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   2005年2月15日号
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イラク復興業務支援隊第2次要員
半年の任務終え、胴上げ
防衛庁講堂で帰国報告
森勉陸幕長から記念品を受け取る田浦隊
 「銃をつかわない軍隊」の評判をえて帰国──。サマーワで現地行政や部族長との調整役として、補修する施設の選定などに尽力した、イラク復興業務支援隊の2次要員(隊長・田浦正人1陸佐、以下約100名、東北方主力)が1月29日、迷彩服姿で民間チャーター機から羽田空港に降り立った。31日に防衛庁で森勉陸幕長に帰国報告を行った。
帰国報告が終るや、隊員が駆け寄り胴上げとなった
 最高の笑顔だった。家族の前、突然の胴上げに隊長が宙を舞う。業務支援隊長として、現地住民の様々な陳情をうけて、細かな要望を実現してきた。6カ月間の任務を終えた仲間たちとともに、達成感をかみしめた。
 防衛庁で出迎えた約200人の家族は半年ぶりの再会に歓喜した。「約束どおり、無事全員が帰国しました」。あいさつした隊長は31日午前、庁内講堂で森勉陸幕長に帰国を報告した。
 「本当にご苦労でした。新たな任務をがんばってほしい」。ねぎらった森陸幕長は、イラクで半世紀ぶりとなった国民議会選挙の成功、とりわけサマーワで整斉と投開票が行われたことにふれて、「大きな一歩、イラクの笑顔は諸官の努力の成果だ」と延べた。
 無から有を作り出した1次隊の試行錯誤を発展させ、2次隊は復興業務支援活動のマニュアル化に務めた。
 当初は毎日、部族や個人が宿営地に陳情に訪れた。
自衛隊にできること、特に学校の建設、貧しい人のアパート再建などに、優先順位をつけてひとつひとつ実現していった。見積もりも担当した。発電施設や橋梁、新しい病院など、管轄外にも誠意をもって耳を傾け、イラク人とともに対策を考えた。
 2次要員の派遣中は、宿営地内にロケット弾が着弾するなど7回の砲撃があったが、話し合って良好な関係を築いてきた。部族や地元有力者の間で「自衛隊は復興支援に来たのであって占領軍ではない」という評価が次第に高まっていった。
 「自衛隊の活動は現地に理解されています」。記者会見で語った田浦隊長は、3月以降、オランダ軍にかわってサマーワの治安維持を担当するイギリス軍とともに、「友情を築いていける」と強調した。

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(防衛ホーム英語教室)
WHO RUNS THE CEREMONY?
式典を仕切ってるのは誰だい
Hi!皆さん。全国的に大雪がつづいていますが、いかがお過ごしでしょうか。雪の降らない沖縄は、東京の晩秋と言った感じですが、気温が一気に20度以上に急上昇する日もあったりで、異常気象が続いています。沖縄本島の南部から中・北部を貫いている高速道路の脇には、ブーゲンビリア、ハイビスカスが花数はすくないものの散見され、その合間に桃の花と見まがうようなやわらかいピンクの避寒さくらが満開です。ハゼの木の葉が真紅に色づきし、常緑の森が続くエネルギッシュな夏の景色とは違った風流が、そこにはあります。
 さて、今回の表現は、“Who runs the ceremony?”「式典をしきっているのは誰だい。」です。Runは、「走る」が一般的な訳ですが、この場合は、「牛耳る、仕切る」という意味で使っています。簡単に、“Who Runs?”「だれが仕切ってるの」ということもできます。Runは、その他に、「会社を経営する、組織を管理する、」という意味があります。
 北海道は雪祭り、沖縄は桜祭り。今年は、本土に春が来るのは早いのでしょうか。インフルエンザが流行しています。基本的な「うがい、手洗い」の励行は効果がありますよ。皆様 の健康を祈念しています。それでは、また。See ya!
(陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊司令部キャンプ・コートニー勤務)<スワタケル>

雪月花
 私事だがケータイの通話料金が昨年末から半分以下になった。別に○○得とか○○割を利用したわけではない。改正道路交通法の運転中の車からのケータイ使用禁止によるものだ。十一月だけでケータイの違反検挙者は二万八百二十二人にのぼったというから、施行後もかなり使用しているようだ。記者もこれを聞いて車での通話を止めた。それによる仕事上の支障はなく結果がこういうプラスの形で現れた。車通勤一時間での電話がいかにムダなことだったかという証明になった。みんながこうなれば電話会社の売りあげも落ちるのではないかと余計な心配もする。たまに通話が必要になるので警視庁に問い合せてみた。ケータイ(携帯・自動車・無線話用装置)自体を手に持たないで話す場合は運転中でもOK。いわゆるハンズフリーを使えば違反にはならないとの回答だった。さらに警察庁で聞いてみるとこの答えは都道府県によって条例が異なるので注意してほしいとのことだった。また、カーナビやメールも手で持って注視すると違反になるという。ねずみ取りや、スピードガンによる取締りにやり場のない腹立ちを味わったことが多い。生命にも拘ってくる問題でもあるし、車を降りてからのケータイ利用を心がけたいものだ。

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