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   2003年10月15日号
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近代五種全日本選手権大会開催
体校 津山、溝内アジア大会出場へ
 第43回近代五種全日本選手権大会兼台湾アジア選手権大会選手選考競技会が9月30日、10月1日の両日、体育学校選手14名、警視庁選手6名が参加して、朝霞の体育学校などで行われた。
 近代五種競技は、軍隊が情報や命令を前線に伝える伝令使の機能を競技化したもので、射撃、フェンシング、水泳、馬術、ランニングの総合力が競われ、多面な能力が要求される。
 30日早朝、競技はピストル射撃からスタート。水泳(200m自由形タイムレース)、フェンシング(1分1本勝負総あたり戦)と立て続けに行われ、選手たちは、疲労した体を休める間もなく、ランニング競技に全力をふり絞り、この日のレースを終えた。順位はここまで、トップの警視庁選手に大きくリードを許し、翌日の馬術競技では、2位以下4名の体校選手の接戦に注目が集まった。
 10月2日の馬術競技の結果は、溝内選手がノーミスで満点を獲得するなど体校選手の活躍が目立ち、津山選手が総合2位、溝内選手が3位と続き、両選手がアジア大会への出場権獲得へ一歩駒を進めた。
 津山選手は、今回の試合を振り返り、「フェンシングの技量が確実に上がっていることを身をもって実感できた。これを自信に、さらに練習を重ねてアジア大会上位入賞を狙いたい」と話し、また、溝内選手は「膝の故障で万全な練習ができないままの出場となり悔しさも残るが、目標は、来年のアテネオリンピック。絶対に出場権を獲得したい」と意気込みを語っていた。
 上位入賞者は次のとおり。
 津山論糟=2位▽溝内敬士=3位▽村上佳宏=4位▽平田栄史=5位

全日本社会人ボクシング選手権
体校6選手が優勝
 第55回全日本社会人アマチュアボクシング選手権大会が9月24日から28日の間、富山県で開催され、体育学校選手8名が出場し、いずれも好成績を収めた。
 優勝者は、3年連続優勝を果たし敢闘賞を受賞した瀬戸口利秋選手(ライトフライ級48?)をはじめ、技能賞を受賞した市川直人選手(ライト級60?)、1年ぶりに返り咲いた高吉勝之選手(フェザー級57?)、新人初優勝を飾った山本京平(バンダム級54?)、森里志(ウェルター級69?)、古居正行(ミドル級75?)の3選手、あわせて6名。ほかに、山口憲一選手(フライ級51?)は僅差で準優勝。赤上洋一選手(ライトウェルター級64?)は全日本上位ランカーと接戦の末3位にくい込んだ。
 ボクシング班の梅山監督は、「予想以上の出来。新人が伸びているのも楽しみ」と評価しており、今後は11月の全日本選手権上位入賞を目指す。

体校 吉玉空曹長
日本マスターズ空手で優勝
 体育学校(校長・那須誠陸将補)第1教育課武道班の空手道教官・吉玉宗生空曹長が、9月20日から22日までの間、和歌山県で開催された「日本スポーツマスターズ2003 空手道競技」に埼玉県代表として出場し、見事優勝を果たした。
 同大会は、競技志向の高いマスターズ世代を対象とした国内初の総合スポーツ大会で、今年は13競技、約6,000名が参加して行われ、吉玉曹長が出場した男子組手1部には42名が参加。勝敗は6ポイント差がひらくまでという高度な技とスタミナを絶対条件とする新ルールで実施された。吉玉曹長は、1回戦から決勝まで、得意の蹴り技と気迫で攻め続け、相手に手も足も出させない圧倒的な強さで勝利した。

実業団陸上大会、鈴木選手がV 体校
 第51回全日本実業団対抗陸上選手権大会が10月27・28日の両日、岡山県陸上競技場で開催され、体育学校(校長・那須誠陸将補)から7名の選手が出場、800m種目で鈴木尚人選手が1分49秒60を記録し、優勝を果たした。(=写真)
 鈴木選手は今年4月、東海大から体校に直接入校。先頃の世界陸上200m銅メダリスト・末続選手は東海大の同級生。末続選手の活躍に刺激され今回の好成績となった。
 今大会3日前、鈴木選手はスーパー陸上2003横浜大会にも出場し成績は5位。「ハードな競技スケジュールはきつかったが、2大会を共に出場した森、菅野両選手に引っぱられて勝つことが出来た」と振り返る。今後は来年の日本選手権優勝、春季サーキットで標準記録1分47秒の突破を目指し、2008年オリンピックが最終目標、と意気込みを語っている。
 その他選手の成績は次のとおり。
 ▽菅野篤史=800m3位(1分51秒24)▽森祥紀=800m7位(1分別秒76)、1500m17位(3分52秒29)▽川上弘幸=1500m8位(3分48秒41)▽平田英規=5000m16位(14分03秒37)▽日向嘉紀=5000m56位(14分38秒52)

