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   2005年6月1日号
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スポーツよもやま話
アンダースローに魅せられて…
 野球好きの少年としてボールを握り始めたころから、なぜかアンダースローで投げる投手になりたいという夢を抱いていた。いま、いくら考えてみても、何でアンダースローなのか、理由がはっきりしないのだが、とにかくあのクモのようにはいつくばって投げるフォームを、どうしても覚えたかったのだ。
 新聞記者を生業(なりわい)とするようになってからも、アンダースローの投手に出くわすと血が躍った。私が実際に見たアンダースロー投手は秋山(大洋)皆川・杉浦(南海)足立、山田(阪急)小林(巨人−阪神)小川(中日)安藤元博(東映)松浪兄(博久、西武)…。まだ沢山いるが、思いついたまま拾い上げてみた。
 「魔球」シンカーで強打者達をキリキリ舞いさせた山田久投手は、現役20年で284勝もした。秋山も皆川も杉浦も足立も、切れ味鋭いシンカーを武器に一世を風びした。「細腕エース」小林は、江川との世紀に残る電撃トレードで阪神に移ると、憎っくき巨人から8連勝という"意趣晴らし"をやってのけ、アンチ巨人ファンの溜飲を下げてくれた。小川は、あの王貞治を相手に"背面投げ"までやってのけた。
 アンダースロー投手には「曲者」「変わりダネ」が多かったように思う。私の尊敬するアナウンサーの越知正典大先輩は「下手投げといえば秋山登、武末悉昌(南海)でしょう」という。「流れるようなフォームは私も好きだ」と同調していただいて意を強くした。
 そんなアンダースロー投手の思いでふけっていた矢先、またしてもすごい下手投げ投手の出現だ。小生の胸は小躍りしてやまない。いまやロッテのエース級投手にのし上がってきた渡辺俊介投手(27)=国学大−新日鉄君津、’01年D4=だ。
 3年目から9、12勝と星を重ね、今季も2ケタ勝ち間違いなし。開幕第2戦対楽天戦で27打者に対し1安打2四死球2併殺完封の記録。見方の大量得点(26点)を背に大差完封日本タイ記録は圧巻だった。5月のセ・パ交流戦の対横浜戦でも7安打完封、18対0で勝っている。とにかくすごいのだ。
 「えっ、アンダースローに憧れてたんですか。ボクは少年野球のころコーチから"高校へ行くまでそんな投げ方するな"って叱られてましたよ」と苦笑していたが、いまやリリースポイントは地上5cmだ。アンダースロー投手のことを「サブマリン(潜水艦)」と呼ぶ。まさにそのニックネームにピッタリの下手投げエース渡辺俊介。ソフトバンク、西武強打線を相手に投げまくり、’74年以来30年ぶりのVを勝ち取ってほしい、と密かに願っている。アンダースロー、バンザイ!! (根岸直樹)

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(防衛ホーム英語教室)
YOU’RE A VISION!
君は最高に美しい
 Hi! 皆さん。お元気ですか。関東は、まだ肌寒い日が続いています。春の花々も五月やツツジに主役を交代し、今は新緑が風にゆれています。
 さて、今回の表現は、“You're a vision”「君は最高に美しい。」です。現実には、使う相手がいないかもしれませんが(笑)、呪文のように奥様に呼びかけてみてはどうでしょうか? visionは、「視力、視覚、洞察力、夢」などの意味がありますが、もう一つ「この世のものとは思えない美しいもの」という意味があります。人に対して言えば、「絶世の美人」となり、景色を形容すれば「絶景」となります。花嫁姿などで、見まがうほど綺麗な時には、“She was a vision in the wedding dress.”と形容すればいいのでしょうね。今回の表現のa visionは、美人という意味です。人だけでなく色々な事象に使ってみてください。鏡に向かっていってみるのも効果があるかも知れません。
 五月晴れもそろそろ梅雨前線の影響がでてきそうですね。今の内にそよ風と新緑、生命の息吹を胸一杯にすって、自然の素晴らしさ、美しさを満喫しておきましょう。仕事にも励みがでてきますよ。
 春の日差しと心地よい風のなかで、適度の運動でストレス解消し、体調を整えてエネルギーを充填しましょう。それでは、また。See ya!
 (市ヶ谷 中央資料隊)〈スワタケル〉

<雪月花>
 「戦国自衛隊1549」が6月11日に全国封切りとなる。26年前に千葉真一の主演で元祖「戦国自衛隊」が大ヒット、この映画で自衛隊ファンが増えたといわれた。それと同じように「ゴジラ」や「モスラ」なども自衛隊の特別出演で大きな成果をあげている。「1549」への自衛隊の撮影協力も従来より数段アップの体制をとった。陸自東富士演習場に2.2億円かけて建設した信長の天母城や戦場での戦斗シーンには富士学校が中心となり壮大なスケール作りに協力した。登場する約300両の戦車や装甲車、ヘリ、多目的誘導弾も現役そのもので迫力は信長でなくともびっくり。5月19日には東京のど真ん中六本木ヒルズでこの映画の完成披露イベントが行われた。ここにも御殿場から装甲車などが運び込まれ、現代建築の中をよろいかぶとで身を固めた武将が乗った騎馬や主演の江口洋介らも登場、買い物客やツアー客もびっくりして足を止めていた。陸幕では「時代が変わった。国民の自衛隊を見る眼も。さらに理解が得られれば」と話していた。なお弊社ではあの「トリビアの泉」で紹介された自衛隊まんじゅう"撃"の戦国自衛隊バージョンの発売を開始しました。上映館や全国の駐屯地・基地の売店でよろしくお買い上げ下さい。(吉田)

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