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   2004年3月1日号
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イラク支援群、盛大に壮行会
番匠群長「G(義理)N(人情)N(浪花節)を派遣部隊合言葉に
<旭川駐屯地>
名寄自衛隊協力婦人会から派遣隊員分のTシャツ約550枚が贈られるなど、盛大に壮行会が行われた
 陸上自衛隊第1次イラク復興支援群(群長・番匠幸一郎1佐)の道内各部隊約400人に対する壮行会が2月14日、旭川駐屯地北体育館で和やかなムードの中で実施された。
 壮行会には、名寄駐屯地からの派遣要員約100名のほか各部(中)隊長、名寄地区各協力団体の長が参加した。会食に先立ち、激励品贈呈が行われ、名寄自衛隊協力婦人会(吉田美枝子会長)から「任務達成と無事帰還を祈る」と英語で描かれたTシャツ、全隊員分約550枚が手渡された。会食後、安全祈願のためダルマに目入れが行われ、番匠群長は、挨拶の中で支援群としての心構えとして「G(義理)N(人情)N(浪花節)」と「A(当たり前のことを)B(ぼーっとせずに)C(ちゃんとやろう)」という派遣部隊の合言葉を紹介した。
 最後に、「名寄駐屯地隊区イラク派遣隊員留守家族支援本部長」の名寄市長・島多摩志氏の音頭により、派遣隊員の任務達成と無事に帰国を祈願し万歳三唱が行われ、壮行会を終了した。

名寄駐屯地でも壮行会
番匠群長(左端)に代表者から激励品が贈られた
 陸上自衛隊名寄駐屯地は1月31日、第1次イラク復興支援群派遣隊員の壮行会を実施した。
 壮行会は、駐屯地隊区17市町村長はじめ各協力諸団体の長や派遣隊員の家族が見守る中、午前10時から駐屯地屋内訓練場で行われた。派遣隊員約150名を一人ひとり紹介後、駐屯地司令代理の門司1佐と来賓から激励の言葉が送られた。
 派遣群長の番匠1佐は「名寄駐屯地を代表して後世へ残るような仕事をして無事に元気な顔で帰隊します」と挨拶。引き続き、安全を祈願し花言葉「安全」のナナカマドを入れた花束や激励品などが贈呈され、壮行会を終了した。
 11時からは、隊員食堂で、派遣隊員・家族を囲んで各部隊長・来賓も参加、壮行会食が行われた。引き続き、駐屯地メイン道路で、駐屯地全隊員や派遣隊員家族、来賓が整列し、「黄色いハンカチや国旗」を振りながら派遣隊員の乗車する車両を見送った。

宇都官駐屯地が郡市対抗駅伝を支援
 1月25日、新春の日光路を舞台にした「第45回栃木県郡市対抗駅伝競走大会」が開催された。この大会に宇都宮駐屯地広報班長・石川2尉以下17名の隊員が、大会コース中継所(5力所)と本部に無線所を開設、選手通過状況を大会本部に速報する任務を担任し、円滑な大会運営に寄与した。
 県内最大規模のこの大会は、「すぎなみふるさと駅伝」の愛称でも知られ、県内の20郡市から、27チームが出場した。また、この大会から渋井陽子選手など日本を代表するトップアスリートも誕生しており、今大会も注目が集まった。
 競技は、沿道を埋め尽くした多くの観衆を前に、例年どおりハイレベルなレース展開となった。支援隊員は各中継所での計測タイム等を迅速・確実に大会本部に報告し、大会関係者の信頼に十分応えることができ大会は無事終了、多くの市民に部隊をアピールすることができた。

安全褒賞を受賞
<小松救難隊>
 空自小松救難隊(隊長・池田五十二2佐)は2月4日、航空救難団安全褒賞を受賞した。小松救難隊は6年間、飛行無事故を継続中で、今回で通算10回目の受賞となった。
 受賞式は、救難団司令室(入間基地)で行われ、柴田雄二司令が池田隊長に褒賞を授与した。
 柴田司令は訓示の中で「小松周辺の厳しい環境の中で飛行安全を維持してきたことが意義深い。しかし我々は、そのような難しい安全確保を当たり前のように確保しながら多様化する任務に整斉と応じなければならない。そういった自覚を持って更に精進せよ」と激励した。
 受賞式後、池田隊長は「隊員一人ひとりの安全に対する心がけが積み重なった結果、この受賞に至ったということで大変感慨深く、部隊を誇らしく思います。これを一つの通過点とし、今後とも継続して隊としての安全意識を保ち続けていこうと思っています」と受賞の喜びを語った。

予備自補招集教育訓練始まる
<武山・117教大>
 武山・第117教育大隊(大隊長・飯盛2佐)は1月12日から2月27日までの7週間、平成15年度冬季予備自衛官補の招集教育訓練(115名予定)を行った。
 この教育は2個中隊で実施され、326中隊がAからDの4週で34名を、327中隊が技能コース2週(25名が修了して予備自衛官に任命)及びEからJの6週で56名を担任した。
 1月29日に、327中隊のFコース教育中の予備自衛官補19名は、市ヶ谷駐屯地の市ヶ谷記念館と朝霞の陸自広報センターを研修した。
 市ヶ谷の研修では、防衛庁広報課の見学者案内係で予備自衛官補現役の高橋奈海(たかはし・なみ)さんが、偶然にも当日の案内説明役となり、予備自補の研修を予備自補が実施することとなった。
 当日は、高橋予備自補を教育した大隊の要員も参加したのと、研修参加の予備自補の中に高橋さんと同期の14年採用の一期生もおり、相互にうれしい再会となった。
 研修に参加した予備自補は、自衛隊に対する認識を一段と深める有意義な研修となった。
 なお、高橋予備自補は、翌週の2月2日にGコースからの招集訓練に元気に出頭した。

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