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   2002年11月15日号
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受験期を振り返って
志願票の山を整理
今年は昨年の1.7倍越す <新潟地連>
 新潟地連(部長・池上1佐)募集課では、曹学・補士・航学・2土女子受付終了(9月6日)に伴い、9月7・8日募集課員総出で、志願票の最終チェックを行った。
 今年は、昨年を上回る約1.7倍の志願票の山が出来たもので、それを種目・各所・陸海空別に仕分けし、受験票と受験会場別受験者名簿等の作成を行ったものである。
 募集課では、次の受験種目である防大・防医大・看学の受付も始まり、受験シーズンが到来し、準備作業の佳境に入り、昨年以上の成果に嬉しい悲鳴を上げている。
 特に、受付係(松原2海曹)は、この1週間平均睡眠時間3時間と、厳しい作業にもかかわらず、笑顔で作業にあたっていた。
部長自ら学校訪間 曹学・補士一次試験
地連一丸の成果みのる <愛媛地連>
 愛媛地連(部長・松浦1佐)は9月16日、曹候補士と一般曹候補学生の1次試験を松山大学など県内5カ所で行った。
 受験したのは高校生など、5会場で補士439人、曹学440人。試験は午前に補士の学科試験と適正検査及び作文、午後から曹学の学科試験と作文が行われ、台格を目指し準備を進めてきた受験者は、各試験問題等に真剣に取り組んでいた。
 近年、愛媛地連では少子化、受験者の高学歴化の影響を受け、受験者の若干減少傾向が続いていたが、今年度は年度当初から部長による大学、高校訪問を皮切りに、駅貼りポスター、市内電車中吊りポスター、市内繁華街での大型ビジョン放映、FM放送での募集案内等,各種の募集・広報施策を積極的に展開し、志願者の獲得を地連一丸となって行ってきた。その結果、昨年度と比較して、受験者数が増加した。
 広報宮は「今回の受験者から、一人でも多くの合格者、そして入隊者がでることを願っている。受験者にとっては難関が予想されるが、是非頑張ってほしい。」と話している。
男子2等陸海空士受験者は微増 <山口地連>
 山口地連(部長・石井1空佐)では、部隊の最前線で活躍する2等陸海空士(3・4月男子)採用試験を、9月18日に行ったが、県内の募集対象人口減少という不利な条件にも関わらず、多数の受験者を獲得した。
 試験は、海自小月基地、空自防府南基地と岩国市福祉会館の3会場で行われたが、試験会場は熱気と緊張感に包まれ、多くの受験生は、終了の合図で鉛筆を置くのが名残借しいようにさえ見えた。
 受験者数は、陸上143人、海上65人、航空33人の合計241人が受験した。これは、前年度160人から約1.51倍の増加となり、中でも現役高校生の受験は前年度80人から133人と約1.66倍の大幅増となった。
的は"航空学生輩出"
家族の里帰り中頑張る <群馬地連>
 群馬地連(部長・上野1佐)は、部長の統率の下、昨年以上の募集成果を目指して、本部と広報官が一体となり只今奮闘中です。
 特に昨年、唯一の入隊者を出せなかった航空学生を、今年こそは、数多くの合格者を出せるように、第1次受験目標を60人(昨年は38人)に設定、目標達成目指して、全広報官が群馬県内を、ところ狭しと駆け回り、志願者を集めております。
 ある広報官は、夏季休暇中、奥さんと子供の里帰りを期に、本人は、ここぞとばかり広報活動に専念し、昨年より多くの志願者を集めた強者もいました。
 曹学・補士に関しても、適齢者人口の減少と高学歴化の中で、厳しい戦いを強いられておりますが、各募集事務所とも活発に説明会を行い、ひとりでも多くの志願者の獲得に努めております。
 説明会参加者のなかには、「ここに参加したことで自衛隊がより身近に感じられるようになった」「受験したい気持ちが高まった」等の声が多く志願者増につながっています。
 「群馬県から一人でも多くの有為な若者を自衛隊へ」の気持ちで、引き続き防大・防医大・看学にでも昨年以上の志願者増大に努めるつもりです。

地連 東西南北
市町村の担当者と連絡会議 <静岡地連>
 静岡県総務部市町村行政室(板谷室長)が主催する平成14年度の「市町村自衛官募集事務担当者会議」が10月16日、陸上自衛隊富士駐屯地(司令・田原陸将)で静岡地連(部長・瀧内1空佐)の支援のもと開催された。
 この会議の意義は、各市町村の募集事務担当者が自衛隊に対する理解を深める事と、募集事務に関する幅広い知識の習得を目的に毎年行われているもので、本年度は53市町村54名の参加で実施された。
 会議では、県行政室が自衛隊法に墓づき地方公共団体が行う自衛官募集事務を説明。また、他都道府県の実施しているインターネットによる募集に関するリンク状況も説明し、地連とのリンクの必要性を強調した。
 引き続き、静岡地連が最近の募集状況及び市町村に対する協力依頼事項を説明した。
 市町村担当者は会議に続き、駐屯地内で施設や装備品を見学した後、装甲車の試乗を体験し「充実した施設と迫力ある装甲車の試乗ができ、陸上自衛隊の精強さを新ためて実感した」と述べ、今回の会議と見学を通じて、自衛官募集事務担当者として今まで以上に力を注いでいきたいと語っていた。

体験搭乗も大好評
 静岡地連は10月27日、静浜基地で地連協力者等のヘリの体験搭乗を実施した。
 当日は、雪化粧をした富士山が見える雲一つない天候に恵まれ、5回に分けての約20分間、参加者は眼下に広がる景色をフィルムにおさめ、空の旅を満喫した。飛行を終了した参加者は「このような機会があればまた乗りたい」と感想を述べた。
 また、参加者の中の静浜基地後援会長の池谷薫大井川町長や雇用・能力開発機構の馬場幸宏所長は大井川町マラソン大会を上空からながめ「大会の様子がよく見えて大変良かった」と語っていた。

〜出身高校で防大をPR〜
<石川地連>
 石川地連(部長・宮代1空佐)は9月28日、石川県立小松高校が開催する初のパネルディスカッションに、防衛大学の協力を得て、小松高校出身の防衛大学生(4学年 野原タ希)を参加させた。
 パネルディスカッションは、小松高校の1年生全員を対象に、将来の進路選択の参考とするため、今年初めて開催し、元生徒会長を務めた野原さんに白羽の矢がたった。
 当日パネラーで参加した学生は有名国立大学に在籍する大学生で皆、楽しい学生生活の話をしていた。
しかし野原夕希学生は、高校時代を懐かしく振り返りつつ、今は勉強の日々ですと話し始め、将来の幹部自衛官となった時の意気込みについて語った。
 卒業4年間で、すばらしく成長した野原夕希学生に、先生達は一様に感心しまた、後輩達は、自分の考えを自信を持って語る先輩の姿を尊敬の眼差しで見ていた。
 パネルディスカッションの最後に、参加した1年生から野原学生に対し「防衛大学校という特殊な学校に入学され苦労された事はありますか?」と質問した。
 これに対し野原学生は、「防衛大は、将来自衛隊の中核となる幹部自衛官を養成するため、心身両面において辛い事は数多くありますが、その都度同期の学生達と共に乗り越えられたときの達成感は言葉では言い尽くせない感動があります」と話し、最後に「今では防衛大学校学生である事を誇りに思っています」と締め括った。
 ディスカッション終了後、野原夕希学生の高校3年時の担任が、「立派な人間になったな!」と言って握手を求めていた。
 石川地連では、今後も学校の企画するイベントに積極的に参加して、自衛官採用試験受験者の増加を図りたい。

不況の風に負けず
企業合同説明会・阪神地区から65社参加
<兵庫地連>
 平成14年度第2回阪神地区合同企業説明会が、9月4日、(財)自衛隊援護協会大阪支部の主催・兵庫地連(片山1陸佐)の共催により伊丹駐屯地隊員食堂で開催された。
 この説明会は、阪神地区に採用を予定する企業と、同地区に就職を希望する任期制隊員の参加で、平成10年から行われており、今回も大阪府と、兵庫・奈良・和歌山各県内に採用を予定する企業と、平成15年4月までに退職予定の陸・海・空任期制隊員が参加して行われた。
 企業は、運輸・サービス業を中心に65社が、隊員は、北は北海道から南は熊本県に至る全国から168人が参加した。
 説明会は、隊員と企業との面談方式により行われ、隊員は事前に配布された求人一覧表により、希望の企業から説明を受けていた。
 また、会場では、就職カウンセリングコーナーや、予備自衛官コーナーも開設され、就職相談や予備自衛官等制度に対し、熱心に耳を傾ける隊員も見受けられた。
 施策も5年目を迎え、規模も年々拡大するなど、施策の定着が図られている。今年6月に行われた第1回阪神地区合同企業説明会では、現在までに、約40人の隊員が企業から採用内定を受けており、今後も大きな成果が期待される。

花火の写真を展示
地連部長 斬新なレイアウト好評  <鳥取地連>
 鳥取県で活躍する写真家・池本喜巳氏の指導を受けるグループ「たなぼた会」の写真展が、鳥取市の「ギャラリーあんどう」で行われた。
 その主要メンバーである鳥取地連部長(坂田1佐)も写真展に出展した。
 今回は、会員21人が、池本氏から教わった手法で表現し、会場を彩った。地連部長は、この夏にあらゆる地元の花火大会に出向いて撮った「とっとりの花火」の力作を、ユニークな表現で展示し、来場者の注目を集めていた。
 また、坂田1佐は、作者紹介のリーフレットに、自衛隊の制服姿の写真を掲載し、プライベートの中にも自衛隊をアピールするという姿が現れ「自衛隊のピーアール」に一役買ったようである。また、誘われた鳥取市長にも会場での説明を行った。
 この写真展の模様は地元有力紙に写真入り(地連部長の写真を中心に)で紹介され、自衛隊と一般社会のパイプ役を十二分に果たした。

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