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   2004年7月15日号
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空自創立50周年記念ソング
『大空のステージ』が完成
"飛躍"と"祈り"をイメージに
 航空自衛隊創立50周年を記念して製作されたイメージソング「大空のステージ」が完成し、7月1日、防衛庁で作曲者である隊員2名に津曲義光空幕長から賞状と記念の盾が手渡された。
 受賞したのは「純粋でピュアな詞のイメージをそのまま曲にした」という矢部政男空曹長(西部航空音楽隊)と「皆さんに実際に歌ってもらいたいと思い作曲した」という和田信空士長(北部航空音楽隊)。一つの歌詞に異なるイメージの2曲の楽曲が選ばれた。
 また、部内外の公募で歌詞が採用された藤原美弥子さん(大阪府)は歌手の宮嶋俊哉さんとのデュエットで歌も担当。「飛躍」(矢部曹長作)をイメージした躍動感あふれる力強い曲と、一方、夢や愛、平和を表現したやさしい雰囲気の「祈り」(和田士長作)を華麗に歌い分けている。このイメージソングは記念式典でお披露目されたのち、7月30日に開催される創立50周年記念演奏会で発表されるほか、各基地で行われる航空祭などで披露され空自50周年を盛り上げる。

定期総会を開催
<神奈川県隊友会>
 初夏の爽やかな青空が広がった5月29日、神奈川県隊友会(近藤一郎会長)の平成16年度定期総会が横浜第2都心(上上岡)のウイリング横浜で開催された。
 総会の冒頭、近藤会長の「隊友会創設の精神と歴代会長に並びに諸先輩の立派な業績を基盤にして伝統ある県隊友会の進展の為に全力をあげて努力したい」旨の力強い決意表明があった。
 次いで、議長に小田倉光伸副会長が選出され、議案の審議に入り前年度の事業報告(村上事務局長)と決算報告(中川会計理事)及び監査報告(徳永監事)、新年度の事業計画・予算計画(村上事務局長)などが承認された。新県役員には、副会長として真實井亮忠横浜北支部長や河副照雄顧問などが了承された。
 このあと、近藤会長から、県隊友会の育成発展のために特に顕著な功績があった者が表彰され、第1部が終了した。
 第2部は、元陸上幕僚長冨澤暉氏を講師に迎えての時局講演会『イラク・北朝鮮問題を踏まえ=防衛問題を考える』が行われた。会場には、枡田一彦横浜防衛施設局長や在神奈川の陸・海・空自衛隊、神奈川地連の主要幹部や特別会員多数が参集し、満員御礼の盛況だった。主な要旨は『現地で活躍する後輩達の毅然とした姿をみて誇りに思っている。また、イラクを初め中東の人達が日本に好意を抱いている原点は日露戦争にあって、現地の自衛隊は、この先輩達に守られている……』。博識と豊かな経験からの話は、会場の一同を魅了し、深い感銘を与え万雷の拍手のうち終了した。次いで近藤会長の発声により全員起立して茜雲の空に向い、日本の名誉を背負って現在イラクで活動中の陸・海・空自衛隊員の苦労に思いを馳せ、その任務の成功と無事の帰国を祈念してイラクに届けとばかりの武運長久の万歳三唱を行なった。再び会場一杯に感動の拍手が響きわたった。熱気溢れる一場面だった。
 第3部の恒例の懇談会は、小柳泰三常務理事による熱誠あふれる司会で始まり、角界(国会・会会・市会)の議員に講演会出席メンバーが合流し、まさに大盛会の賑いをみせていた。

日米スポーツオリンピック
共に汗して親善深める
<横須賀>
 5月23日及び28日の2日間、横須賀地区で毎年恒例となっている海上自衛隊横須賀地方隊の隊員と米海軍横須賀基地所属の隊員、総勢約130名による第17回日米スポーツオリンピック(スポーツ交歓会)が、厚木航空基地及び米海軍横須賀基地内の各会場で繰り広げられた。
 競技種目は、水泳、持久走(5km)、サッカー、ソフトボール、ボーリング、バレーボール、ゴルフの7種目で、各種目別優勝及び総合優勝をめざして日米の老若男女の選手が奮闘した。
 まず23日、厚木航空基地ゴルフコースにおいてゴルフが実施され、海自、米海軍それぞれ10名が参加し、総合スコアにおいて2.4打差で米海軍が勝利した。次いで28日、恵まれた天候の下で、米海軍横須賀基地において残り6種目の競技が行われた。
 開会式は、両国国旗の入場に引き続く横須賀音楽隊による国歌の吹奏で始まり、横須賀地方総監部赤星慶治幕僚長と在日米海軍司令部アーノルド参謀長によるオープニング・スピーチ及び両チーム代表選手による選手宣誓の後に各競技が開始された。
 海自は、ボーリングで4252対4606、ソフトボールで9対15と敗れたが、持久走において84対31、水泳において92対64、サッカーにおいて3対2、バレーボールにおいて2対0と4種目に大勝し、昨年度と同様に海自が総合優勝を手中に収めた。競技終了後、米海軍横須賀基地内の体育館で親睦会が行われ、両国隊員はお互いの健闘をたたえるとともに終始和やかな雰囲気で親睦を深めた。
 日米スポーツオリンピックは、日米両国隊員がスポーツを通して親睦を深めることを目的として昭和63年から続いている。

