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   2004年4月1日号
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スポーツよもやま話 根岸直樹
気になる新人4監督の評価
 いよいよ04年プロ野球公式戦開幕。プロ野球ファンにとっては、待ちに待った"球春"だ。阪神連覇か。いや、堀内・巨人もことしは強そうだぞ。パでは伊東・西武が王・ダイエーを苦しめそう…と、話題はつきない。
 ところで、気になっている問題がある。今季は12球団中、半分の6球団が新監督でスタートしたことだ。セの阪神・岡田彰布、中日・落合博満、巨人・堀内恒夫、パの西武・伊東勤、ロッテ・バレンタイン、オリックス・伊原春樹。
 新しいシーズンに向け6球団も新監督でスタートというのは、今回が3度目。00、01年2人、02年4人、03年2人と、このところ交代劇が少なかっただけに、気になる。
 新監督のさい配で6球団がどう生まれ変わるのか、という楽しみがあり、その活躍ぶりに大いに注目したいところなのだが、74年以降30年ぶりの大量監督交代劇が、ペナントレースにどう響くのか。新監督の前途と合わせて不安もつのる。
 で、一番気になるのは阪神・岡田監督だ。昨季、日本シリーズこそ惜敗したものの、独走でリーグVを果たした阪神に対し、周囲は当然のように連覇、そして日本一奪回をと期待を寄せるだろう。しかし、過去の例を調べてみると、岡田監督には何とも厳しい現実を突きつけざるを得ないのだ。
 優勝チームを引き継いだ新監督は過去8人いるが、だれひとりとして連覇していない。2位3人、3位3人、4位2人。岡田監督には、このジンクスを何としても打ち破ってほしいものだ。
 堀内、落合、伊東3監督の前途も気になる。これまでに新人監督即Vのケースは13例。最近では02年の西武・伊原(今季からオリックス)巨人・原辰徳監督がいるが岡田、落合、堀内、伊東監督がどんな結果を出してくれるのか。
 4監督とも、現役時代の成績に関しては言うことなし。岡田は内野手として1,639試合に出場、打率.277、247本塁打、830打点。落合は2,236試合で打率.311、510本塁打、1,564打点。伊東は2,379試合、打率.247、156本塁打、811打点。堀内は通算203勝、取ったタイトルは各監督とも10指に余る。
 巨人・堀内は日・米唯一投手出身監督
 ところで閑話休題。最近、特に注目の米大リーグに捕手出身監督が目立つこと、この3年間、ワールドリーグを制覇したのは、いずれも捕手出身監督(01年ダイヤモンドバックス=B・ブレンリー、02年エンゼルス=M・ソーシア、03年マーリンズ=マツキオン)だったこと。
 逆に投手出身は今季、ひとりもいない。巨人・堀内は、日・米プロ野球でただひとりの投手出身監督なのだ。伊東、堀内両監督のさい配にも注目してみたい。

創隊4周年を祝う
<中央業務支援隊>
祝賀式で式辞を述べる宮崎隊長
 中央業務支援隊(隊長・宮崎悟介1佐)は3月6日、協力団体などの来賓約30名を招き、創隊4周年記念祝賀式や祝賀会食を行った。
 祝賀式では宮崎隊長の式辞の後、中業支OB会会長・竹迫弘樹氏と初代中業支隊長・後藤英二氏が祝辞を述べ、全隊員で隊歌を斉唱し、祝賀会食場に席を移した。
 祝賀会食では、第2代隊長・藤井信二氏の祝辞に続いて、港区防衛親交会副会長・小川國一氏の乾杯で懇談が始まり、盛会裏のうちに一連の創隊祝賀行事を終了した。

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
DO WHAT YOU WANT TO DO IMMEDIATELY
(ドウ ワツト ユー ワン トゥ ドゥ イッミディエットリィ)
やりたいことはすぐやろうよ
 Hi!皆さん。お元気ですか。年度末ですね。転勤のかたも多いと思います。新しい職場、新しい環境・新しい人間関係。やりたいことは山とあるはずです。思い立ったが吉日。なんでも果敢に挑戦してみましょう。イラク復興支援隊も最後の部隊がイラクに入りました。無事に任務終了することを祈念していま。ニュースで見る派遣隊員の顔、輝いていますね。本当に気持ちのよい笑顔です。
 さて、今回の表現は、“Do what you want to do immediately”「やりたいことはすぐやろうよ。」です。最初のDoは実行しろという命令形です。immediatelyは、「すぐに、ただちに」という意味ですね。what you want to doは、「あなたがしたいこと」です。直訳すれば、「あなたがしたいと思うことは、ただちに実行しなさい」ということになります。
 現在のような情報社会になると、情報が多くなり過ぎて、何が一番必要な情報かが絞れなくなってきます。それが、行動する決心を遅らせることになります。必要以上に迷い、考えあぐねていると、大事な機会を失いかねません。迷うより行動ですね。情報を収集することで適当な準備も可能となります。そうして、一番良い機会をしっかりとつかみ取ることが大切ですね。やりたいことを分析し、準備し、機会を失することなく躊躇せず実行ですね。これからは、実行力と決断力です。
 イラク復興支援部隊の皆さん、いつもテレビで拝見しています。元気で明るい笑顔がニュース等で写し出されます。映像と共に明確な意志と言葉で語りかける「仲間」に時代を感じるのは私だけでしょうか。健康に留意して、頑張ってください。
 それでは皆さん。See ya!(陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊司令部キャンプ・コートニー勤務)〈スワタケル〉

雪月花
 映画「ラスト・サムライ」をおくればせながら見に行った。激しい戦闘シーンやトム・クルーズ、渡辺謙、真田広之、小雪達の活躍は見ごたえがあった。アカデミー賞候補にノミネートされるだけのものだった。監督のエドワード・ズイック氏は日本の武士道を描きたかったのだと評論家たちは言っている。そうかもしれない。日本人以上に日本人を知っているような同監督。米国でもヒットしているようで日本のサムライに関心が高まっていると聞いた。自衛隊のイラク派遣も全隊が出発した。第一陣の出発の時、番匠幸一郎支援群長は、胸中を「武士道」と表現していた。武士道とは忠誠・犠牲・信義・廉恥・礼儀・潔白・質素・倹約・尚武・名誉・情愛などを重んじる(広辞苑)ものだという。まさに今、サマワにいる自衛隊そのものではないかと再認識させられる。この姿がメディア等を通じて日本国民の目にとどいているから派遣隊員への世論も温かくなっているのだ。もちろん隊員たちはそのようなことを意識することなく淡々とイラク復興という任務遂行に従事している。「葉隠」には"武士道とは死ぬことと見つけたり"とある。在イラクの自衛官の武士道はもちろん違う。任務を完了して全員揃って帰国することだ。ある留守家族の人が言っていた。「主人が働いた現地を復興なった時、主人に案内してもらいたい。」国民みんなの気持である。(所谷)

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