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   2003年5月15日号
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「栃の芽」創立50周年を祝う
感謝状、表彰状贈呈も
 「栃の芽創立50周年・通巻600号記念全国大会」が5月3、4の両日にわたって、グランドヒル市ヶ谷(=写真)、明治神宮内苑などで開催された。
 式典は3日午後2時からグランドヒル市ヶ谷で行われ、畠中草史委員長が開会のことばを述べたあと、参加者全員が起立、物故会員への黙祷が行われた。次いで栃の芽会会長の伊藤康成事務次官が登壇、「栃の芽」の歴史について触れながら「創刊以来50年という記念すべき節目を迎え、これは職場俳句誌としては異例の長さを誇るもので、今後ともご健吟と栃の芽会の限りない発展を」と式辞を述べた。
 栃の芽選者の保坂伸秋氏、同人会会長の島田昭重氏、友の会会長の森田幸生氏が順次挨拶したあと、来賓を代表して田尾輝雄海幕厚生課長、草津辰夫弘済会理事長、酒井土子若葉相談役の3氏が創立50周年の祝辞を述べた。引き続き、栃の芽誌の充実発展に寄与した功績に対して保坂伸秋氏、大内迫子氏の2個人と(株)防衛ホーム新聞社はじめ8社等に伊藤会長から感謝状が贈られた。また、栃の芽会役員・幹事・支部等に表彰状が贈呈された。祝電披露に続いて新同人33名が紹介され式典を終了。会場を移して記念撮影や若葉主宰の鈴木貞雄氏の講演、祝賀会も催された。
 また、翌4日は、吟行会が明治神宮内苑や代々木公園などで行われ、参加者全員で創立50周年の節目を盛大に祝った。

防衛ホーム 俳句コーナー
 どこまでも海どこまでも風光る  小川 淑子
 心にも目にもやさしき園若葉  御手洗敬子
 売れ残る金魚に疲れありにけり  清水 春生
 風の出て浮巣のどこか吹かれ立つ  中村 かよ
 朝夕に家人を寄せし金焦の子  並木 桂子
 光り飛ぶ日照雨の中の岩燕  池田 弘之
 麦秋の風の彼方に波の音  天本宏太郎
 豆粒のやうなででむし角を出す  今田 國安
 校塔に十字架光り聖五月  紺野 透光
 袋角熱き血潮をもてあまし  中村憲一郎
 里山の影を置きたる代田かな  渡辺美恵子
 「けいたい」はおもちゃの如(ごと)し電波の日  中里 桂子
 夏つばめ家並変らぬ陶の町  鶴 たけし
 蛍の夜幼き日々の明滅(あけめつ)す  窪田 功
 幽玄の深山に迫り妙義夏  山崎 藤雄
 尾道の路地の片陰魚売(かたかげさかなうり)  生嶋千代女
 田植機の夫に手話する棚田かな  東原祐一郎
 今年また未明に来たり時鳥(ごととぎす)  西 無左夫
 花山葵一輪飾る夕餉(ゆうげ)かな  福士 定子
 睦まじき家かな蛍袋活け  畠中草史
     選者吟
 過ぎて行く刻をゆたかに実梅熟れ  保坂伸秋
     (「栃の芽」誌提供)
 「栃の芽」誌をご希望の方はく栃の芽会連絡先=防衛庁技術研究本部第4研究所・畠中草史氏電話042・752・2411>へご連絡下さい。

日本戦略研究フォーラム
創立4周年迎え、記念シンポジウム開催
 日本戦略研究フォーラム(瀬島龍三会長、永野茂門理事長)が3月1日、設立4周年を迎えたことに伴い、4月23日に記念シンポジウムと懇親パーティーがグランドヒル市ヶ谷で開催され、関係者多数が参加した。
 シンポジウムのテーマは「朝鮮半島有事と日米安保」。大串康雄・(元航空総隊司令官)、大田博(近畿大学教授)、佐藤勝巳(現代コリア研究所所長)、田久保忠衛(杏林大学教授)の4氏がパネリストとして出席、コメンテーターは神谷不二氏(慶大名誉教授)が務めた。日高久萬男氏(元空幹校教育部長)の司会のもと、テーマについて各氏が順次自説を明確に述べながら会場の参加者とともに活発に意見交換した。
 最後に、瀬島会長が挨拶に立ち、設立4周年を迎え、今後ともフォーラムの一層の発展のため尽力していくことを強調、会場の大きな拍手の中でシンポジウムを終了した。 引き続き、会場を移して懇親パーティーが催され、参加者全員で創立4周年を盛大に祝うとともにフォーラムの発展を誓い合った。

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