑さに耐えかねてTシャツ1枚で乗艦される方々も多く見受けられ、乗艦者はほぼ定員ぎりぎりの約580人(最大乗艦人員600名)となった。
 「はまゆき」は舞鶴北吸岸壁を定刻(13時)どおり出航した。航海中艦内はところ狭しと人で満ちあふれ、まるで朝の通勤ラッシュのような光景で子供たちは迷路を探険するかのように、おおはしゃぎで艦内を散策していた。
 すると、突然マイク放送が入り航海中のデモンストレーションが始まった。
「ただ今から速度を上げます。本日は快晴で波も穏やかでありますので、24ノットまで加速します。」と言う放送のあと、エンジン音が突然大きくなり、向かい風の強さが徐々に伝わって来た。あまりの向かい風の強さに案内していた陸上自衛官も帽子のあごひもをおろしていたが、スピードにくらべ船体自身の振動はほとんど感じられなく、スムーズに運航されていた。
 その後、装備品の展示があり、日本の信頼性ある防衛力の姿を食い入るように見つめていた。
 つづいてのラッパ演奏の展示には乗艦者は静かにラッパの音色に耳を傾けて、音のリズムと波のリズムのマッチングに乗艦者は聞き惚れていた。
 体験航海を終えた人たちからは、「護衛艦「はまゆき」の乗員の方々の規律正しい対応の中にも優しさが感じられ、自衛隊の印象が変わりました。又、我々の知らない所で日夜海の守りに当たっていただいてる事に感謝したい。」と、満足げな顔でそれぞれの家路についた。

「愛・地球博」に負けるな!(岐阜)
 岐阜地連(部長・浮須一郎1空佐)では、4月9日、10日に岐阜県多治見市で開催された、第53回「多治見陶器まつり」に広報コーナーを開設し自衛隊をアピールした。
 両日とも天候に恵まれ、桜の満開の時期や「愛・地球博」の開催と重なりながらも、約20万人の人出で賑わった。この「多治見陶器まつり」には、平成4年より参加し、昨年からは自衛隊車両も展示し来場者の皆さんに、より一層親しんで頂けるよう工夫したPR活動を行った。
 会場では、広報コーナーを開設するやいなや、子供たちが集まり73式小型トラックは、あっというまにジャングルジムのようになった。また、制服着用コーナーでは敬礼ポーズで写真撮影したりと家族連れにも大人気だった。
 今回は初めて海上自衛隊舞鶴地方総監部募集支援係長以下3名も移動広報として参加し、海に隣接していない岐阜県の方に、海上自衛隊の任務や制服などを身近に感じてもらうことができた。

ブルーインパルスがやってきた(栃木)
 4月30日、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で開催されたカーレース「インディジャパン300マイル」に、航空自衛隊の『ブルーインパルス』が飛来、オープニングセレモニーを飾る華麗な展示飛行を披露した。
 この展示飛行は、今年で3年連続。7万6千人が待ち構えるなか、6機がスタンド後方から飛来し、大空を舞台にダイナミックな演技を披露すると、会場からは大きな拍手と歓声があがった。

10面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc