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   2002年12月1日号
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スポーツよもやま話・根岸直樹
「再び見れるか?この笑顔」
――横綱・貴乃花に最後の期待
 会場に"カンコ鳥"が鳴いていた。大相撲の一年を締めくくる九州場所は横綱・貴乃花以下同・武蔵丸、大関・魁皇、千代大海と番付上位力士4人が休場するアクシデントに見舞われた。ご当地力士・魁皇、千代大海欠場もあって、客席は盛り上がらないことこの上なかった。
 それにしても横綱・貴乃化は一体、どうなってしまったのか。「本当に現役を続ける気があるのか」と疑問視する向きが増えてきている。2場所ぶり、16度目の休場。12勝3敗で見事なまでの復活劇を演じた、あの秋場所は何だったのか。
 右ひざ外側半月板の損傷は、一向に回復していないらしい。協会に提出した診断書には「全治三ヵ月」とある。来年の初場所(東京・両国国技館)は一月十二日が初日。間に合わない。
 北の湖理事長は「これが貴乃花だ、と思われる相撲が取れるようになるまで治療に専念して、戻ってきてほしい」と悠長なことを言っているが、それまでファンが待っていてくれるか心配だ。もっとも、理事長も横綱時代、途中休場2場所を含め年間5場所休場(全休は貴乃花が初)としている。同じ"痛み"耐える横綱への同情とも受け取れる発言だ。
 力士に故障は付き物、とは言え、こんなにけが人が多いのは珍しい。相撲始まって以来だとか。02年初場所からの幕内休場力士は初6、春7、夏4、名古屋11、秋6、九州5人。食生活、けいこのあり方に原因があるのでは、といった見方が強い。
 ある親方は「昔はちゃんこ中心。いまは肉、ハンバーガーなどファストフードを好む若者が増えた。見た目は立派だが筋肉、骨格の弱い力士が多い」「けいこにしてもダンベルやベンチプレスが流行。鉄砲や突っ張り、ぶつかり合いを繰り返して練習しない。漫然としたけいこは、本番で役立たない」と話している。
 休場しても横網で282万円、十両でも103万6千円の給与が支給される。優遇されすぎて緊迫感に欠けていることはないか。
 しかし、貴乃花が角界随一の人気力士であることに間違いはない。22度、歴代4位の優勝数を誇る男の
「相撲は私の人生のすべて。土俵以外に生きる道はない」という発言をもう一度信じ、初場所"奇跡"の復活を期待してみたいと思うのは、私だけだろうか。

♪明けて寿く
両国国技館デー


復活目指す貴乃花
新春興行の土俵よ
どうかご支援
願います
ドスコイ
ドスコイ


雪月花
 帰国した5人の拉致者を、そのまゝ永住させ、家族は日本に呼び寄せると、政府が腹を決めてから、北朝鮮側は5人を戻さない限り、今後、日朝交渉はいっさい行わないとし、「日本側の行為は、国際間の信義にもとり、人道上許されないもの」と決めつけている。
 この言葉からは、"拉致"は何処の国の仕業だったのか、首を傾げたくなる。
 新聞の見出しを借用すると、これからは『我慢時代』に入るとの事だが、この勝負は、始めから先が見えている。
 国対国の問題として考えると、日朝首脳会談で、国の体面をかなぐり捨て、拉致行為を告白したのは、緊急に日本の経済援助を求めるまで、追い詰められた国情があるが、日本には、無理に握手をしてまで、日朝友好を急ぐ理由はない。
 次は、日朝両国に離ればなれになった家庭問題だが、北鮮には無く、日本だけにあるのは、拉致事件を、わが家の問題として捕え、拉致家庭に協力・支援を惜しまない、全国民が"サポーター"としていることだ。
 一部に、膠着状態を脱却するには「日本に対しては、友好という生温い手段ではなく、テポドンを使う脅かしが有効――という声もあるようだ。たヾ"テロ国家の撲滅"を共通目的とする、アメリカをはじめとする、各国の厳しい目があることを、お忘れなく――。(笹目)

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
COUNT ME IN! <カウント・ミー・イン>
仲間に入れてよ!
 Hi!皆さん。お久しぶりです。編集の都合により、一回休ませていただきました。、九州の日生台演習場で、海兵隊と陸上自衛隊の日米共同演習が実施されました。オープニングセレモニーで、北風が吹きすさぶ中、第3海兵師団参謀長と大隊長のスピーチを通訳させていただきましたが、気づかれた方はいたでしょうか? 翌日の朝刊に、通訳した言葉が掲載されましたが、通訳冥利につきますね。光栄なことです。41連隊の皆様、お世話になりました。有難うございました。
 今回の表現は、“Count me in!"「仲間にいれてよ。」です。Count in は、「数にいれる、カウントする、仲間にいれる」という意味です。まあ、こうやってフレーズを覚えてしまえば、簡単な表現ですが、これもなかなか英語にならない表現だと思います。Join「加わる」という単語を使う場合、少々かたい感じがしますし、「仲間にいれてよ」という感じは伝わりません。今回の表現で、気軽に自分の参加したい気持ちをダイレクトに表現できます。
 発音に少々コツがあり、最後のinにアクセントを置いて強く言えば、必ず通じます。この表現を使って、行動を躊躇するようなことは慎みましょう。言動に矛盾があるのは、相手を当惑させます、また、この表現を口にする時には、とにかく積極的に仲間に入っていって下さいね。
 なにかにチャレンジすることは、生活に張りと変化を与えてくれます。新しい自分との出合いもあります。日々、時代が変化していくように、私達も変化に対応していきたいですね。
 それでは皆さん。See ya!<陸幕防衛部スワタケル>(イラストも)

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