防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2003年9月1日号
 1面 2面 3面 5面 6面 7面 8面 9面 10面 11面 12面

創立5周年を祝う
空自高射教導隊
エンブレム除幕式も
 航空自衛隊高射教導隊(隊司令・高橋健二1佐)は7月18日、浜松基地で創立5周年記念行事を挙行した。(=写真)
 高射教導隊は、平成10年7月に、それまでの教導高射隊に新設された基地防空教導隊(千歳)と整備隊を加え、新編されてから今年で5年目の節目を迎えた。
 式典は、この度、お色直しをしたナイキJミサイルとペトリオットキャニスターモニュメントが見守る中、整斉と行われ、高橋隊司令が「高教隊は歴代司令の統率の下、その任務を果してきた。(省路)後輩達に先達としての自信と誇りと勇気を伝え、良き伝統を継承することを誓う」等の式辞を述べた。続いて5周年を記念して隊本部庁舎玄関に、整備隊の自称「匠」3人によって制作されたエンブレムが完成、その除幕式が行われた。
 夜は、高射教導隊創立5周年記念祝賀会を市内ホテルで行い、部内外から約210名が参加した。祝賀会は、「5周年の歩み」のスライドから始まり、余興などで会場は大いに盛り上がった。
 高教隊は、この5周年の節目を機に充実期へと移行し、隊員一丸となって「教導隊員のあるべき姿」を追求、更なる精強な部隊育成に努めていくとしている。

即応予備自 雇用主が研修
駒門駐屯地、浜松基地で装備見学
<東京地連>
 東京地連(部長・用田和仁陸将補)は、平成15年度新規事業として即応予備自衛官雇用企業主等部隊研修を7月4、5日の2日間、陸上自衛隊駒門駐屯地と航空自衛隊浜松基地で実施した。
 この研修は、即応予備自衛官を雇用する企業主等に対し自衛隊の現況と近代装備などを研修することにより、更なる理解と協力を得ることとして計画され、8社9名の企業主等を用田地連部長以下が案内した。
 1日目の午前中は、陸自第1機甲教育隊で同隊長兼駒門駐屯地司令・古林豊造1陸佐から挨拶を受け、陸上自衛隊の最新装備である90式戦車などを見学した後、同駐屯地で昼食を体験喫食した。
 午後は、空自浜松基地で、第1航空団司令兼浜松基地司令・堀好成空将補の挨拶を受け、支援戦闘機(F-2)や地対空誘導弾(ペトリオット)といった航空自衛隊の最新装備を見学した。
 2日目は、空自浜松広報館を見学した。特に、全周シアターとフライトシュミレーターを体験し、その設備の充実さに驚きを隠せぬようであった。各企業主等は、2日間のハードスケジュールにもかかわらず装備品などを大変興味深く精力的に研修しているのが印象的だった。
 今回の研修に対して企業主等は「自衛隊に対し再認識するところが多い研修だった。今後も、予備自衛官等制度や就職援護に対し、できる限り協力していきたい」と話していた。

北・東富士演習場で
即応予備自招集訓練も見学
 東京地連(部長・用田和仁陸将補)は8月2、3の両日、富士地区で即応予備自衛官雇用企業主等10社12名を澤田昭二副部長以下の案内で、即応予備自衛官の招集訓練を見学した。
 1日目は、北富士演習場で、第1特科隊第4中隊(中隊長・谷3陸佐)のFH-70 155?榴弾砲5門による実射に準じた空砲射撃を目前で見学し、迫力のある訓練と即応予備自衛官の真剣な姿に感動を隠し切れぬ様子だった。
 2日目は、板妻駐屯地で第31普通科連隊(連隊長・尾崎1陸佐)からの概況説明を受けた後、高機動車で東富士演習場へ移動、同連隊の訓練を見学した。各企業主は、即応予備自衛官が、炎天下で銃を携行して走り回る姿に接し「新たな部下の一面を認識でき、本当に来た甲斐があった」と喜んでいた。その後、駐屯地に戻り、連隊長主催による会食懇談で、即応予備自衛官や連隊幕僚等との交流を深めた。
 企業側からは「装備品の見学などとは違い、隊員の飾らない真の姿を見学でき、貴重な体験だった」との感想があり、一方、即応予備自衛官から企業主等に対し「今後も、仕事も訓練も頑張るのでよろしくお願い致します」との言葉があった。また、部隊側からは「企業のご理解なくしては、訓練出頭や制度の維持が困難であり、今後も引き続きよろしくお願い致します」との御礼があった。
 2日間の見学を通じ、各関係者の一体感が高まる雰囲気の中、非常に有意義な訓練見学を終了した。

