防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2003年1月1日号
1.2面 3面 5面 6面 7面 9面 10面 11面 12面

年末年始に『だるま』の目入れ
心願成就、安全を祈願
石川海幕長と古庄海幕副長が心願成就の目玉入れを行った(12月28日)
 1月6日午前、防衛庁A棟で石川亨海幕長はじめ約20名の海幕幹部らが出席し、年初め恒例の「だるま」の目入れが行われた。
 会場となった海幕会議室では、昨年12月13日に寄贈をうけた新だるまを囲み、市ケ谷部隊各司令、各部長、古庄海幕副長の後、最後に海幕長が目を入れ、今年1年の海上、航空の安全と確実な任務遂行を祈願した。
 同幕では昨年12月28日にも1年間の心願成就の目玉入れを行った。石川海幕長や古庄幸一海幕副長など幹部約40人が出席した。両目の入っただるまを前に石川海幕長は、100%の成就とはいかなかったがそれは来年に期すとして、1年間の諸官の活躍に感謝するとあいさつをした。
 この「だるま」は群馬県の少林山達磨寺から20年前から届けられており、海幕の年末年始の欠かせない行事になっている。
 ◇ ◇
 航空幕僚監部は、防衛庁A棟で1月6日午前、今年1年の安全祈願、精強化の追求を誓う、だるまの目入れを行ない、遠竹郁夫空幕長、吉田正空幕副長、各部長等がこれに出席した。
 遠竹空幕長は、最後に片目を入れると、だるまに手をあわせ、1年間の無事任務達成を祈願した。

沖縄海洋観測所で餅つき大会を支援
地域文化、伝統も学ぶ
 沖縄海洋観測所(所長・鶴ケ谷芳昭1佐)では、昨年に引き続き12月7日に特別養護老人ホーム「あやはし苑」において餅つき大会を支援した。
 この活動は昨年12月、「あやはし苑」(伊禮ミドリ施設長)から餅つきの道具を貸してほしいとの依頼があり、「沖観所には餅つきの経験者がいますので、お手伝いしましょうか」との呼びかけに、「それでは、ぜひ支援をお願いします」ということで、始まった。
 従来、沖縄で餅と言えば、もち米を粉にして、それを練り蒸した物で、蒸したもち米をつく「餅つき」という習慣はなく、そのため餅をついた経験のないお年寄りが多く、初めて餅をついたと、大変喜ばれた。来年もぜひお願いしたい旨の礼状を頂いたのをきっかけに、今年も、臼、杵、太鼓を持って先任伍長を先頭に10名の隊員が参加した。
 入所者の家族で構成される家族会の方々と午前中は施設内外の清掃作業に汗を流し、その後、苑で準備された入所者用の低カロリー食を試食しながら、職員の皆さんから健康管理についてのアドバイスや地域の文化についての紹介などがあり、隊員にとっては地域の文化を学ぶ絶好の機会となった。
 午後はいよいよ恒例の餅つき大会が始まり、まず初めに、ハッピ姿の隊員が太鼓のリズムに合わせて威勢良く餅をついて景気を付けると、職員、入所されているお年寄り、家族らが次々と餅をつき、瞬く間に20キロの餅がつきあがった。
 朝から6時間にもおよぶ長時間の活動であったが、出来立ての餅を美味しそうに召し上がっておられるお年寄りの姿や、家族、職員の感謝の笑顔に接した時、隊員達の疲労感は消え、充実感に満たされた清清しい1日であった。

大湊システム通信隊で移動通信訓練
 大湊システム通信隊(司令・貴志剛2佐)は11月6日〜8日の間、北海道渡島地方での移動通信訓練を実施した。
 例年より早く11月2日に大湊にも初雪が降った直後の訓練であったが、通信隊最恐の女子隊員(月原美紀代3曹)が参加したからか、天も恐れをなし期間中は晴天に恵まれ予定どおり訓練を実施した。訓練は、松前警備所(所長・中村勝幸2佐)通信系障害時を想定し、代替通信所として白神支所(支所長・東繁美2尉)に特設戦術系(UHF)を構成するものであった。

6面へ
(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc