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   2003年10月1日号
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ラジオ広報でPR作戦
全国の地連より
来たれ、リスナー
パイロツトが魅力アピール
<帯広地連>
 帯広地連(部長・西村良雄1陸佐)は8月20日から22日の間、不特定多数を対象としたラジオ番組による広報と現役パイロットの経験談を交えた説明会を実施した。海自(大湊航空隊・佐藤佑樹1曹)および空自(第3航空団・稲田雅之3尉)からパイロットの支援を受け、帯広と釧路の民放ラジオ番組を活用し、大空で活躍するパイロットの魅力についてアピールするとともに、パイロットを夢見て日夜勉学に励む高校生を集め説明会を実施した。
 ラジオでは、番組のDJがジョークを交えた巧みな話術でリスナーの関心を引き寄せれば、出演した2名も負けじと自らの個性を生かし、入隊の動機、大空での任務、航空機の特性などについて自分の思いを熱く語った。
 説明会に参加した約20名の高校生は、航空学生試験受験の心構え、任務などについての説明を真剣な表情で聞き、特に視力回復の方法や訓練の様子を積極的に質問し、引き締まった表情で会場を後にした。

突撃レポーター
地連に闖入
<京都地連>
 京都地連(部長・浅見憲司1陸佐)は9月3日、KBS京都が企画放送している「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」の取材を受けた。この放送はラジオカーレポーターが京都市内を回って目についたものをその場で取材するというもので、今回その対象となったのは地連前に貼り出された「モー娘。」の自衛官募集用ポスター。レポーターの島崎鮎美さんがいきなり募集課に入り込んで来て、採用業務真っ只中の同課は思わぬ珍客に「鳩に豆鉄砲」状態。対応した募集課長・青木2海佐、募集班長・大野3陸佐もそこは百戦錬磨。「制服を着用したポスターが多かったですがモー娘のポスターは新しいイメージですね」の問いに「自衛隊もなかなかやるでしょう」と切り返し、さらに「自衛隊は若い皆様を待っています。いっしょに日本の未来を考えてみませんか」と、ちゃっかりこの機会を利用。ポスターは「もしあまっていればもらえるかも。問い合わせ先は自衛隊京都地方連絡部まで」で終了。放送を聞いた市民からただちに電話が数件あり、思わぬ広報効果にホホもゆるんだひとときであった。

「いざ勝負!」
イージス艦に綱引きで…
<新潟地連>
 新潟地連(部長・中野陽一郎1陸佐)は8月1日から3日の間、新潟東港東埠頭で、海上自衛隊第63護衛隊護衛艦「みょうこう」(艦長・村田1佐)の協力を得て艦艇広報を実施、延べ6千5百人の見学者が訪れた。
 その記録写真の中に、新潟地連と海自新潟基地分遣隊の隊員が、無謀にもイージス艦に綱引きで勝負に挑んだような1コマがあった(=写真)。
 7千2百50トン対5百キロ。「わっしょい、わぁあしょい。それっ〜い」
 実際には、「斜め舷梯」を接岸の際にロープで引き寄せる作業である。

慣れぬ半長靴に涙
市町村職員が生活体験を実施
<山梨地連>
15キロ行進の厳しさを実感した市町村職員
 山梨地連(部長・竜嵜哲事務官)は、8月26日から3日間、陸上自衛隊北富士駐屯地(司令・児嶋幹司1陸佐)の支援を得て市町村職員の生活体験を実施した。
 この生活体験は、市町村職員に自衛隊の活動を理解してもらう事を目的とし例年実施しており、今年度は9市町村18名の職員が参加した。
 初日の訓練では、基本教練で節度ある動きを要求され、戸惑いを隠せない様子だったが、教官と助教の一言に真剣に耳を傾け訓練に取り組んでいた。
 2日目の15キロ行進では、1コ班(9人編成)に水筒が1つという制限の中、参加者各人が飲みたい気持ちを抑え、休憩の都度仲間と少しずつ分け合うなど、水の大切さ、仲間を思いやる気持ちの大切さを認識した。また、半長靴での行進は足への負担が大きく、全員足にマメを作り苦痛の表情を浮かべ、ようやく駐屯地へ到着。喜びもつかの間、駆け足、腕立て伏せが待っており、皆歯をくいしばり、声を掛けあいながら脱落者を出すことなく最後まで実施した。参加者は半長靴での駆け足、行進の厳しさを直に感じながらも、充実感に満たされた表情を浮かべていた。最終日の富士総合火力演習では、火砲の迫力に圧倒され貴重な体験に終始感動していた。地連は今後も自衛隊を理解してもらう場を設けていさたいとしている。

まわれ〜、すすめ!
なんでもかんでも自衛隊トーク
<新潟地連>
 新潟地連(部長・中野陽一郎1陸佐)新発田募集事務所(所長・国分1尉)では、「FMshibata」で7月から9月までの3ヵ月間、一般広報の一環として自衛隊を紹介する番組の制作・放送に協力した。
 この企画は、当事務所の鈴木1曹が全般を担当し、所員がバックアップする全員参加番組である。番組名『まわれー、すすめ』は副所長が名付け親。放送時間を金曜日の19時30分から20時のゴールデンタイムにオンエアーし、リスナーの注目を集めた。(再放送は月曜日11時から11時30分)
 番組内容は、毎回内外からのゲストを数名呼んで「自衛隊に対する何でもかんでもトーク」を中心とし、所長がホスト役を務める対談方式になっている。第1回目の放送は、陸自新発田駐屯地第30普通科連隊副連隊長および同広報班長をゲストに迎えバラエティ的にトークを進行し放送された。
 ローカルFMのため、新発田市周辺30キロの放送エリアしかないが、所員一同一丸となって頑張っている。

FM放送で予備自をPR
<秋田地連>
 秋田地連(部長・吉田則之1陸佐)では8月25日、即応予備自衛官班長・山崎事務官が「エフエム椿台」で地連の広報番組"ピース・ピープル・ジャパン"に出演し、即応予備自衛官と予備自衛官補などについて、県民にPRした。
 女性パーソナリティーから「地連ではどのような仕事をしているのですか」との質問があり、即応予備自衛官制度の紹介からスタートし、平成14年度に発足した予備自衛官補制度についても説明した。
 番組の合間には、各種自衛官募集の案内や、広報行事などのお知らせについても放送された。

地連 東西南北
祝・移転 募集案内所
<宮崎地連>
 宮崎地連(部長・本村久郎1空佐)は8月6日、宮崎募集案内所移転にともなう開所式を行った。
 開所式は、部長と父兄会宮崎県連合会会長らによるテープカットで始まり、部長挨拶、父兄会会長祝辞、家主紹介、宮崎募集案内所長の謝辞が行われ、約70名が出席し、盛大なオープニングとなった。
 前宮崎募集案内所は、宮崎駅裏にあって位置が分かりにくく、狭いうえに外来駐車場もない状態だったことから、事務所の移転を要望。このたび移転となった。新募集案内所は、宮崎市の中心にあたる宮崎駅から2駅目の宮崎神宮駅前にあり、国道10号線にも面していることなど好条件の場所に位置している。また、周辺は人通りも多いことから、事務所はショウウインドウの設備を持たせ、気軽に出入りができる環境となるようさらに整備を進めている。これからの新宮崎募集案内所のより一層の飛躍を期待したいとしている。

地連部長が防衛講話
<岩手地連>
 岩手地連(部長・今福正幸1陸佐)では、8月21日、江刺青年会議所と商工会議所青年部主催の「特別講演会」に協力した。
 これは、地元の青年部会員が「国内の経済環境や国際情勢の危機に備え、地域的な街づくりの推進を図り青年層のリーダーとしての識見を高め、国際平和を実現する世界市民として模範を示す必要がある」との主旨から、今回企画されたもので、自衛隊関係者として初めて今副部長が講師として招へいされた。
 特に今回は、商工会議所の後援で、若手企業主にも現在の国際情勢や今後の日本の方向について理解してもらおうと参加を呼びかけ、青年会議所事務局長ら会員約50人が参加し、熱心に耳を傾けていた。
 部長は、「軍事技術から見た北朝鮮問題」と題し、分かり易く解説し講演を行った(=写真)。
 我が国周辺の大量破壊兵器の現状と問題点、我が国の防衛と今後の動向などについて、1時間30分にわたって話をした。
 質疑応答では、北朝鮮の工作船・日本人拉致問題やイラク戦争における自衛隊の派遣などについての質問が出るなど、国防への関心の高さを示していた。
 佐藤悦男江刺商工会議所事務局長は、「日本国民はもちろんのこと、江刺市民をぜひ、自衛隊の方々の手で守っていただきたい」と参加者を代表してお礼の挨拶を述べた。
 また、青年部会員からは「地連部長の講演会が開かれたことは、大変意義深いものであった。これを契機に自衛隊と地域とのつながりを更に深めていきたい」との声が多数聞かれた。

立ち寄ったOB広報に一役
<群馬地連>
 群馬地連(部長・大家洋介1陸佐)太田出張所では8月、群馬県自衛隊父兄会桐生支部(小出動三会長)の実施する桐生祭りでの広報活動を支援した。
 この広報活動は、同父兄会が自衛隊に対する市民の理解を獲得するため、3年前から継続している事業で、父兄会活動と自衛隊装備品などの写真パネル展示、並びに募集広報チラシの配布を行った。
 所員が広報チラシ配布などで市民への広報活動を実施していたところ、どこからともなく、タオルを首に巻き帽子を阿弥陀にかぶり妙にリラックスした中年男性がふらりと現れ、高校生に対して自衛隊の説明を開始した。「君たち、自衛隊は良い所だ。チャレンジしてみないか」と写真パネルの前で熱心に説明している。
 その方が、自衛隊のOBで元将官と知り、所員は驚きとともに、力強い支援に感激し、広報活動により一層力が入った。

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