休校 国内外で好成績
 6月中、国内外で開催された大会に体育学校選手が出場し、好成績をおさめました。競技内容と結果(入賞まで)は次のとおりです。大会名、開催地、日程、選手名、成績の順。
 〈レスリング〉▽ドイツグランプリ国際大会(ドイツ・12〜13日)井上謙二2陸曹=F60kg級2位▽全日本社会人選手権(埼玉県・19〜20日)菊地直樹陸士長=G55kg級3位、大西啓介陸士長=G60kg級3位、谷岡泰幸1陸士=同3位、綾田慎也陸士長=G66kg級優勝、馬場隆行陸士長=同2位、保坂和哉陸士長=同3位、浮田幸博1陸士=同3位、川向敦支陸士長=G74kg級優勝、松本真吾陸士長=G84kg級2位、萬寛司1陸士=同3位、小向忍陸士長=G96kg級2位、徳留旭海士長=F55kg級2位、沢田拓也陸士長=F55kg3位、杉谷武志陸士長=F60kg級2位、森山振一郎1陸士=同3位、小原康司海士長=F66kg級3位、木村亨史陸士長=F74kg級3位、小西誠陸士長=84kg級3位、佐藤元1陸士=同2位、休校チーム=団体2位
 〈射撃〉▽国体2次予選会50m、10m種目(埼玉・6日)柳田勝1陸尉=3位(国体代表)、山下敏和2陸曹=優勝(同)、岡田貴之2陸曹=2位(同)、高島正樹3陸曹=2位(同)▽東日本ライフル射撃競技選手権(静岡市・25〜27日)山下2曹=10mS60M3位、50m3×40M優勝、岡田2曹=同優勝、同2位、谷島3曹=50mP60M優勝、同3位、増渕真理2陸曹=50m3×20W優勝(自己新)、太田優子陸士長=同2位、高島3曹=AP60M優勝、善波裕子3陸曹=AP40W3位
 〈アーチェリー〉▽全日本社会人クーゲット選手権(熊本・5〜6日)脇野智和3陸曹=3位、島野隆二陸士長=優勝
 〈陸上〉▽日本選手権(鳥取市・4〜6日)森祥紀2陸曹=800m2位、鈴木尚人2陸曹=同優勝▽尼崎大会(兵庫・19日)森2曹=800m優勝▽埼玉県陸上選手権(上尾市・25〜26日)陸井宏哉3陸曹=800m優勝、五十嵐亘陸士長=同2位、川上弘幸陸士長=1500m優勝、脇本大輔3陸曹=1万m優勝▽士別大会(北海道・26日)森2曹=800m2位、鈴木2曹=同3位▽深川大会(北海道・30日)森2曹800m3位

平成16年度子ども霞ヶ関見学デー
「ピクルス王子の市ヶ谷台探検ツアー」のお知らせ
 防衛庁では、文部科学省をはじめ中央省庁等が連携して開催する「子ども霞ヶ関見学デー」の一環として、子どもたちに防衛庁・自衛隊の現状や防衛問題を学んでもらうために「ピクルス王子の市ヶ谷台探検ツアー」を実施します。
 〈実施日時〉8月25日(水)及び26日(木)、両日とも10:00〜15:00
 〈対象〉全国の小学生、中学生とその同伴者 各日100名(事前申し込み制) ※応募者多数の場合は抽選
 〈ツアー内容(予定)〉防衛庁長官のおはなし、ピクルス王子の防衛講座、庁舎見学(広報展示室など)、儀仗訓練見学、手旗信号体験、食事体験(有料:365円/1人)
 〈応募要領〉往復はがきに、参加者全員分の氏名、年齢、学年(職業)、代表者の方の連絡先(住所、電話番号、e−mail)、希望日時(25日または26日)を明記して、〒162-8801東京都新宿区市谷本村町5-1 防衛庁長官官房広報課「ピクルス王子の市ヶ谷台探検ツアー」係あてお送り下さい。
 <応募締め切り>7月30日(金)【消印有効】
 〈発表〉抽選結果は返信用はがきで後日連絡します。(当日、当選者は返信用のはがきを持参の上お越し下さい。)
 〈その他〉(1)詳細については、防衛庁ホームページでもご覧いただけます。(2)駐車場の関係上、車での来場はご遠慮下さい。
 〈問い合わせ先〉防衛庁長官官房広報課「ピクルス王子の市ヶ谷台探検ツアー」係 電話03-3268-3111(内線20303)

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