職場体験学習に東京地連が一役

 「将来は看護士になりたい!」という夢を持つ女子中学生が自衛隊中央病院(三宿)で職場体験学習を行い、夢を大きく膨らませた。いろいろとお世話になった看護士の方々と東京地連担当広報官・新見曹長(練馬募集事務所)へ女子中学生からお礼の手紙が届いたので紹介します。
 ◇ ◇
 先日は職業体験をさせていただきありがとうございました。
 私は、小さい頃から看護師の仕事に興味があり、将来は看護師になろうと思っていたので、この機会にぜひ自衛隊中央病院さんで看護体験をさせていただくことにしました。看護体験で白衣を着させていただいた時は、あこがれの真っ白な白衣だったので、自然と背筋がピンと伸びシャキっとした気持ちになりとてもうれしい半面、中学生の私が白衣を着ていいのかなあというはずかしい感じもしました。
 病院の中を細かく案内・説明をしてくれた時、私は病院内をあんなにじっくり時間をかけて見たことがなかったので、大事な機械を見せてもらった時は、とてもワクワクしました。そして"小さな病院"だと言っていましたが、私にはこの自衛隊中央病院はとても広い病院だという印象が強かったです。また、病院内を見学している時、看護師のみなさんが患者さんとやさしい笑顔で接しているのを見て素敵だなあと思いました。
 私は、今回の職業体験で看護師さん達を見てますます将来看護師になろうという思いが強まりました。
 お忙しいところ今回は貴重な看護体験をさせていただき本当にありがとうございました。これからも暑い日が続くことと思います。皆様のご健康をお祈りしております。
 七月十一日
 練馬区立北町中学校二年
     岩田彩花
 自衛隊中央病院様
 追伸 新見曹長さん、この度は大変お世話になりました。私はこれからもっと勉強をがんばって看護師になろうと思います。

頑張る新隊員! 家族ら応援に
 東京地連(部長・用田和仁陸将補)では、この春入隊した新隊員の父兄等をそれぞれの教育隊へ案内し、「我が子がどんな所で寝起きをして、どんな訓練を受け、どんな食事をしているのか?」など、日頃の心配ごとを解消してもらうため今年も「新隊員教育隊部隊研修案内」を展開している。
 7月23日、海上自衛隊横須賀教育隊で恒例となっている「短競技会」の見学に海上自衛隊へ入隊した新隊員家族、教育関係者や東京都父兄会大越会長をはじめ約40名が参加した。
 特に、この短艇競技は隊員各人の体力・気力はもとよりチームとしての団結心や闘争心を養うには最適の訓練で"帝国海軍"の時代から行われており、課程教育終了を目前にした新隊員にとっては、思い出の一大イベントになっている。
 各班オリジナルの容姿が認められ、フェイスペイントあり!お揃いのTシャツあり!中には、女性自衛官に化けた男子グループも現れ、参加者の中には思わずシャッターを押す父兄の姿もあった。
 競技を終えた後は「優勝記念無礼講ダイブ」が始まり、入隊以来お世話になった教官・助教を追いかけ「有り難うございました!」と、みんなでドボーン!(=写真)。最高のクライマックスを見届けた父兄等は「こんなオマケがあるとは思ってもいませんでした。来てみて本当に良かった」と感激した様子だった。

7面へ
(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc