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   2004年7月1日号
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第1回花壇コンクール
20普連本管中が『優秀賞』
<神町駐屯地>
 神町駐屯地で、5月24日に『平成16年度第1回花壇コンクール』が開催され、20連隊(連隊長・福田築1陸佐)の本部管理中隊(中隊長・武田信彦3陸佐)が、見事優勝に輝いた。
 駐屯地モニターと家族モニターを招待して、各部隊の各中隊対抗として厳正に審査した結果、ひときわ美しく整備された本管中隊の花壇が心を奪った。
 一口に花壇と言っても、花を沢山植えるだけの、一朝一夕の代物ではない。限られたスペース内に、いかに周囲と調和したデザインで、堅実に造形するか。また、どのような花を、どのようにバランス良く配置し育てるか。花の特性を十分に熟知し、肥料の配分や日照と水管理に細心の注意を払う必要がある。
 神町駐屯地28個花壇の中で、「こんなに丁寧な作りで、美しく飾っている花壇は街で見かけたことがない、素晴しい」と審査員を唸らせた本管中隊の花壇。担当した環境整備班長であるガーデニングデザイナー・菅野隆之2陸曹は、「私は花をこよなく愛し育てています、隊員がこの花壇によって心を癒し和んでくれるなら、それだけで幸せです」と、9月に行われる第2回花壇コンクールに向け、新たな発想で花壇作りに挑戦を開始した。

白神岳登山大会に協力
 第9偵察隊(隊長・衛藤清龍2陸佐)は6月13日、青森県岩崎村で行われた、白神春もみじ祭り・第29回白神岳登山大会に、協力隊長・松山曹長以下11名が登山者の安全を図るための通信連絡支援を行った。
 白神登山大会は、県内外から山を愛する多くの人が参加する恒例行事となっており、今年は約70名が参加した。
 協力隊は、山開きの安全祈願と開会式のあと一般の参加者と共に、各班に分かれ通信連支援を開始。参加者はブナの新緑や高山植物を眺めながら登山を楽しみ、頂上では世界自然遺産・白神山地の山並みや、広大なロケーションを満喫し、往復8時問の行程を思う存分楽しんだ。

北海道神宮例大祭を支援
 札幌駐屯地(駐屯地司令・火箱陸将補)では、6月15日・16日両日、のべ30名の隊員が、北海道神宮例大祭第3山鼻祭典区の山車奉仕者支援を実施した。駐屯地が所在する町内会であり、日頃お世話になっている町内会の一員として、今年で11年目の支援。
 隊員たちは朝7時、山車会館に集合し、男子隊員は山車の引き手、女子隊員は挺子舞(てこまい)として、伝統衣装に着替え出発準備を整えた。
 1日目は、古い町並みの残る町内会地域約18?を巡行し、途中駐屯地にも立ち寄った。約200名の隊員の歓迎と駐屯地司令からの激励を受け、お返しに山車の踊り手が「梅后流江戸芸かっぽれ踊り」を披露し、隊員から盛大な拍手を受けた。2日目は、北海道神宮御輿渡御に引き続き、他の7基の山車と合流し札幌市内約15kmを練り歩いた。

晴海へ帆船寄港
ホストシップに「ひえい」
 南国から帆船が相次いで晴海に寄港−−。6月10日にはチリ海軍、12日にはインドネシア海軍の練習帆船が親善来日した。
 レインボーブリッジを背に投錨、梅雨空に突き立ったマストの群が勝景をなし、13日・14日の一般公開では計2,500人の見学者が晴海埠頭を訪れた。
 海自護衛艦「ひえい」(艦長・下出隆敏1海佐)が両艦を出迎えるホストシップを務め交歓行事を遂行。3艦は一般公開され、日没後の電灯艦飾が埠頭を染めた。
 【チリの6代目"エスメラルダ"】
 10日午前8時に晴海埠頭に入港したチリの練習帆船「エスメラルダ」(艦長・アントニオ・イディアケス大佐)の訪日は今回で13回目。
 両国関係者と海自東京音楽隊の演奏が出迎え、横監幕僚長・赤星慶治海将補の挨拶に続き歓迎式典が行われた。
 11時からチリ海軍が主催して晴海埠頭公園に巨大な日章旗を掲げ親善を祝した。
 同日中にイディアケス艦長が防衛庁を訪れ、統幕議長・石川亨海将、海幕長・古庄幸一海将を表敬するとともに、就役50周年を祝う船上カクテルパーティーなど各行事を15日まで開催。16日には次の寄港地である韓国・釜山へ向けて晴海を後にした。
 【インドネシアの海神"デワルチ"】
 インドネシア帆船「デワルチ」(艦長・ジョニアス・モゼス・スパスルタ中佐)は12日午前に停泊すると、「エスメラルダ」「ひえい」と縦列になって帆をたたんだ。これが4回目の来日となる。
 「ひえい」艦長・下出隆敏1海佐がデワルチを訪問、歓談し親善行事となった。式典では横監経理部長・堤香志郎1海佐が歓迎の挨拶に立った。
 デワルチは4日間、晴海埠頭に寄港。14日にはスパスルタ艦長が古庄海幕長を表敬訪問した。15日に晴海を出向して南に舵を取り、沖縄・浦添へ向けて旅立った。

東郷元帥偲ぶ式典
1空群P3Cが慰霊飛行
 鹿児島市出身で日露戦争の日本海海戦で、日本艦隊の第1艦隊司令長官兼連合艦隊司令長官として、バルチック艦隊を壊減させ、日本艦隊を勝利に導いた、東郷平八郎元帥の功績を偲ぶ第15回記念式典が5月30日、鹿児島市清水町多賀山公園内東郷墓地で旧海軍や海上自衛隊出身者で組織する、かもめ会(有川貞壽会長)の主催で行われた。
 この記念行事は昭和15年東京渋谷に建立された東郷神社で行われる「東郷祭」に合わせ海軍記念日に一番近い日曜日に実施されている。また、鹿児島新港では第26護衛隊(司令・内田1海佐)護衛艦「せんだい」「とね」の一般公開や体験航海も行われた。体験航海には約650名の観客でにぎわった。
 式典には、東郷家縁籍者や国会議員、海上自衛隊、旧海軍関係者、海上保安庁、一般市民等約150名が参加。護衛艦「せんだい」(艦長・福原2海佐)乗員のラッパ隊と儀仗隊による軍艦旗掲揚、第1航空群所属のP-3C(機長・川畑3海佐)による会場上空の慰霊飛行で始まった。佐世保音楽部の吹奏のもと、第1航空群司令・志賀海将補が墓前に参拝、献花した。
 その後、かもめ会会長の式辞の後、東郷家、招待者、一般参列者の順で墓前に白菊の花を献花し、かもめ会会員約50名が佐世保音楽部の吹奏にあわせ、「日本海々戦の歌」を大合唱し、佐世保音楽隊による墓前演奏で東郷元帥の遺徳を偲んだ。

今村東方総監、パーキンズ司令官を表敬
勲功勲章を受章
<米軍座間キャンプ>
 5月28日、精力的に東方区内各駐屯地を初度視察する東部方面総監・今村功陸将は座間分屯地を視察した。その後、米軍座間キャンプに赴き、在日米陸軍司令官パーキンズ少将を表敬訪問した。和やかな懇談が行なわれた後、総監は陸幕人事部長としての勤務間における在日米陸軍との人事調整等の功績により、米国国防長官からの勲功勲章をパーキンズ少将より伝達された。

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