天皇杯全日本サッカー大会 決勝戦
海自 厚木マーカス、一歩及ばず
 第83回天皇杯全日本サッカー選手権大会神奈川代表決定戦が9月7日、保土ヶ谷公園サッカー場で行われた。天皇杯はJ1、J2勢を始め、JFLの上位チームや予選を勝ち抜いた47都道府県代表チームなど計80チームが出場して実施されるオープントーナメント。
 関東サッカーリーグに所属する厚木マーカスはシードを受け、2次予選からの出場。準決勝では、昨年度の天皇杯神奈川県代表YSCCと対戦。試合開始から一進一退の攻防が続いたが、前半終了間際にMF後藤士長が相手ディフェンダーのファールを誘いPKのチャンス。これをゲームキャプテンMF小池勝士長が確実に決め、1-0で前半終了。後半も両者譲らず白熱した試合展開となったが、GK菅原嵩士長を中心に集中したディフェンスでYSCCの攻撃を完封。決定戦に駒を進めた。
 決定戦の相手は東海大学。春先からケガにより戦列から離脱を余儀なくされたDFの要、小牟禮浩寿士長も復帰し、マーカスは今シーズン初のベスト布陣。勝利への期待がいやがおうにも高まった。午前10時キックオフ。中盤での細かなパスで試合を組み立てるマーカスと辛抱強い守備からのカウンター攻撃で応戦する東海大学。ポールキープに関してはマーカス有利という印象だが、シュートまで持ち込む回数は東海大学の方が断然多く、時折見せるセットプレーからのヘディングシュートはGK鳥羽孝志士長を慌てさせた。前半は両者譲らず010で終了。試合が動いたのは後半18分。FKのチャンスを掴んだ東海大学が身体能力の高さを見せつけた。競り合うマーカスDFから頭一つ出た高さからのヘディングは、GK鳥羽士長の頭上を抜け、マーカスサポーターの悲鳴と共にゴールに吸い込まれた。0-1とリードされたマーカスはここからゲームキャプテンMF小池勝士長を中心に気合いの迫撃態勢。DF小牟禮浩寿士長が気迫のプレーでゴールを死守し、攻撃を担う安達伸彦3曹、青木大3曹、氏塚貴士士長が次々とゴールを襲うが、敵の堅い守備の壁に跳ね返された。残り10分となったところでFW坂本純也士長を投入するもゴールは遠く、0-1のままタイムアップ。
 3年ぶり2度目となった天皇杯神奈川県代表決定戦で、あと1歩のところで本大会出場を逃す結果となったが、そのプレーは、最後まで気迫のこもった素晴らしいものだった。
 来年こそは本大会へ。ガンバレマーカス!

全自ハンドボール
久里浜が5連続V
 第14回全自衛隊ハンドボール大会が9月19日から22日の間、朝霞の体育挙校で陸・海から17個チームが参加して行われた。(=写真)
 大会はトーナメント戦で行われ連日熱戦が繰り広げられた。結果は、久里浜Aチームが朝霞チームを下して5年連続優勝を果たし、初の大会出場となる小松島チームが3位と健闘した。また、生徒対抗戦は海上生徒が昨年に引き続き少年工科学校を下し連続勝利をおさめた。

バドミントン大会
33チーム500名が熱戦
<市ケ谷>
 市ヶ谷駐屯地(司令・宮崎悟介1佐)は9月16日から19日まで、平成15年度陸幕各部課及び市ヶ谷駐屯地各部隊対抗バドミントン大会を開催した。
 競技は参加33チーム(500名)を2個ブロックに分け、それぞれ予選リーグを経て、18日に決勝トーナメントを行った。
 会場となった体育館は、連日熱い戦いを繰り広げる選手と声援で、終始真夏のような熱気に包まれていた。
 試合結果は、Aブロック・優勝=中央システム管理隊チーム、準優勝=中央会計隊Aチーム、Bブロック・優勝=中央業務支援隊Bチーム、準優勝=陸幕厚生課チームだった。
 19日午後、閉会式が行われ、成績発表の後、駐屯地司令から入賞チームが表彰された。

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