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   2003年2月1日号
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年頭に心身清める 新年の恒例行事
護国神杜で「安全祈願」
七五三参拝の家族づれも
 鹿児島地連(部長・乳井三治1海佐)は1月7日、護国神社を参拝し、地連部員一同、心新たな気持ちで、「今年も無事故で業務が遂行できるよう」と安全を祈願した。前々日、鹿児島市内は16年ぶりの大雪で、積雪6センチを記録し、桜島も雪で覆われた。
 当日も雪が残る寒い中での参拝となったが、安全祈願は整斉と実施され、身も心も清められた思いで終了した。また、七五三のため、家族で参拝に来る和やかな風景も多く見られた。
 部員一同、この子供達が健やかに成長するためにも、国の平和と安全が重要だと痛感、そして、この子供達の中に、将来自衛隊の一員となる子供がいるかもしれないと思いつつ神社を後にした。

武者小路千家初釜に3師団長ら招かれる
 京都地連(部長・浅見憲司1陸佐)では1月12日、武者小路千家「初釜」に招待された第3師団管内の高級幹部の参加を支援した。
 午前11時30分の席に招待された第3師団長らは招待客らと和やかに新年の挨拶を交わし、千宗守家元のお手前で濃茶を味わった。
 茶室「弘道庵」の床の間には柳を結んで長く垂らした「綰柳」や紅白椿が生けられ、羊(ひつじ)年にちなんだ羊の形をした香合が飾られた。
 家元は濃茶を練りながら荒巻前京都府知事や第3師団長ら招待客と和やかに談笑。新しい年を祝った。
 初釜は15日まで続き、政財界人や文化人ら約850人が招かれた。

平成15年最初の生出演
FM局で音楽まつりPR
 新潟地連(部長・中野陽一郎1佐)では、1月7日に地元FM局に生出演し、「第2回自衛隊新潟音楽まつり」のPRを実施した。
 新潟音楽まつりは3月9日、新潟市民芸術文化会館で開催され、東部方面音楽隊、松本駐屯地アルプス太鼓、高田駐屯地ラッパ隊が出演する。また、ゲストとしてアルビレックスチアリーダーズ、パイプオルガン奏者岩崎氏、フルート奏者西山氏を迎えることとなり、広く県民の方に知って頂こうとFM局の情報コーナーに生出演した。
 出演したのは、全県をカバーし、特に若者を対象として人気がある地域密着型のFM局「FM Port」の夕方情報番組「スタンピン・グランド」で、広報室員が約7分間に渡り、出演者や申し込み内容についてPRした。放送終了後、FM局や地連本部に問い合わせの電話が多数寄せられ、嬉しい悲鳴を上げながら対応に追われた。
 地連では、今後も各メディアと良好な関係を保ちながらイベント等の紹介を実施し、多くの方に参加してもらうよう努力していくとしている。

日南田2曹、音楽まつりに出演
空神士魂太鼓で見事なバチさばき
 昨年11月22、23日に行われた自衛隊音楽まつりに自衛太鼓要員として参加した千葉地連(部長・水野博之)・日南田2曹(第1空挺団・空神士魂太鼓)は同10月、広報官業務に専念する一方、事前にチームとして習得しなくてはならない演奏曲を習志野駐屯地で演練し約3週間の合同合宿そして本番に臨むこととなった。
 全国から10チーム・打ち手185名が茨城県の勝田駐屯地に集結し徹底的に個人の癖(打ち方)の矯正、動作統制が行われた。11月の寒い中、土・日なしで2週間、体育館の床は隊員たちの汗で滑るほどの訓練が続いたが、その間、空挺団チームは初出場ということもあり、独自に時間延長して練習をすることも。なにせ、打ち手・185名の1名のミスが全ての演出を壊すとあって隊員一丸、緊張感を持って訓練に臨んでいたからだ。
 残りの1週間は朝霞駐屯地・体育学校体育館に場所を移し、民間の演出家指導の下、陸・海・空音楽隊をはじめ米軍・韓国音楽隊、演技隊等が参加し本番の時程に沿った訓練を一週間みっちり行い本番の2日間で計6回の公演を無事終了することができた。
 日南田2曹は「今回の厳しい、そして充実した訓練を振り返ると部隊だけで練習・演奏するよりも参考になることが多々あり非常に勉強になりました。また、体重も3kg減り一段と制服(背広)が似合う広報官になった…」と話している。

餅つき大会に400人参加
ビンゴゲームなど楽しむ
―― 東京地連 ――
 東京地連(部長・三本明世陸将補)は12月20日、地連本部庁舎前において来賓・招待者等多数の参加を得て年末行事(餅つき大会)を行った。(=写真)
 初めに部長年末訓示が行われ、三本部長が整列した部員を前に「諸官一人ひとりが全国の地方連絡部の魁として、チームワークを発揮し業務を遂行してくれた」と訓示した。
 続いて、東京地連協力10団体の各会長をはじめ招待者等約80人、部員約300人が集まり『餅つき大会』が行われ、各協力会の会長等が広報官等の「ヨイショ!」の掛け声に合わせ用意された4つの初臼にそれぞれ初杵を入れ餅つき大会の幕は切って落とされた。途中、広報室須賀1曹の巧みな司会進行により東京地連大ビンゴゲーム、二人羽織、辛味餅当てゲーム及び椀子ソバ早食い競争などが行われ、招待者等もゲームに参加し親睦を深めていた。

生徒1次試験開始
<旭川地連>
 旭川地連(部長・古本和彦1陸佐)は、今年度最後であり、平成15年最初の採用試験である、自衛隊生徒第1次試験を1月11日、旭川駐屯地ほか管内5つの会場で実施した。
 受験者は、今春卒業予定の中学校3年生と高校1年生ら141名。
 この日の旭川会場は、前夜まで降っていた雪もやみ、朝から快晴に恵まれ、平成15年の試験の幕開けにふさわしい天候となった。受験者に志望動機を聞いたところ、中学校3年生のある生徒は「父の姿を見て自衛官になろうと思いました。高校もすべりどめで受験しますがこちらが第1志望です」との答えが。また、高校1年生の受験者は「昨年も自衛隊生徒を受験しましたが不合格でした。その後なんとなく高校に入学しましたが、卒業後の進路が不安になり、将来を考えて今年再度トライしました」と話していた。
 動機はさまざまだが、試験に臨む姿はまさに真剣そのもの。地連としても、1人でも多く合格して欲しいと願っている。

地連 東西南北
防衛白書』の概要を説明 地連部長が県知事表敬
<岩手>
 岩手地連(部長・今福正幸1陸佐)では12月26日、平成14年度版防衛自書概要説明等のため、岩手県知事(増田寛也氏)を表敬した。
 県庁・知事応接室において、部長は年末の挨拶を兼ね、当初、テロ対応や有事法制問題を初めとした「内外情勢」、並びに「東チモール関連」や「海上自衛隊のインド洋派遣」等、岩手出身の自衛官が参加し、世界の舞台で活躍している今日の現況を説明した。
 次に、昨年4月1日付で岩手県庁総務部総合防災室防災指導監として就職した薄井学氏(57歳)元1陸佐の採用に対するお礼を述べた。
 県知事は、自衛隊と自治体(県)との連携の必要性を強調し「機会ある毎に各市町村に自衛隊OBを採用して非常に助かっています」と語っていた。
 更に懇談でも、部長は我が国の防衛の基本的事項や14年度の防衛庁・自衛隊にかかわる主要事項について説明した。
 特に一昨年9月、米国での同時多発テロ発生等に関連して、不測事態発生時における県と自衛隊との連携がこれから最も重要であり、今後、「自衛隊OBの自治体での採用枠を是非拡大していただきたい」ことを強調して話し、県側との連携を深め、我が国の防衛に対する認識と理解・協力を依頼するなど積極的に意見交換した。
 最後に県知事から「県としては日頃、岩手山噴火対策や集中豪雨による災害派遣等に関し、自衛隊には多大なご支援、ご協力を頂いていることに非常に感謝しております。今後も国内外とも厳しい環境の中、これからも安全確保・平和のため県と自衛隊が連携を密にし、我が国の防衛のために大いに精励していただきたい」と語った。
 岩手地連では、今後とも県、各地方自治体との連携を深めながら円滑な業務を推進するとともに、募集・援護・広報にと幅広く業務に邁進したいとしている。
<静岡>
 静岡地連(部長・瀧内健治1空佐)は、防衛庁の名種施策について理解を深めるとともに、自衛隊との連携強化を図ることを目的として、石川嘉延静岡県知事を訪問し、「平成14年度防衛白書」についての説明を行った。
 始めに地連部長は、本年度防衛白書全般の説明をした後、パソコンを活用して、自衛隊の東チモール国際平和維持活動の状況の他、自衛隊と地方公共団体を含む地域社会との関わり、また静岡県としても関心の高い地震災害を中心とした各種災害における自衛隊の役割と対応要領、県との連携要領の重要性等について説明した。
 石川知事は、平和維持活動への参加規模や期間等に関し質問するとともに、また災害派遣については、県と自衛隊その他各公共機関を含めた連携要領の必要性について熱心に部長と意見交換を実施した。

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